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宮城県柴田郡川崎町の「イーレ!はせくら王国」を紹介します。少子化の影響で、全国でたくさんの学校が廃校になっていますが、廃校の校舎をリノベーションして活用している例も多いようです。「イーレ!はせくら王国」もそのひとつで、2012年に廃校となった支倉小学校が観光交流施設として生まれ変わったものです。
2012年に廃校となった支倉小学校は、2018年夏、食と体験の観光交流施設「イーレ!はせくら王国」に生まれ変わりました。
館内施設は、農産物直売所&東北逸品マーケットやカフェレストラン、テイクアウトコーナー、体験交流スペース、図書ラウンジ、レンタルスペースなどがあります。
みそ玉作り体験やせっけん作り体験、和紙作り体験など、大人や子供が楽しめる体験教室、季節ごとのイベントが開催されています。
「イーレ!はせくら王国」で、ぜひ食べたいのがカフェレストラン「HASEKURAカカオ亭」の名物「はせくらプレート」です。
牛肉、豚肉、鶏肉の3種類のメインから好きな料理が選べる「はせくらプレート」。地元食材の利用にこだわったプレートのおかずは、支倉産の米にマッチします。「はせくらプレート」は、地元の農家が作った新鮮な野菜のサラダバーつきです。旬な野菜をたっぷり味わうことができ、大満足。
スイーツもいろいろあって、どれを食べようか迷うほど。チョコレートとコーヒーのセット(贅沢カフェセット)をチョイスしました。贅沢カフェセットのチョコレートは、小学校時代に家庭科室だった部屋を工房にしたところで製造しているのだそう。宮城県ゆかりの食材を練り込んだ生チョコレートは、ゆずやいちごのほか、仙台味噌や醤油とコラボした珍しい味。必食です。
地域の新鮮野菜と東北地方のおいしいもの、オリジナルチョコレートを集めたハセクラコレクション、通称「ハセコレ」での買い物も楽しいです。
おみやげにおすすめなのが、カフェレストランの贅沢カフェセットでも提供されているヴァンヴァンショコラ。隣接する(元)体育館で醸造したFattoria Al Fioreのワインが練り込んであり、とても爽やかなチョコレートです。
野菜は、季節ごとに旬のものを農家が毎朝届けてくれたものです。
ところで、支倉小学校があった川崎町支倉地域は、慶長遣欧使節としてヨーロッパへ渡った支倉常長ゆかりの地として有名です。支倉常長は、日本人で初めてチョコレートを口にした人物ともいわれています。このことが「イーレ!はせくら王国」で、チョコレートの製造開発に取り組む理由にもなったのだとか。
「イーレ!はせくら王国」へは、宮城県仙台市街から車で約40分、仙台空港から車で約40分です。ドライブで、おでかけするのにちょうどよい距離です。敷地内にある(元)体育館は、ワイナリーとして活用されていますので、見学することをおすすめします。
いかがでしたか。「イーレ!」とは、スペイン語で「行こうよ!」という意味。「イーレ!はせくら王国」へお出かけください。