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オーストラリアの南に位置する南オーストラリア州都・アデレードでは、毎年11月中旬からクリスマスにかけて、各地の公園や広場などでクリスマスマーケットが開催されます。南オーストラリアのマーケットは、クリスマス関連商品というよりもハンドクラフトものが多く、アーティストたちが自分たちの作品を販売する場のひとつにもなっているのです。彼らにとっては自分たちの作品を出せる場所であり、買う方にとっては一点ものに巡り合うチャンスでもあります。クリスマスだからこそ、スペシャルなプレゼントを選びたいものです。南半球のクリスマスは夏! アイスコーヒーやスムージーを片手に巡る南オーストラリアのクリスマスマーケットを紹介します。
「ボンジュール」を合言葉に、南オーストラリアのクリスマスマーケットの最初を飾るのは、アンリー地区で行われるフレンチマーケット「Bonjour Adelaide French Market」です。6年前からスタートしたこのマーケットは、今では人気のクリスマスイベントとなりました。
このマーケットの人気の秘密は、フランスとオーストラリアの共通点にあります。その共通点とは、ワイン、オリーブ、チーズ、この3つです。それぞれの国のワインを片手に、オリーブやチーズをつまみながらおしゃべりをする人たちが目立ちます。
このフレンチマーケットは、買い物をするだけではなく、ワインを飲みながらおしゃべりを楽しむイベントでもあるのです。ちなみに、2019年のフレンチマーケットでは、昨年に引き続き、フランス本の販売があります。
アデレード市内から車で約30分のところにあるドイツ村、ハーンドルフ(Hahndorf)で行われるクリスマスマーケット「Christkindlmarkt」。村内に約50もある店には、ドイツを中心にヨーロッパテイストいっぱいのクリスマスグッズが揃います。ドイツソーセージを片手にドイツ村の散策も楽しいものです。
「Plant 4 Christmas Gift Market」は、アデレード市内から車で約10分ほどのところにある、最近できた新しい住宅街、ボーデン(Bowden)地区で行われるクリスマスマーケットです。こちらのクリスマスマーケットでは、クリスマスグッズの購入だけではなく、地元のクラフトビールや南オーストラリア州産のワインなどが味わえます。
南オーストラリアのクリスマスパレードといえば、「ナショナル・ファーマーシー・クリスマス・ページェント(National Pharmacies Christmas Pageant)」でしょう。毎年11月上旬の週末、州都アデレードで開催されるビッグイベントです。2019年は、州内に多くの店舗を持つ薬局のナショナル・ファーマーシーがスポンサーとなり、盛大なパレードを繰り広げます。
2019年の「ナショナル・ファーマーシー・クリスマス・ページェント」は、11月9日(土)に開催されます。パレードは、88のクリスマスオブジェを中心に、ピエロや移動式の演奏そして生バンドなどが華やかに通りを練り歩いていきます。2019年のパレードは、11月9日(土)午前9時30分にスタートの予定です。
12月になるとオーストラリアは夏になります。日中は35度以上になることも。冬の日本から来ると強烈な夏の日差しを浴びることになるので、注意が必要です。
●ペットボトル飲料
思っている以上に身体が脱水状態になりやすいです。飲み水を必ず持参しましょう。イベントによっては給水所があります。
●日焼け止め
買い物に夢中になって、知らないうちに日焼けをしたということのないように。日焼け止めを必ず塗っておきましょう。
●駐車場
イベントによっては、路上駐車をしなければならないことも。路上駐車の場合、すべてが無料とは限りません。道路の標識を確認して駐車違反とならないように。
●夜間のドライブ
日没後の郊外での運転には、注意しましょう。カンガルーなどの動物との接触事故が増えるからです。おでかけの際は、日没前までに市内へ帰ってくることをおすすめします。
いかがでしたか。南オーストラリア・アデレードのクリスマスマーケットを紹介しました。日本ではなかなか体験できない真夏のクリスマスマーケットを楽しんでください。
初回掲載: 2018年12月15日