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【2,3月のおすすめ島旅★】島を彩る椿は早春がおすすめ!伊豆大島・利島を満喫する8つのキーワード

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2023年1月20日
公開日
2023年1月20日
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都心から船に乗って最短1時間45分。都心から驚くほど近いのに、火山島の伊豆大島や利島でみられる壮大な風景はまるで別世界。迫力ある風景に加え、これからの時期は冬のバラとも呼ばれる椿が開花し島を彩ります。伊豆大島では、椿の開花に合わせて2023年1月29日(日)〜3月26日(日)の間、椿祭りを開催。椿の名所を含めた早春の島の魅力に迫ります!

伊豆大島椿まつりは1月29日から。椿を愛でにでかけよう!

椿の女王コンテストや椿花ライトアップなどイベントが目白押し

伊豆大島・利島といえば椿をイメージする人も多いでしょう。椿の見頃は例年2月中旬~3月下旬頃。伊豆大島では毎年椿まつりが開催されていますが、今年は2023年1月29日から3月26日(日)まで予定されています。

メイン会場となるのは大島公園内の特設会場「椿プラザ」。期間中は大島民謡やあんこの手踊りなど伊豆大島の郷土芸能が楽しめるほか、おみやげの屋台も出店します。ハイライトは2月25日(土)に開催される椿の女王コンテスト!あんこ娘になった参加者のなっから今年の椿の女王が決定します。

島を訪れたら、国際優秀つばき園に選ばれた椿花ガーデン、椿園、都立大島高校をはじめとし、椿のトンネルや椿畑など見どころを巡ってみましょう。また、椿油づくりやつばき花びら染め体験など、椿を使ったアクティビティも楽しむことができます。

活火山の三原山で、地球の息吹を感じる

1986年、三原山が噴火した際に誕生した火口からは今も水蒸気が吹き上がる

椿以外にも見所は豊富です。伊豆大島の中心にある三原山は約30年に一度の割合で噴火を繰り返す活火山。古くから噴火と共存してきた島の人々からは「御神火様」と呼ばれ、敬われると同時に親しまれています。標高858mほどの山は登山道が整備されており初心者でも比較的安心して登れます。山頂上に向かう途中にある三原神社は、1986年の噴火の際に、溶岩が鳥居を避けたと言われています。晴れていると鳥居の奥には富士山の勇姿が。三原山頂口駐車場から片道45分ほどで火口に到着。火口展望場からも巨大な火口を見渡せますが、1周徒歩約50分のお鉢巡りをすれば、火口全体を見渡せます。

約1万5千年の歴史が積み重なる、地層大切断面を見上げる

スイーツのバームクーヘンがデザインされているバス停にも注目!

伊豆大島一周道路を元町から波浮港に向かう途中に突如として現れるのが、最近話題のバームクーヘン(地層大切断面)と呼ばれる地層です。全長約600m、高さ約30mにわたり、約1万5千年分もの地層が積み重なる様子はまさにバームクーヘンそのもの!波浮港に向かって左手に地層大切断面、右手に水平線という絶景を楽しむ爽快ドライブもおすすめです。太古より噴火を繰り返してきた火山島だからこそ生まれた、自然の神秘をじっくりと感じてみてください。

海に沈む夕日を眺めながらサイクリング!

伊豆大島きっての絶景サイクリング

伊豆大島は2016年にロードレースのアジア選手権が行われるほど、サイクリングが盛んなエリア。心臓破りのヒルクライムから、初心者でも気軽に走ることができるコースまで、レベルに応じて様々な楽しみ方ができます。

雄大な海を眺めながらサイクリングできる、島でいちばん人気のコースが、サンセットパームライン。おすすめはその名の通り夕暮れ時で、夕日が海に沈む壮大な景色を眺めながらサイクリングができます。サンセットパームライン上にある赤っぱげという場所は、伊豆大島屈指のサンセットスポット。さあ、本日はどんな夕日が見られるでしょうか?

あなたは海好き?山好き?島キャンプで盛り上がる!

冬キャンプもできる穴場キャンプスポット

伊豆大島にはキャンプ場が2ヶ所。トウシキキャンプ場と海のふるさと村です。初心者や極力荷物を減らしたい人は、レンタルが充実している「海のふるさと村」がおすすめ。送迎バスもあるのでレンタカーも必要なし。マイキャンプセットを持参するなら「トウシキキャンプ場」へ。無料のキャンプ場ですが、洗い場やかまどは完備。夜空には無数の星々が彩ります。冬でも降雪が少なく、気温も本土より約2度ほど高いので冬キャンプにはぴったりなんです!

水平線を一望できる天然温泉!

元町浜の湯では、晴れた日には富士山を望むことができる

伊豆大島は実は天然温泉の宝庫なんです。日帰りで利用できるのは元町浜の湯、御神火温泉、そして大島温泉ホテルの三原山温泉の3つ。元町浜の湯は、水平線を見ながら温泉に浸れる露天風呂。水着着用の混浴の温泉なので、カップルや家族と楽しむことができます。三原山を借景に温泉を楽しみたい人は、大島温泉ホテルの三原山温泉へ。自然に抱かれながら心と体を癒しましょう。サウナや打たれ湯、ジャクジーなどの設備が充実しているのは御神火温泉。元町浜の湯と同じ源泉で、こちらは大広間でゆっくり休んだりレストランで軽食を食べたりと思い思いに過ごすことができます。

まるで火星!一面に広がる真っ黒な砂漠「裏砂漠」

スコリアという火山岩が黒い砂漠を作り出している

三原山には、裏砂漠という真っ黒な砂漠地帯があります。荒涼とした大地には草木は少なく、別の惑星に来たかのよう。特徴的な景色から、さまざまなアーティストのミュージックビデオやドラマの撮影地としても使用されています。脱・日常にはこれ以上ないスポットです。

利島の象徴・宮塚山をハイキング

利島のシンボル、宮塚山

伊豆大島の南西に浮かぶ利島は美しい円錐形の島。利島の中央にそびえ立つのは標高507m宮塚山です。村内から歩くと約3時間、登山口から歩けば約1時間30分ほどで山頂へ。道中には神社や南ヶ山園地など見どころスポットが点在しています。スダジイの巨木が鎮座し、小さい島ながら古い歴史がある森だということを感じさせてくれるでしょう。南ヶ山園地からは三宅島や御蔵島などの伊豆諸島の島々を一望できます。

以上、伊豆大島・利島の8つのキーワード・スポットをご紹介しましたが、『島旅 15 伊豆大島 利島(伊豆諸島①) 改訂版』では、島で訪れたいとっておきの情報を掲載しています。食事やおみやげ情報はもちろん、絶景スポットや伝統芸能体験なども紹介しています。さあ、島へ出かけてみませんか?

伊豆大島・利島だけの完全ガイド!改訂版が登場です!

東京から高速船でわずか1時間45分。思い立ったらすぐに行ける!想像を超えるスケールの火山島「 伊豆大島 」の完全ガイド。日本で唯一の“砂漠”や、島の中央にそびえる御神火こと三原山の火口など、火山島ならではの壮大な風景が広がります。ただただ、地球の息づかいに圧倒されるもよし、その広大な自然をフィールドにして、遊び尽くすもよし!気軽にリピートできる島だからこそ、何度も足を運んでその度に、楽しみ方を増やしていく。そんな旅人を応援する1冊です!

ガイドブックの画像

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※当記事は、2023年1月20日現在のものです

PHOTO &TEXT:『島旅 15 伊豆大島 利島(伊豆諸島①) 改訂版』編集担当 Fujico
PHOTO: 吉川昌志、大島町役場、一般社団法人大島観光協会

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