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アメリカの北西部、ピュージェット湾に面するワシントン州最大の都市、シアトル。湖と森林、山脈と雄大な自然に囲まれ、市内には風光明媚な数千エーカーもの草原が広がります。そんなアメリカ・シアトルをはじめて旅行する人に、街歩きにおすすめのエリアを5つ紹介します。
街の中心部にあるパイク・プレイス・マーケットは、地元に根づいたファーマーズ・マーケットで、ウォーターフロントからもアクセスがよい観光スポットです。
創業110年以上というアメリカ国内でも歴史のあるマーケットで、新鮮な魚介類に農産物、さらにはアクセサリーなどの工芸品にいたるまでさまざまな商店が並んでいます。近隣のスターバックス コーヒー1号店、シアトル美術館、センテニアル・パークなどとあわせて徒歩で観光できます。
シアトル美術館は、ダウンタウンにある唯一の美術館で、地元では頭文字をとって「SAM(サム)」と呼ばれています。1階から4階のギャラリーでは、さまざまな国々の古代の芸術作品から現代アートまで、多くの作品が展示されています。日本美術を含むアジア美術のコレクションは、全米で5本の指に入るといわれています。
見晴らしのよいオリンピック・スカルプチャー・パークでは、「SAM」が所有するパブリックアートが無料で楽しめます。ここを訪れたら、エリオット湾を見渡せるセンテニアル・パークにも足を延ばしてみましょう。
ピア52は、ダウンタウンから徒歩圏内にあり、ウォーター・タクシーの発着場所でもあります。ピア52からウォーター・タクシーに乗って10分ほどで、エリオット湾を渡るとウエスト・シアトル地区を訪れることができます。
ウエスト・シアトル地区の見どころは、拓けた海岸線です。なかでも、アルカイ・ビーチは、約4キロメートルもの浜辺が広がるビーチタウンです。ウォーター・アクティビティーが盛んで、カヤックやボートなどをレンタルすることができます。
なお、アルカイ・ビーチの先には、ジャック・ブロック・パークという公園があり、園内の展望台からはエリオット湾やシアトル市内のビル群が一望できます。
コロンビア・シティー地区は、歴史的な街並みが特徴で、リンク・ライト・レールでアクセスできます。リンク・ライト・レールとは、地元住民や観光客も利用する2009年に開通した路面電車です。かわいらしい街の通りには、レストラン、カフェ、バー、ショップ、そして、アートギャラリーなどが建ち並び、時間を忘れて街歩きを楽しむことができます。
日本人と縁の深いチャイナタウン・インターナショナル地区は、ダウンタウンの南側に位置し、リンク・ライト・レールでアクセスできます。1940年代までは日本からの移民が多く住んでいて、「ジャパンタウン」と呼ばれていた歴史があります。現在では、日系スーパーのほか、中国やベトナムなどアジア系のショップやレストランがあって、異国情緒豊かなエリアになっています。
近隣には、米国内で唯一、アジア太平洋諸国の文化と歴史に焦点をあてたウィング・ルーク・アジア博物館やビンテージものから新型まで50種以上のピンボール機が揃うピンボール博物館があります。
バラード地区は、北欧系の静かな住宅街でしたが、近年、おしゃれな若者が集まる人気のエリアに生まれ変わり、世界中から注目されています。話題のレストランやおしゃれなショップが並んでいるメインストリートをのんびりと散策してみましょう。
チッテンデン水門は、ワシントン湖とピュージェット湾の異なる水位を調節し、ボートやヨットの行き来を可能にしている水門です。水門の南側にあるフィッシュラダー(魚の階段)は、秋から冬の産卵期にサケがフィッシュラダーを昇る姿が見学できることで人気です。
また、フィッシャーマンズ・ターミナルでは、漁船が収穫した魚を荷揚げする様子を見学することができます。ターミナル内には、シーフードレストランがあり、水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を味わうことができます。
いかがでしたか。アメリカ・シアトルをはじめて旅行する人に、街歩きにおすすめのエリアを5つ紹介しました。今度のシアトル旅行の参考にしてください。