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アメリカ・カリフォルニアの歴史の9割近くが、スペインの歴史ともいわれています、今でも至る所にスペイン語で表記されたメキシコの名残りがあり、メキシコという国はカリフォルニアに住んでいる者にとってはとても身近な隣国です。「バヤルタの港」という意味のプエルト・バヤルタ(Puerto Vallarta)は、日本企業のメキシコ進出もあり、近年、少しずつ名前を聞くようなりました。アメリカ人に聞けば、プエルト・バヤルタは安・近・短の有名なリゾート地。今回は、バカンスで行った初めてのプエルト・バヤルタを紹介します。
メキシコのプエルト・バヤルタは、午前中にアメリカ西海岸を出発して、昼過ぎには到着するというお気軽さ。玄関口となるオルダス国際空港(Aeropuerto Internacional Ordaz PVR)は、快晴に恵まれました。気温は30度、時差はアメリカ中部標準時と同じで、日本とはマイナス15時間の差があります。
まず、コッテコテの観光地、ダウンタウンの海岸遊歩道「マレコン(El Malecon)」に行ってみましょう。海とは反対側に、さまざまなショップやおみやげ屋、カフェ、レストランがあってまさに、「ザ・観光地」といえる街並みです。
ブロックごとにユニークな屋外アートがあり、どれもインスタ映え間違いなしです。製作中のアートもあって、完成したかどうか次の訪問が楽しみです。
街のシンボルマークであるタツノオトシゴをモチーフにした「シーホース・モニュメント(Seahorse Monument:Momento El Cabalito)」の前には、記念写真の列が途絶えず……。のんびりと待っていてはいつまで経っても撮れませんので、合間を見計らって、勇気をだして撮りにいきましょう。
モニュメントの反対側には市庁舎があり、そのまま山側に向かって1ブロック歩くと、美しい空に映えた「グアダルーペ寺院(Our Lady of Guadalipe)」があります。荘厳で堂々とした趣ですが、青空に馴染んでとても鮮やかで、ラテンの雰囲気いっぱいの外観です。ここもプエルト・バヤルタの「ザ・観光地」といえるでしょう。
真っ白な寺院内には、至る所にメキシコのフラッグカラーがあり、ここもインスタ映え間違いなしです。解放感があり、色鮮やかな空間ですが、対照的に人々は静かに祈りを捧げています。改めて敬虔なるカトリックの国というのがわかります。
※信仰の場での過度な撮影は控えましょう。撮影は、ドアの付近までに留めた方がよいでしょう。
プエルト・バヤルタは、クレア川(Isla Rio Cuela)を挟んで南北に分かれます。北側がマレコン、寺院、プラザモールなどがあり観光エリアとなっています。橋を渡った南側は、オールドタウンと呼ばれており、プエルト・バヤルタの素顔、日常を垣間見ることができます。
飲食店もたくさんあり、手頃な値段のホテルもあります。しかし、目抜き通りから一本路地に入ると急にお店もなくなって、ちょっとびっくりするかもしれません。
プエルト・バヤルタでは、小さい船をチャーターして、1時間ほどのクルーズを楽しむことができます。料金は、1人400ペソぐらいが妥当でしょうか。港にある浜茶屋のようなスタンドが受付けで、値段交渉から始まります。チャーター船の大きさで値段が決まるようです。
海底まで見えるのではないかと思うほど透明な海。訪れた場所は、世界でも有名なダイビングスポットの近くですから、カラフルな魚がいっぱい泳いでいます。しかも、よく観察できます。身を乗り出しすぎて落ちないように気を付けてください。案内してくれた方には、料金とは別にチップを渡すとよいでしょう。
いかがでしたか。プエルト・バヤルタ(メキシコ)で楽しみたい観光スポットを紹介しました。次編では、おすすめのメキシコ料理店とおみやげショップを紹介します。
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