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アメリカ・ニューヨークは、食やファッション、エンターテインメントなど、新しいトレンドがどんどん生まれる活気ある街です。特に食に関しては、世界に類をみないほどの充実ぶりです。まさにニューヨークは食の宝庫。街を散歩しながら、雰囲気のよさそうなお店を見かけたら、まずは飛び込んでみるというのが本当に楽しいのです。今回は、ニューヨーカー達に人気のお店を3軒紹介します。
最近、ニューヨーカー達の間で話題の「スーパームーン・ベークハウス(Supermoon Bakehouse)」は、一見ベーカリーとは思えない、斬新なディスプレイが評判のお店です。ベーカリーと言えば、たくさんのパンが並んでいる店舗を想像していたので、筆者は一度お店の前を素通りしてしまいました。それほど、ベーカリーらしからぬ、ベーカリーなのです。
店舗のディスプレイに目を向けると、かわいいクロワッサンやドーナッツが、ピンク色のカウンターにずらりと、まるで有名セレクトショップの洋服や靴のように並べられています。
6月のニューヨークは、「プライド・マンス」と呼ばれており、LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、ジェンダークィア)の人達によるイベントやパレードが集中する月です。
虹色はそのシンボルになっていて、プライド・クロワッサンなるものを購入すると、購入金額の中から1ドルが、ニューヨークにあるLGBTQの団体に寄付される仕組みになっています。
プライド・クロワッサンは、見た目もパンチがありますが、中を見るとさらにビックリ! きれいな虹色に包まれたカスタードクリームが出てきます。このクリームはなんだかラベンダーのような香りがして、とても独特です。
こちらのクロワッサンは、かなりサイズが大きく、食べきれませんでした(1個6ドル)。筆者は半分をお店で食べて、残りの半分は持ち帰りました。店員さんもとってもフレンドリーです。
「ウィンズロー(The Winslow)」は、地元の人たちが足繁く通う、とても居心地のよいお店です。今の季節は窓が大きく開放され、外にもテーブルが置かれています。風に当たりながら、お酒とおいしいおつまみを楽しむのはいかがでしょう。ジン専門店ですが、ワインやビールも置いてあります。
どんなジンが飲みたいのかわからなければ、お店の人におススメを聞いてみるのも楽しいです。筆者は、オレンジの香りがふんわりと漂うジン・トニックをいただきました。
こちらのお店は、食べ物もおいしいです。サイズもそれほど大きくありませんので、安心して注文ができます。価格も良心的です。
忙しいニューヨーカー達は、とにかくコーヒーが大好き。出勤前に、ランチに、ちょっとした息抜きにと、とにかくよくコーヒーを飲みます。
「バーチ・コーヒー(Birch Coffee)」は、2003年にポールさんとジェレミーさんの二人が立ち上げたコーヒーショップです。みるみるうちに人気となり、今ではマンハッタンのあちらこちらにお店を構えるようになりました。
筆者が訪れたコロンバスサークル付近のお店は、とても小さなコーヒー店です。中でゆっくりとコーヒーを楽しむというわけにはいきませんが、忙しいニューヨーカー達がうれしそうにコーヒーを手にしてお店を出て行く姿には、何だか心が癒されます。こじんまりとしていますが、オーナーのこだわりがギュっと詰まったお店です。
ここでコーヒーを買って、セントラルパークをお散歩というのもいいかもしれません。
いかがでしたでしょうか。ニューヨークの街を散歩しながら、よさそうなお店を見かけたら、迷わず飛び込んでみましょう。このドキドキが本当に楽しいです。グルメの街、ニューヨークをたっぷりと楽しんでください。