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中央ヨーロッパに位置するオーストリアには、首都ウィーンをはじめ、モーツァルトの生誕地ザルツブルク、ヨーロッパアルプスを望むインスブルックなど魅力的な町がたくさん。ハプスブルク時代の膨大な文化遺産を堪能したり、宮廷文化とともに栄えた伝統料理や美味なケーキを食べ歩くのは旅の何よりの楽しみです。アルプスの絶景ハイキングも欠かせません。『ウィーンとオーストリア』改訂版(2023年3月発売)では、基本的な観光やグルメ情報はもちろんのこと、賢くお得に旅するワザをたっぷり紹介しています!
オーストリアではコロナ前とほぼ同様の日常が戻っています。観光面での変化は、コロナ後、日時指定予約ができる名所が増えてきたことです。クリムト絵画が大人気のベルヴェデーレ宮殿はコロナ以前から日時指定予約のシステムがありましたが、現在はシェーンブルン宮殿も予約可能になりました。どちらも春から秋の観光シーズンにはとても混み合う場所なので、長時間行列に並ぶのを避けるのためにも、予約をしていくことをおすすめします。
久しぶりのスーパーマーケット訪問で気が付いた変化は、数軒の大型店舗でサラダや惣菜エリアが増設されていたことです。パック入りが以前より多く並んでいたり、量り売りの店もありました。これにパンや果物、デザートを合わせれば、緑がいっぱいの公園でランチにできますし、ホテルの客室でマイペースなディナーにもなりますね。何より、レストランでの食事より、節約価格になるのがうれしいところ。今回の改訂ではこうした節約グルメの特集ページもあります。
オーストリアのホテルは朝食付きで宿泊するとかなり料金がアップするのですが、その対策として、ベーカリーでの朝食をおすすめします。オーストリアのベーカリーは早朝から営業しており、たいていセルフのカフェコーナーがあるので、ここで朝食をとるようにすればかなり節約になります。おすすめベーカリー特集では、老舗店から最新のこだわりベーカリーまで、さまざまな種類の店を取り揃えて紹介しました。
ウィーンのメンザ(大学の学生食堂)は学生でなくても、年配の人でも誰でも気軽に利用できます。ボリュームたっぷりで、最近はカレーなどのエスニックメニューも必ずと言っていいほど用意されています。その上レストランよりもかなり安く、チップが不要なのも助かります。大学によって異なる利用方法については、本書に紹介してあります。不安になったら周りの人に「始めて来たので、教えて下さい」と聞いてみてください。きっと快く教えてくれます。ウィーンの学生たちのおしゃべりを聞きながらのランチというのもきっと楽しい旅の体験になりますよ。
山の国オーストリアには、アルプスの山々と湖が織りなす絶景が各地にあります。ザルツブルクやインスブルックから日帰りで行ける人気の展望台も多く、ケーブルカーやロープウエイで上れるので、体力に自信のない人でも迫力の峰々を堪能できます。おすすめの山上ハイキングコースも詳しくガイドしてあります。山岳地方ならではの素朴な風景を、じっくりと味わってください。
2023年3月1日からオーストリアでマスク着用が必要とされる場所はなく、コロナ以前と同様に旅行できます。日本帰国時の必要条件や注意については詳しくまとめたページもご用意しました。日本からオーストリアへはANAとオーストリア航空の成田~ウィーン直行便がありますがANAは2023年3月現在運休中。オーストリア航空はコロナ以前から毎年冬期は運休という運航スケジュールをとっており、2023年は5月から運航開始予定です。春から秋のオーストリアは旅に絶好の季節。最新情報を掲載した本書といっしょに、オーストリアを思う存分楽んできてください!
音楽と歴史の町ウィーンを中心にザルツブルク、インスブルックなど主な町をくまなく取材。町歩きから歴史探訪、ハイキングなどオーストリア旅行必携のガイドブックです。オペラのスケジュール&予約方法まで詳細な解説付き。
A17 地球の歩き方 ウィーンとオーストリア 2023~2024
ヨーロッパ 地球の歩き方 海外
2023/03/09発売音楽と歴史の町ウィーンを中心にザルツブルク、インスブルックなど主な町をくまなく取材。オーストリア旅行必携のガイドブック。
音楽と歴史の町ウィーンを中心にザルツブルク、インスブルックなど主な町をくまなく取材。オーストリア旅行必携のガイドブック。
※当記事は、2023年2月16日現在のものです
TEXT: 『地球の歩き方ガイドブックA17 ウィーンとオーストリア』編集担当 鈴木眞弓(アルニカ)
PHOTO: iStock
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記を参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html