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透き通った池に優雅に泳ぐ鯉・・・。岐阜県関市板取にある名もなき小さな池が、フランスの印象派画家クロード・モネの代表作「睡蓮(すいれん)」に似ていると話題になっています。
通称「モネの池」として注目されているこの池は、山あいの小さな集落の神社の脇にあります。湧き水によって出来た池は、透明度が高く、鯉が優雅に泳いでいます。その様子は神秘的です。
3年前、写真雑誌に掲載されたのがきっかけで話題となり始め、SNSなどを通じて一気に人気が広がりました。休日の多い時には1500人近くが訪れ、全国をはじめ、海外からも問い合わせが寄せられているといいます。
光の加減で池の色が変化するため、エメラルドグリーンや深いブルーなど、さまざまな表情を見せてくれます。地元の人によると、池の深さは1mほど。湧水のため、水温も高く、冬でも蓮の花が咲くこともあるそうです。
近くにはアジサイ街道もあり、6月にはアジサイとハスを楽しめそうです。
池は根道神社の隣にあります。神社にもお参りしてみよう。参道からは山あいの景色と池を見ることができます。
池から歩いてすぐのところにある喫茶店「風土や」。看板商品の「じゃがいもドーナツ」が大人気です。
もちもち感のあるドーナツで、さっぱりしているのが特徴的。コーヒーともよく合います。ちょっとお茶しながら休憩するのもいいですね。
池の脇には「フラワーパーク板取」があります。ベゴニアやポインセチアなど、季節の花をリーズナブルな価格で買い求めることができると評判です。
■根道神社(モネの池)
・住所:〒501-2901 岐阜県関市板取448
<五郎丸選手のポーズそっくりの仏像もある!岐阜県関市へGO>
とても神秘的な表情を見せてくれる「モネの池」。周辺には、板取温泉や渓谷などの自然環境が整っています。
また、岐阜県関市には、ラグビー「五郎丸」選手のポーズに似ている仏像がある関善光寺もあり、セットでまわると1日楽しめるでしょう。
記事:コウイチロー
※本記事は、「日本の歩き方」内、「おでかけガイド」に2015年12月9日に掲載されたものです。