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テネシー州メンフィスといえば、ソウルミュージックからブルース、ロックンロールまで、エルヴィス・プレスリーやB.B.キングなど多くの偉人たちを輩出してきた“音楽の聖地”を思い浮かべる人も多いでしょう。ナイトクラブやバー、ストリートに溢れる音楽、そして音楽の殿堂ともいうべき歴史的スポットの数々——。そんな昔から人々を魅了し続けている地に今、新たな風が吹き込んでいます。古き良き伝統を残しながら、より魅力的に進化を遂げているメンフィス。全米で最も目が離せない町のひとつとして注目を集めています。
メンフィス中心部では、歴史的建造物に斬新なデザインを融合させた個性的なホテルが次々とオープンしています。ダウンタウンに立つセントラル・ステーション・メンフィスはその名の通り、かつてニュー・オーリンズやシカゴからの鉄道が乗り入れていた駅舎を改装したホテル。アール・デコ調の美しい待合室はロビーへと改装され、新たな人と人の出会いの場へと生まれ変わりました。
■The Central Station Memphis, Curio Collection by Hilton
・URL:http://www.hilton.com/en/hotels/memcuqq-the-central-station-memphis
ブルースの聖地として知られ、歴史的建造物が多く点在するサウス・メイン・ヒストリック・アート地区には、アライブがオープン。もともとは1916年に建てられたメンフィス・カレッジ・オブ・アートだった建物で、レンガ造りの壁やアーチ型窓はそのままに、アンティーク調×スタイリッシュを見事に融合させたブティックホテルへと変貌を遂げました。ほかにも、1905年築のフランス・ボザール様式の旧銀行ビルを改装したフー・ホテルなど、斬新なホテルが続々と登場しています。
■ARRIVE MEMPHIS
・URL:http://www.arrivehotels.com/memphis
■Hu. Hotel Memphis
・URL:http://huhotelmemphis.com
新スタイルのホテルも次々とオープンし、メンフィスの町に新たな息を吹き込んでいます。音楽の聖地ならではの魂とローカルアートを随所に溶け込ませているのが、ホテル・インディゴ。ロビーに置かれたジュークボックスからはメンフィスゆかりのアーティストたちの曲が流れ、館内のあちらこちらにローカルアーティストたちの絵画や写真が掲げられています。LED照明のポップな色彩に囲まれたプールも見逃せません。
■Hotel Indigo Memphis Downtown
・URL:http://www.ihg.com/hotelindigo/hotels/us/en/memphi
ほかにも、注目のホテルが目白押し。壁全面に窓が配された眺望抜群のハイアット・セントリック、ボヘミアンな雰囲気がただようメンフィアン、お気に入りのアパートに暮らしているかのような気分が味わえるモクシー、居心地のよさで人気のキャノピー・バイ・ヒルトン、ヒルトン・ガーデン・インなどからも目が離せません。
これらのホテルに共通しているのは、宿泊施設という概念を超え、暮らしを楽しむ場所として町なかに溶け込んでいること。それぞれに趣向を凝らしたバーやラウンジは観光客だけでなく、地元の人々が“ハングアウト”する人気スポットとなっています。
■Hyatt Centric Beale Street Memphis
・URL:https://www.hyatt.com/en-US/hotel/tennessee/hyatt-centric-beale-street-memphis/memct
■The Memphian
・URL:http://www.thememphian.com
■Moxy Memphis Downtown
・URL:http://www.marriott.com/hotels/travel/memox-moxy-memphis-downtown
■Canopy by Hilton
・URL:http://www.hilton.com/en/canopy
■Hilton Garden Inn Memphis Downtown
・URL:http://www.hilton.com/en/hotels/memuagi-hilton-garden-inn-memphis-downtown
今、最もホットな町のひとつとして注目されるメンフィスで人気なのが、心地よい風がそよぐ開放感と絶景が自慢のルーフトップバー。プライベート感たっぷりのこぢんまりとした屋上テラスからパーティー気分が楽しめる大型施設まで、さまざまなスタイルのバーが揃っています。
2019年にオープンして話題となっているのが、複合エンターテインメント施設・ピラミッドの新スポットとして登場したミシシッピ・リバー・テラス。夕陽で朱色に染まるミシシッピ・リバーを見下ろしながらリラックスしたひと時を過ごせます。150人収容可能な広々としたスペースにはソファや暖炉、カウンターなどあり、季節によってはライブ音楽やDJパフォーマンスなども。ロマンティックなイルミネーションに彩られたなか、各種シグネチャーカクテルが楽しめます。
メンフィス随一の繁華街・ビール・ストリートにあるベック&コールは、2021年にオープンしたばかりのハイアット・セントリック・ホテルの屋上ラウンジ。屋内にカウンターやベンチが設けられたおしゃれなウイスキー・バーがあり、にぎやかな通りやミシシッピ・リバーを見下ろす屋外テラスへと移動し、グラスを片手に思い思いのときを過ごすことができます。
絶景をひとり占めしたいのであれば、フー・ホテルの屋上ラウンジ・フー・ルーフがおすすめ。夕暮れにはキラキラと輝きながら朱色に染まるミシシッピ・リバー、日没後は色とりどりのイルミネーションで彩られるアーチ橋のライトアップショーが見られます。
歴史的町並みにアートが溶け込んだメンフィスには、絶好の撮影スポットが点在しています。町なかへと繰り出せば、いたるところでアーティストたちの作品に遭遇。実はメンフィスは音楽だけでなくアートの町としても知られ、毎年秋に開かれる一大イベント「ペイント・メンフィス」では、個性的な壁画アートで町中が彩られます。
インスタ映えスポットとして人気を集めているもののひとつが、ダウンタウンの町並みを背景に立つ「MEMPHIS」のオブジェ。ダウンタウンに面したミシシッピ・リバー流域に広がるマッド・アイランド・リバー・パーク内にあり、ダウンタウンからモノレールや歩道橋を使ってアクセスすることができます。
市民の憩いの場でもある園内には、円形劇場やミュージアム、レストラン、ショップなどが点在。なかでも公園内に張り巡らされたリバーウォークは、オハイオ川との合流地点からメキシコ湾へ注ぐまでの1500㎞以上に及ぶミシシッピ・リバーを700mほどに縮小したもので、リバー沿いの都市や風景が精巧に再現されています。巨人になったつもりでたどってみるのもおもしろいかもしれません。
■Mud Island River Park
・URL:http://www.memphisriverparks.org/parks/mud-island
対岸にマッド・アイランド・リバー・パークを望むリバー・ガーデン・パークからの景色も素敵です。2019年にオープンしたばかりの地元の人々の新たな憩いの場で、園内には大人の遊び心をくすぐるハイセンスなツリーハウスや巨大鳥の巣、ブランコなどが配され、コーヒースタンドのほか、ピクニックやBBQが楽しめるテーブルなどもあります。
町なかのいたるところに絶景スポットとアーティストたちの独創的な作品が潜んでいるメンフィス。お気に入りの撮影スポットを見つけてみてはいかがでしょうか。
メンフィスの歴史的町並みに彩りを添えているのが、レトロな外観が印象的なビンテージ・トロリー。車両に施された精巧な木工細工やアンティークな照明機材などに囲まれて、ガタゴト揺られながらノスタルジックな町並みを眺めていると、まるで時代を遡っていくかのような気分を味わえます。
リバー沿いはもちろん、観光施設、ホテル、レストランなど、数々の主要スポットを網羅しながらビール・ストリート、サウス・メイン・ヒストリック・アート地区を巡回。町の雰囲気を気軽に味わえる乗り物として人気があります。20~30分おきに運行しているので、お気に入りの景色を見つけたらホップオン・ホップオフで気軽に立ち寄れるのも人気の理由のひとつ。おすすめスポットなどを知りたければ、町を熟知したトロリードライバーにアドバイスしてもらいましょう。
■ダウンタウン・ビンテージ・トロリー
・URL:http://www.matatransit.com/trolley
■アクセス:日本からの直行便があるアトランタ、ダラス、ヒューストン、デトロイト、シカゴなどで国内線に乗り継ぎ、所要1時間20分~2時間。
■メンフィス(テネシー州)の観光情報
・URL:https://www.memphistravel.com/japanese
*公式Facebook:https://www.facebook.com/memphis.travel.jp
*公式Twitter:https://twitter.com/MemphisJapan
*公式Instagram: https://www.instagram.com/memphistraveljp/
※当記事は、2021年10月1日現在のものです
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・URL:https://pu.arukikata.co.jp/tabiwokataro/
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