
世界はおいしいモノにあふれている! 名物料理をとおして世界の食を学ぼう
2021.7.12
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2021年1月14日に始まったFacebookグループ「食べるぞ!世界の地元メシ」。コロナ禍にスタートしたにも関わらず、旅の恋しさからかメンバーがとんどん増え、2022年5月時点で約4万6000人に。その投稿を集めた書籍『世界の地元メシ図鑑』(2022年5月26日発売)の発刊を記念して、世界各地の気になる普段着の食事シーンを一部公開!なかなかガイドブックには掲載できない貴重な投稿もあります。
ブルターニュといえばガレットとシードル。気候が寒いこの地域ではワインではなく、リンゴで作るお酒が主流。この地でそば粉のクレープ「ガレット」にハマり、帰国して試行錯誤、けっこう生地を作るのが難しい。シェルブールはイギリスからの玄関口、数年前友人のヨットで10時間かけてドーバー海峡を渡ったときに食べた写真です。小さなヨットで港やマリーナを渡り歩く旅は、多くの地元メシとの出会いがあります。宿の心配が要らないのもメリットですね。 (本木洋一)
※カッコ内は投稿者名
2012年にバリ島ウブドに1カ月滞在して、絵を習っていたとき、結婚式に招かれました。アーチスト家族から誘われたのです。フードがジャンジャン出てきて、すごく楽しかったです! 結婚式やお葬式を豪華にして、人をたくさん呼ぶのがこちらではステータスらしいです。料理は親戚みんなの手作りらしく、おいしくて食べ放題。参加費は寄付制でした。バリ美人さんは目がクルッとして、愛らしく、少しムチムチして、愛嬌があります。美人率高し!(ユミ ツエワン)
東南アジアに行くと、作り置きのおかずの中から好きなものを選んで、ご飯にかけていただくビュッフェ形式の地元食堂が多いです。結婚式の料理でも同様で、いわゆるぶっかけ飯風になります。これをインドネシアでは「ナシチャンプル」と呼んでいます。チャンプルはごちゃ混ぜの意味。沖縄に来ると、ゴーヤチャンプルなどの炒め料理がありますが、インドネシア語源という説もあり、海でアジアとつながる日本の姿が見えてくるようです。
サンフランシスコで1928年創業、もうすぐ100周年になる地元デザートです。アメリカでは歴史あるクッキーアイスクリームの「イッツイット・アイスクリーム(IT'S-IT ICE CREAM)」。久しぶりに発作的にカプチーノ味を買ってしまいました。クッキーがマカロンみたいで、アイスクリームとお互いを邪魔しない、完成度高いシロモノです。ANAの機内食で一度出たことがあり、サンフランシスコ発着便だから、いい試みだと思った記憶があります。(Nonino B Kobayashi)
マダガスカルではラーメンが食べ放題。スープ・シノワーズ(中国人のスープの意味)といいます。このラーメンはマダガスカル東海岸に定住した主に広東出身の中国系移民が伝え、土着化した庶民の味です。基本は鶏ガラダシの白湯スープで、淡白な塩ラーメン。テーブルに備え付けの醤油を入れると醤油ラーメンになります。値段は、路上の屋台ラーメンであれば一杯300~500アリアリ(日本円で10~15円程度)。食堂のラーメンなら1000~3000アリアリ(30~100円)。レストランの高級ラーメンなら6000~12000アリアリ(200~350円)。屋台ラーメンは、鶏肉や卵などの具を入れるかどうかで値段が変わってきます。近年はマダガスカル・ラーメンのカップ麺やインスタント麺が現地のスーパーに並んでいます。マダガスカルでさまざまなラーメンを食べてきましたが、実に奥深い世界なのであります。(江端希之)
アフガニスタンとの国境の街、ペシャワールの脳ミソカレー屋です。昼食後にふらふら散歩していて、このオヤジと目が合い、脳ミソは食べたことがなかったので即決。試してみることにしました。実はお腹いっぱいだったんだけど……。この手前の白いのがそうで、羊の脳ミソです。味は白子のような、味のないチーズのような、風味の乏しいおぼろ豆腐のような。なんせスパイシーだったので、マーボー豆腐でも食ってるような気分でした。(やす@タイ―ム)
SNSグループ「食べるぞ!世界の地元メシ」の投稿より、222人の旅人たちの思い出の味を、地球の歩き方編集部による旅の雑学とともに紹介。過去の旅の記憶が未来の旅先への誘いとなるリアルな旅メシの記録。アジアからアフリカまで世界の地元メシが集結!
W17 世界の地元メシ図鑑
222人の旅人たちの思い出の味を食の雑学とともに解説
旅の図鑑
2022/05/26発売SNSグループ「食べるぞ!世界の地元メシ」が書籍化!旅の記憶とともに綴られる旅人による旅人のためのリアルな旅メシの記録
SNSグループ「食べるぞ!世界の地元メシ」が書籍化!旅の記憶とともに綴られる旅人による旅人のためのリアルな旅メシの記録
※当記事は、2022年5月9日現在のものです
PHOTO &TEXT: Facebookグループ「世界の地元メシ」より抜粋・リライト
Facebookページ「食べるぞ!世界の地元メシ」監修者: 岡崎大五
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