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旅行の思い出に欠かせない写真やムービー。特に最近は、インスタグラムやツイッターなど、SNSで即時に日本の家族や友達に旅の醍醐味を伝えられるのがうれしいところです。とはいえ、イギリスの首都ロンドンは、いにしえの王宮から現代建築までフォトジェニックな観光名所の宝庫。限られた滞在日数のなか、効率的に必見スポットを巡らなければなりません。そこで、今回は、厳選に厳選を重ねたフォトジェニックスポットを3ヵ所紹介します。なお、コストパフォーマンスも重視して入場料のかからないスポットのみを選びました。バッキンガム宮殿や大観覧車ロンドン・アイなどは入っていませんので悪しからず。
まず、ロンドンならではの名所といえば、テムズ川にかかる壮麗な橋タワー・ブリッジ(Tower Bridge)と国会議事堂のシンボルともいえる時計塔ビッグ・ベン(Big Ben)を即座に連想する人が多いことでしょう。
しかし、残念ながら後者は、2021年まで大規模な修理工事中。今は鉄骨の足場でビッシリ覆われているため、本来の姿を見る事ができません。
その点、タワー・ブリッジは大丈夫! 1800年代後半の産業革命末期に建造された橋は、今でもその優美な姿で観光客の目を楽しませています。パステル・ブルーと白のコントラストが美しく映える日中だけでなく、夜のライトアップも素敵です。なお、公式サイトでは、跳ね橋の開閉時間がチェックできます。
タワー・ブリッジ
詳細をみる次に紹介するのは、シティと呼ばれるロンドン金融街の中心にある建物。イングランド銀行の相向かいにある旧王立取引所(The Royal Exchange)です。最寄りの地下鉄バンク駅を出れば徒歩約1分という至便さも、観光者にはうれしいポイントでしょう。
1571年、エリザベス一世女王が公式にオープンさせた初代の王立取引所は、ロンドン大火で消失。その次の建物も火災に見舞われたため、現存しているの建物は1844年に完成したものです。
実際にここで取引が行われていたのは、第二次世界大戦の勃発前まで。今では、民間企業オフィスや高級ブランド店舗などをテナントとする複合施設として利用されています。
一帯には、ショッピングスポットはもちろん、カフェ・バーやレストランもあります。独特な雰囲気のなか、ドリンクや軽食でひと休みしてはいかがでしょうか。なお、場所柄、土・日曜、祝日は休業です。行くなら平日にどうぞ!
さて、こちらはフェンチャーチ・ストリート20番地にある高層ビルの最上階。基本的に複合オフィスビルは、ほとんどのテナントが金融系企業で占められていますが、最上階のスカイ・ガーデン(Sky Garden)は、無料で一般公開されています。
ただ、原則的にはいつでも自由に入れるわけではありません。公式サイトからの予約申し込みが必要になります。3週間先までのスケジュールで事前予約をするようになっています。
でも、スケジュールが詰まっている旅行中、しかも天候によっては眺めがよくないかもしれず、事前予約はちょっとと躊躇される方には、別の入場方法もあります。
訪問する際は、ウォークイン・アワーズ(Walk-In Hours)という下記の時間帯を選びましょう。これらの時間帯ならば、当日、ビル1階の入口に並ぶだけで入れます。
●月~金曜 7:00~10:00に並ぶ 18:00以降入場可
●土曜 8:00~11:00に並ぶ 21:00以降入場可
●日曜、祝日 9:00~11:00に並ぶ 21:00以降入場可
ただし、行列時間は数十分という日が多いものの、夏のハイシーズンで明るい夕方などは1時間も並んだという例もありますので、注意してください。
ほかにも、バラの季節には欠かせないリージェンツ・パークやダイアナ妃が住んでいたケンジントン宮殿を眺められるハイド・パークなどの王立公園も見事です。また、現代ロンドンの息吹きを感じられるカムデン・マーケットやバラ・マーケットもおすすめです。
いかがでしたか。ロンドン厳選のフォトジェニックスポットを3ヵ所紹介しました。なるべく季節や天候に左右されず、年間を通して気軽に楽しめる所に絞ってみました。お気に入りの場所をスナップして、すてきな思い出にしてください。