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首都リスボンを中心に、古きよきヨーロッパの雰囲気が残るポルトガル。大航海時代の栄華を象徴する荘厳な世界遺産の数々や、坂道を走るレトロなケーブルカーがノスタルジック。そして最近では、アゲダの傘祭りやストライプの家並みがかわいいコスタ・ノヴァなど、地方の小さな街のカラフルな風景がSNSで話題に。巨石の村モンサントや奇抜な「ペーナ&レガレイラ宮殿」など、RPGの世界のようなスポットも注目度アップ! 第2都市ポルトは、『魔女の宅急便』や『ハリーポッター』の世界観の参考にされたとウワサされ、どこもかしこも物語の世界のような美景が広がっています。見どころ満載で治安のよいヨーロッパの国としていま人気急上昇中のポルトガル。なかでも、「ここでしか出合えない」風景を厳選してご紹介します。
まずはポルトガルの玄関口リスボンへ。「7つの美しい丘」と呼ばれる坂の多い街並みの合間をぬって、イエローのレトロなトラムやケーブルカーが走る景色はポルトガルならでは。
特に、青いテージョ川を背景に急坂を上り下りする「ビッカのケーブルカー」は、まずおさえたいリスボンを象徴する風景です。
また、オレンジ屋根が連なる丘の街の絶景を存分に楽しめるのが、各所に設置されたパノラマ展望台。日本のCMで少年ミゲルくんが歌ったことで有名な「サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台」をはじめ、さまざまな角度から違った景色が満喫できます。
そして、ポルトガルを語るうえではずせないのが大航海時代。15~17世紀にかけていち早く新天地を開拓したポルトガルには、当時の栄華を象徴する世界遺産がたくさん残っています。リスボンの「ジェロニモス修道院」もそのひとつ。
建物の細部を見ると、天球儀や鎖、ロープの結び目など、大航海時代を連想させる豪華な装飾が。これらはマヌエル様式と呼ばれ、ポルトガルでしか見られないので、ぜひ注目してください。
修道院の近くには、大航海時代に活躍した偉人の像が終結した「発見のモニュメント」も。エンリケ航海王子、ヴァスコ・ダ・ガマ、フランシスコ・ザビエルなど、一度は耳にしたことのある、日本人にもなじみの深い人物がズラリ。
さらに、マヌエル様式の優雅なテラスをもつ「ベレンの塔」も見逃せません。“テージョの貴婦人”と呼ばれ、テージョ川を見守り続けた美しい要塞は、ライトアップもとってもフォトジェニック。
これらの大航海時代の遺構は、ベレン地区と呼ばれる場所に集中しているので、一緒に巡ってみてください。
リスボンから列車で1時間、日帰りスポットとして人気の街シントラで最近人気急上昇のスポットが「ペーナ宮殿」と「レガレイラ宮殿」。
元々は知る人ぞ知るという場所でしたが、最近になってオリジナリティ溢れる奇抜な姿がメディアやSNSで話題となり、人気が急上昇!
シントラの山の頂にある「ペーナ宮殿」は、ドイツ出身のフェルナンド2世が19世紀末に建てた夢のお城。様々な建築様式をミックスし、細部までこだわり抜いて造られた夢のお城は、ほかにはない奇抜な外観が目を引きます。ちなみにフェルナンド2世のいとこは、有名なドイツの白亜の城ノイシュヴァンシュタインの主ルートヴィヒ2世です。
夏のシーズンは1時間以上の行列ができることも。チケットは事前に公式サイトで購入し、じっくりと内部やフォトスポットを探検しましょう。
もうひとつの不思議なお城が、「レガレイラ宮殿」。「ペーナ宮殿」より知名度は低いものの、ここにある迷路のような庭園が、まるでRPGの世界のようにぼうけん感がある!と注目されています。
大富豪アントニオ・モンテイロが造り上げた不思議のダンジョンのような庭園は、洞窟・滝・井戸・塔などが各所にあり、順路に沿って巡っていくのですが、途中には秘密の階段や通路が! 「こんなところからあそこに通じてるの!?」といった驚きのしかけが盛りだくさんでワクワクします。
随所に見られる錬金術やテンプル騎士団などの神秘的なシンボルも、訪問者を不思議の世界に誘いますよ♪
カラフルなストライプやボーダー模様の家々が並ぶメルヘンの世界のような風景。SNSで目にしたことがある人も多いのではないでしょうか? ここはポルトガル中部の港町コスタ・ノヴァ。
アヴェイロという街からバスで約30分。小さな街なので、1時間もあれば周れます。お気に入りの「映え」スポットをじっくり探してみてください。
元々は霧の多い地域のため、漁師さんたちが海から帰ってくる際、目印になるようにカラフルに家を塗ったのが現在のような風景になったきっかけなのだとか。
そして、アヴェイロから列車で30分で行けるもうひとつの「映える」街が、カラフルな傘祭りで有名なアヴェイロ。今では世界中で見られる傘アートの発祥の地です。
毎年7~9月に開催される「アンブレラ・スカイ・プロジェクト」のお祭り中、街中をうめつくす色とりどりの傘とユニークなアート作品はとびきりフォトジェニック! 飾りや作品は毎年変わります。
ぜひ夏に旅行する際は訪れてみましょう。
コスタ・ノヴァとアゲダ、中部の2大フォトジェニックタウンは、アヴェイロを起点に公共交通機関やタクシーを利用して簡単に巡ることができます。
そして中部で最近注目されているのが、巨石群のなかにたたずむ秘境の村モンサント。リスボンやコインブラから最寄りの街までバスで2時間半、そこからタクシーで1時間の山の上にあります。アクセスがよくない小さな村にも関わらず、最近は観光客が急増中。
屋根の上に鎮座する大きな大きな岩。家がつぶれてしまわないのが不思議です。建物の中に入ってみると、壁が岩でビックリ!?というお店も。巨石と石造りの家々が共存し、見事な調和をみせるモンサントは、村中が天然のアートギャラリーのようです。
ドウロ川河口に広がるオレンジ屋根とパステルカラーの家並みが印象的な、ポルトガル第2の都市ポルト。
アニメ映画『魔女の宅急便』の世界のようだとウワサされ、世界的ベストセラー『ハリーポッター』の物語の参考にされた風景が多いと言われています。
ドウロ川の対岸から眺める世界遺産の旧市街は、まさに物語の世界のような美しさ。カラフルな街並みが際立つ日中、街がオレンジに染まるサンセット時、そして徐々に街や橋がライトアップされていく夜景もステキ。
クルーズや展望スポットから一日中ボーっと眺めていたくなる美しさです。
『ハリーポッター』の作者J.K.ローリングは、1991年からポルトに住んで英語教師をしながら執筆をしていたため、ポルトの風景が物語に多く反映されていると言われています。
例えば有名なのが、1881年創業の老舗書店「リヴラリア・レロ」。イギリスの新聞で『世界でいちばん美しい書店10』に選ばれたこともあり、J.K.ローリングも通っていたそう。
レトロな外観や『天国の階段』と呼ばれる美しいらせん階段、ステンドグラスなどがとってもフォトジェニック。小さな書店ですがいつも観光客でいっぱいのため、開店直後に訪れるのがおすすめです。
ポルトガルならではの装飾といえば、いたるところで目にする美しい絵タイル「アズレージョ」。青のイメージが強いと思いますが、様々な色があり、デザインもシンプルなものから凝った装飾のものまで様々。アズレージョの歴史など詳しくは『arucoポルトガル』で紹介しています。
アズレージョは宮殿や美術館で見られるのはもちろん、ホテルやレストラン、そして駅や教会など、街なかの日常の風景に溶け込んでいます。
特にポルトの中心部を歩いていると、アズレージョで覆われた美しい建物が目立ちます。撮影スポットとして人気なのが、「アルマス礼拝堂」や、「サン・ベント駅」の構内。壁一面の華麗な絵タイルは圧巻! 「これぞポルトガル」なウォールアートはぜひおさえたい究極の「映え」スポットです。
ダイジェストでご紹介しましたが、ポルトガルには、ヨーロッパのなかでも「ここでしか出合えない」魅惑的な風景が溢れています。
リスボンも、ポルトも、地方の小さな街や穴場スポットもぜんぶ行ってみたくなりますね。
『arucoポルトガル』では、各地を効率的に巡るためのモデルプラン、絶景を誰よりも美しく撮るためのとっておきスポットや時間帯まで詳しく紹介しています。ぜひプランニングの参考にしてみてください。
aruco編集部 池田 祐子