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沖縄の島野菜を知る、買う、食べる

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2022年5月30日
公開日
2022年5月30日
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島野菜がおいしい「笑味の店」のランチメニュー

沖縄の太陽をたっぷり浴びた島野菜は、栄養たっぷりでエネルギッシュ。島野菜の基本から代表的な野菜、購入できる場所に野菜のおいしいレストランまで、さくっとご紹介しちゃいます。

島野菜とは何?

一年を通してさまざまな野菜が収穫される

沖縄には、たくさんの伝統的な農産物が存在します。沖縄県農林水産物総合情報発信事業のウェブサイト、「くゎっちーおきなわ(URL:https://kuwachii-okinawa.com)」によると、伝統的農産物とは「①戦前から食されている」「②郷土料理に利用されている」「③沖縄の気候・風土に適合している」を定義とし、別名「島野菜」と呼ばれ広く親しまれています。野菜は日本原産や地物、また中国や東南アジアからもたらされたものもたくさんあります。

全国一位の生産高を誇るふたつの島野菜

ゴーヤーの苦みが効いたゴーヤーチャンプルー

島野菜の代表格といえば、内地でもおなじみとなったゴーヤー。その生産高は全国一位を誇り、ビタミンCやカロチンが豊富な夏野菜です。熱を通しても栄養価が崩れにくいのも特徴で、輪切りにしたゴーヤーを野菜やポークランチョンミートと一緒に炒めたゴーヤーチャンプルーは、沖縄郷土料理の大定番として知られます。沖縄の方言で「シブイ」と呼ばれるトウガンもまた、全国一位の生産高。漢字では「冬瓜」と書きますが、夏に収穫され冬まで保存できる貯蔵野菜として昔から重宝されてきたことが由来となっています。ビタミンCやカリウムを多く含み、あっさりとした味は汁物や煮物に向いています。最近ではローカロリーの健康食としても人気を呼んでいて、宮古島にある「ちえちゃんそば」では、すり下ろした宮古島産のトウガンをたっぷりを入れた「トウガンそば」が味わえます。

■ちえちゃんそば
・住所: 宮古島市平良下里1154-10
・TEL: 070-4216-1684
・営業: 11:30~15:30LO
・定休: 月・火曜

宮古島の「ちえちゃんそば」のトウガンそば

島野菜を買うならここへ

シーズンにより買える野菜が変わる

おみやげに島の野菜を購入したいなら、各地にある道の駅や公設市場、各地域のJAが運営する直売所などへ行ってみましょう。シーズンにはゴーヤーやナーベーラー、野菜パパイヤ、トウガン、シカクマメ、シマナー、ハンダマ、紅イモ、島らっきょうなど内地ではなかなかお目にかかれない野菜が並び、南国の風情にあふれています。なお沖縄では夏は瓜系の野菜、葉野菜の多くは秋〜冬が旬の時期となっています。なお、生の紅イモは飛行機の機内には持ち込めないので注意しましょう。お菓子類など加工品ならOKです。

島野菜のおいしい店

12以上の料理が並ぶ「まかちくみそーれ」

島野菜をふんだんに使った料理を味あわせてくれる店はたくさんありますが、沖縄本島のやんばる、大宜味村にある「笑味の店」は自信をもっておすすめできる店のひとつ。店主の金城笑子さんは、店の前にある畑で自ら野菜を育て、郷土料理にして提供してくれます。「まかちくみそーれ(おまかせください)」という名のおまかせ御膳には、季節の島野菜がたっぷり。地元のおばぁから学んだという料理は、土地に伝わる昔ながらの長寿食。沖縄の食文化を代表する言葉「命水(ぬちぐすい)=食は命の源である」を体感することができます。

■笑味の店
・住所: 大宜味村大兼久61
・TEL: 0980-44-3220
・営業: 11:30~15:00(事前予約制)
・定休: 火〜木曜

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国内ガイド第4弾は、2022年に本土復帰50周年を迎えた沖縄。歴史、文化、圧倒的情報量で古今東西の沖縄の魅力に迫ります。

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※当記事は、2022年5月30日現在のものです

PHOTO &TEXT: 『地球の歩き方 J04 沖縄』編集担当 グルーポ・ピコ 田中健作

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