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羽田空港から朗報が飛び込んできました。コロナ禍で開業が遅れていたデルタ航空の新ラウンジ「デルタ スカイクラブ」が、遂にオープンを迎えたのです。デルタ航空ファンはもちろん、これまで羽田空港で使える航空会社ラウンジがなかったスカイチーム利用者にとってもうれしいニュースに違いありません。早速内部の様子をレポートします。
2020年3月に東京~アメリカ間の直行便をすべて羽田空港発着に切り替えたデルタ航空。当初、羽田空港の新ラウンジは2020年7月にオープン予定となっていましたが、コロナ禍のため開業が延期となっていました。あれから2年の時を経て、今回ようやくお披露目となった新ラウンジは、アメリカ系航空会社として羽田空港初のラウンジであり、またデルタ航空としてもアメリカ以外の空港で唯一の「デルタ スカイクラブ」という特別な存在になっています。
座席は230席、ほぼすべての座席に電源(コンセントとUSBポート)が用意され、ワークゾーンと呼ばれるエリアにはオンラインミーティングに最適な防音ブースも2台設置されていました。コピー機も置かれ、旅立ち前の臨時オフィスとして十分な機能を備えています。
ラウンジに入り、すぐに目に飛び込んできたのは、バーテンダーが常駐するフルサービスバー。バーカウンターにはイルミネーションが埋め込まれ、どこか近未来的なデザイン。アメリカ国内の「デルタ スカイクラブ」でカクテルを頼むと有料ですが、羽田ではうれしいことにオリジナルカクテルを含むすべてのアルコールが無料となっています。食事は、注文を受けてからゆでるヌードルバーとビュッフェ形式の2種類。ビュッフェでは、午前中は卵料理や焼きたてパンなどの朝食を、午後にはランチ&夕食と、異なるメニューを提供しています。個人的には、成田空港の「デルタ スカイクラブ」でお気に入りだった特製カレーが見事に再現されていて、うれしく思いました。
内装やデザインは、アメリカ国内の「デルタ スカイクラブ」を踏襲。家具は同じFUTIMIS SYSTEMS社製のものを調達し、入口のブルーがかったウインドーガラスもアメリカで使用しているのと同じものを取り寄せたとのこと。一方で、アートに関してはアートアドバイザーが監修し、日本人アーティストの作品や法被の形をしたアートを展示するなど日本風のテイストも加味しています。
本ラウンジを利用できるのは、デルタ航空の国際線ビジネスクラス「デルタ・ワン」の搭乗者、デルタ航空スカイマイル®︎のダイヤモンドまたはプラチナまたはゴールドメダリオン会員、所定のスカイマイル提携クレジットカード本会員、さらに大韓航空やエールフランスなどのスカイチーム加盟航空会社運航便のファーストまたはビジネスクラス搭乗者、そしてスカイチーム・エリート・プラス会員となっています。
2022年7月末現在、デルタ航空は羽田からシアトル・デトロイト・アトランタの3路線を運航中。ポートランド・ロスアンゼルス・ミネアポリス・ホノルル線はいまだ運休中となっていますが、ここ羽田から再び飛び立てる日を今か今かと待ち遠しく思います。
※当記事は、2022年7月29日現在のものです
TEXT&PHOTO: Keiichi Izawa
羽田空港「デルタ スカイクラブ」
羽田空港第3ターミナル 北側5階
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