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まもなく2018年も終わりですが、年末年始にハワイ旅行を予定している人も多いのでは?世界有数のリゾート地、オアフ島も楽しいけれど、せっかくなら大自然と神話に満ちあふれたハワイ諸島のほかの島々へ足を延ばしてみませんか。おすすめは昔からハワイの人々にパワースポットとして崇められている、マウイ島ハレアカラ山への登頂。こぼれ落ちそうな星空と神秘的な朝日、息をのむような絶景を目にしたら清々しく前向きな気持ちで1年をスタートできるはずですよ!
標高3055mと世界最大級の休火山であるハレアカラ山。山頂からの景色は、マウイ島を訪れたならば絶対に見て欲しい絶景です。この山の最大のポイントは、3000mを超える富士山級の山でありながら、レンタカーで自力で山頂付近まで行くことができること。ホテルが多いカアナパリやキヘイなどを出発してから、3時間程度で到着することができます。時期によって日の入りや日の出の時間は異なるので、事前に予定時刻をチェックして出発してくださいね。ここからサンセット観賞の流れを順追って紹介していきます。
山頂までの道は舗装されているので、比較的運転しやすいです。ただし長時間のドライブなので途中に休憩を挟みつつ、少しずつ高地に体をならしていくのが大切。写真のクラ・マーケット・プレイスでは軽食やコーヒーでブレイクタイムを。メイド・イン・マウイのおみやげを島内随一に取り扱っているので、くまなくチェックしてみてくださいね。
ハレアカラ・ハイウェイをどんどん上っていくと、美しいマウイ島の景色が眼下に広がっていきます。エントランス・ステーションで入園料$25(車・14人以下の場合)を支払ったら、必要に応じて防寒対策を!特に夜はかなり冷えるので、しっかりした防寒具がマストです。さらに進んだ先にあるビジターセンターからは、クレーター観賞を楽しんで。まるで別世界に迷いこんでしまったような、不思議な感覚に陥ります。
そして、いよいよ山頂のプウ・ウラウラ・サミットへ。駐車場に車を停め、小高い丘へ上れば目の前に広がるのはどこまでも続く雲海。だんだんと空がオレンジ色に染まっていき、太陽が雲海に沈んでいきます。その瞬間は、息をすることさえ忘れてしまうほど圧巻。長時間ドライブの疲れだって、一気に吹き飛んでしまいます。空は次第にパープル、そして濃いブルーに移り変わっていき、手を伸ばしたらつかめそうなほど、空一面に無数の星が輝き出します。山頂には小さな小屋があり、入ると少しだけ寒さがやわらぎますよ。
サンライズ観賞も、ツアーでなく個人で訪れることができます。ハワイ語で「太陽の家」という意味をもつハレアカラ。ため息がでるほどの美しさと力強さを持つサンライズを見たら、その言葉の理由がよくわかるはず。元旦でなくても、毎日が初日の出のような神々しさがあります。ただしサンライズについては、入山規制が厳しくなって事前の予約(予約金1.5USD/車1台 時間3:00~7:00)が必要。予約は訪問日の2ヵ月前から受け付けているので、詳しくは国立公園のサイトをチェックしてみてくださいね。
■ハレアカラ国立公園サンライズ予約
https://www.nps.gov/hale/planyourvisit/haleakala-sunrise-reservations.htm
ハレアカラ山の麓一帯はアップカントリーと呼ばれ、緑豊かなファームやのどかな農園が広がっています。登頂の前後に立ち寄って、マウイ島の自然の恵みを感じてみてください。
■アリイ・クラ・ラベンダー
涼しい気候を利用して栽培されている約30種類のラベンダー。敷地に一歩足を踏み入れると心地いい香りに包まれます。
https://www.aliikulalavender.com/
■マウイ・ワイン
ハワイ随一のワイナリーで、フルーティですっきりした飲み口が特徴。地元のパイナップルを使ったワインも要チェックです。
https://www.mauiwine.com
大迫力のハレアカラ山やアップカントリーの詳しい情報は、12月12日に発売になったばかりの地球の歩き方リゾートスタイル『マウイ島』をぜひチェックしてみてください。ハレアカラ山以外にも、美しいビーチ、自然の恵みいっぱいのグルメやノスタルジックタウンまで、マウイ島の魅力をあますところなく紹介した一冊です。訪れる人すべてを惹きつける神秘の島へ、2019年のパワーをもらいに行ってみませんか?
aruco編集部 日隈理絵