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三輪タクシーのトゥクトゥクをチャーターして、カンボジアンの郊外にあるベンメリア遺跡とトンレサップ湖を旅した様子を紹介しています。Part1では、ジャングルのなかの廃墟、ベンメリア遺跡を、Part2では、高床式の家が並ぶトンレサップ湖を紹介しました。Part3では、三輪タクシーのトゥクトゥクの乗り方やカンボジア名物のストリートフードを紹介します。
カンボジア・シェムリアップに滞在中の移動は、徒歩とトゥクトゥクだけでした。
トゥクトゥクは、バイクのうしろに座席用の荷台を連結したもので、カンボジアではかかせない交通手段です。屋根はあるけど窓はない。だから異国の風景とその空気のなかに直に入り込める感覚が魅力です。長時間乗っていると、髪がバッサバサになるのはご愛敬です。
筆者が訪れた5月末の時期は、雨も降らず、暑すぎず、トゥクトゥクでの移動にちょうどよい季節だったのかもしれません。
シェムリアップからベンメリア遺跡へは、幹線道路を通って行けますが、この日はちょっと回り道をして、田園地帯の風景を眺めながら向かいました。普通なら2時間もかからずに行けるところですが、少し余分に時間がかかりました。
広々とした田んぼのなかに、まっすぐのびる赤土の道。ガタンガタンと揺れながら、軽快に走るトゥクトゥクのドライブはなかなか楽しいもの。シートもフカフカしていますので、お尻が痛くなることもありません。
周りには田んぼと民家だけしかありませんが、たまにこんなお店に出合います。さしずめ、何でも売っているコンビニエンスストアといったところでしょうか。
風を感じながらパノラマ風景を楽しめるトゥクトゥクって、なんて素晴らしい乗り物なのでしょう。まだ乗ったことのない方、ぜひ試してみてください。
こちら(上の写真)は、アンコールワットのサンライズ鑑賞から帰ってくるお客さんを待つトゥクトゥクと、そのドライバーのみなさんの様子です。カンボジアの人は、トゥクトゥクのハンモックで昼寝(朝寝)をするのが大好きなようです。
●シェムリアップからベンメリア遺跡とトンレサップ湖 45ドル
流しのトゥクトゥクをチャーターすることもできますが、筆者は今回が初めての体験になりますので、宿泊しているホテルを通して3日間同じトゥクトゥクを利用しました。
ちなみに、ホテルの料金表では、アンコールワット遺跡群を回る場合は15ドル。アンコールワットのサンライズ鑑賞を加えると5ドルプラスになります。ホテル・空港間の送迎は5ドルです。ホテルを通さずに直接ドライバーと交渉すれば、もう少しコストは下がるかもしれません。
パブストリートなどの繁華街周辺には、客待ちのトゥクトゥクがたくさんあります。夜間、買い物の後、ホテルまで戻る時にも利用しました。料金は近いところで2ドルでした。
今回3日間利用したトゥクトゥクは、約束の時間の前に必ず待機していて、こちらの希望を聞いたうえで一番よい行き先や行き方を提案してくれるなど、信頼できるドライバーにめぐり会えました。
最後に、ベンメリア遺跡からトンレサップ湖への移動中に見つけた竹筒ごはんを紹介します。6号線沿いを走っていると、何やらゆらゆらと煙のたち上がる屋台が並んでいるのに気がついたのですが、それが竹筒ごはんを作って売っている屋台でした。
この竹筒ごはんは、クロラン(Kralan)と呼ばれるカンボジアのストリートフードで、もち米と黒豆、ココナッツミルクをまぜたものを竹筒に入れて焼いたものです。
竹筒が焼かれることで、なかのお米が蒸されるわけです。焼きあがったら竹筒を割り、薄皮を裂いて、なかのごはんを食べます。ほんのりと甘いモチモチのごはんは、小腹がすいたときにちょうどよいスナック代わりになります。
幹線道路沿いに屋台が並んでいますので、車だと停めてもらうのはちょっと難しいかもしれません。だから、やっぱりトゥクトゥク。お願いすれば、すぐに屋台の脇に停めてもらえます。ドライバーは、ヘルメット被っているのに、どうしてきちんと聞こえるのか不思議なのですが……。
ベンメリア遺跡へ行く途中、この屋台を見つけたら、クロラン(Kralan)にトライしてみてください。
いかがでしたか。『ベンメリア遺跡とトンレサップ湖! カンボジア・シェムリアップからトゥクトゥクで行ってみた』と題し、ベンメリア遺跡やトンレサップ湖、竹筒ごはんを紹介しました。今度のカンボジア旅行の参考にしてみてください。
■【関連記事】ベンメリア遺跡とトンレサップ湖! カンボジア・シェムリアップからトゥクトゥクで行ってみた Part1('18/9/15公開)も要チェック!