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イギリスの首都ロンドンは、長い歴史と最新カルチャーが混然一体となった魅力あふれる街。
バッキンガム宮殿の夏季公開、ヘンリー8世と6人の妻たちをしのぶロンドン塔、大英博物館やヴィクトリア&アルバート美術館など入場無料のミュージアム、現代アートの寵児バンクシーらのグラフィティに出合える東ロンドン・・・と楽しみ方も色々です。
お好きなコースでロンドン観光を満喫するには、ホテル選びも大切。お目当てのスポット周辺に滞在するのも便利だし、憧れていた素敵ホテルで優雅な時間を過ごすのもいいですね!
初めてロンドンを訪れるなら、絶対行きたい場所のひとつが大英博物館! という人は多いはず。有名なロゼッタストーンからパルテノン神殿の彫刻、アッシリアの守護獣神像、と世界史の教科書で見た品々が集結するこの博物館が、入場無料というのも驚きますよね。
大英博物館の最寄り地下鉄駅は、ラッセルスクエアやトテナム・コートロード。またユーストンやキングズクロス、コヴェントガーデンも足回りの良い滞在地としておすすめです。
キングズクロス駅に隣接するセントパンクラス国際駅はフランスやベルギーに行けるユーロスター鉄道の発着点でもあり、ロンドン滞在中に利用する場合もあるでしょう。そしてセントパンクラスの駅舎と直接つながっているホテルが、「セントパンクラス・ルネッサンス」です。
威風堂々という形容が相応しい建物は、19世紀イギリスを代表する建築家ジョージ・ギルバート・スコットによるもの。ハリー・ポッターの映画ではキングズクロス駅として登場したので、特徴的な時計塔に見覚えがある人もいるのでは?
そんな建物にあるホテルなので階段や踊り場、バーエリアのインテリアなど重厚な美しさ。客室もクラシックで間取りにゆとりがあり、まさに古き良き時代の雰囲気を味わえるホテルといえます。
テムズ川を望む超高級ホテル「ザ・サヴォイ」。王立歌劇場をはじめ数々の劇場が集まるコヴェントガーデンが徒歩圏にあるので、オペラやバレエ鑑賞を満喫したい人には特にお勧めです。またホテル内にも中規模の劇場があり、随時ミュージカルなどを上演しています。
地階にあるレストランは「ザ・グリル」「1890」「リバーレストラン」の3つで、どれもセレブシェフのゴードン・ラムゼーが率いるグルメ垂涎のお店。またロビーから半地下へと続く「テムズ・フォイヤ-」での優雅なアフタヌーンティーも大変人気があります。
王室ファンなら見逃せないバッキンガム宮殿やウェストミンスター寺院、ビッグベンの愛称で親しまれる時計塔のある国会議事堂など、ロンドンを象徴する観光名所にアクセス抜群のヴィクトリア駅周辺。
それだけにホテルの数や種類も豊富です。サービス・料金・雰囲気もそれぞれ違うので、ご自分の要望に適したホテルを選びたいですね。
ヴィクトリア駅に隣接して建てられたロンドン屈指の老舗ホテルで、かつての名称は「ザ・グロヴナー・ホテル」。フランスはパリの「オテル・ドゥ・ルーヴル」に倣ったというクラシックかつ高級感のある建物。
GHLホテルグループ傘下となり「ザ・クラーモント」として生まれ変わった今も、格式あるロビーや大理石の階段など随所に19世紀の雰囲気を醸します。
すっきりモダンで快適に改装された客室は348室。出入口のひとつはヴィクトリア駅のコンコースに直結という足回りも併せ、満足度の高いホテルです。
ロンドンの老舗ホテルも最近は大手ホテルグループに属するものが多い中、約100年前から今も創業一族ゴーリング家が経営する名門ホテル。格式高いホテルであると同時に客室が71室と少ないため、型通りではなくフレンドリーなサービスも魅力です。
バッキンガム宮殿に近い立地から王室メンバーや国賓の利用も多く、キャサリン皇太子妃が婚礼前の1週間をここのスイートで両親ら家族とともに過ごしたことでも有名になりました。英国王室ファンならば一度は泊まってみたい、憧れのホテルです。
ロンドンを代表する王立公園ハイドパークやリージェンツパーク、そしてミュージカル上演など娯楽の中心地ウェストエンドやアンティークショップ巡りが楽しいポートベロー・マーケットにも近い地域。
特にパディントン駅は、2022年に開通した地下鉄エリザベス線に乗ればヒースロー空港から約30分と海外からの旅行者にとっても交通至便。
高級ホテルから庶民的な民宿規模のB&B(ベッド・アンド・ブレックファースト)まで、多様な選択肢がそろっています。
地下鉄ランカスター・ゲート駅のすぐ近くに位置し、パディントン駅も徒歩5分。ロンドン中心地でありながら豊かな緑をたたえる王立公園ハイドパークは道を隔てて目と鼻の先です。
またハロッズ百貨店で有名なナイツブリッジや、主なブランドショップが居並ぶオックスフォード・ストリートまで徒歩15分と、ショッピング好きにも嬉しいロケーション。
本格的なアフタヌーンティーを供する「パークレストラン」、タイ料理が評判の「Nipa」やモダンブリティッシュ料理の「アイランドグリル」などグルメも充実した、オールラウンドに使いやすいホテルです。
1854年に建てられた壮麗なビクトリア様式のホテル。創設時はグレートウェスタン・ホテルという名称で、ヴィクトリア女王の夫アルバート公がオープニングセレモニーを執り行いました。
パディントン駅に隣接するためヒースロー空港からのアクセス抜群なのはもちろん、ローマ浴場跡がある人気観光地バースへ行くにも便利。日本でも定評のあるヒルトングループ、安心で快適なホテルです。
世界有数の大都会ロンドンも、発祥を遡ればローマ人居住跡などのある中心地のほんの一部。ヘンリー8世と6人の妻に代表される暗黒中世を物語るロンドン塔が象徴する歴史的地区のすぐ近くには、昔はカオスな下町だった地域も広がります。
しかし今や若者やアーティストが多く集い、日本でも有名なバンクシーなどグラフィティ・アートの聖地でもある東ロンドン。現代のロンドンを体感するなら外せないエリアです。
現在イギリスで最も高いビル「ザ・シャード」は、2012年に完成したロンドンの新しいランドマーク。その35階から52階を占めるシャングリ・ラは、シンガポール発祥でアジアを中心に発展してきた高級ホテルとして日本でも高い評判を得ているのはご周知の通り。
ロンドンに数ある5つ星ホテルの中で、テムズ川にかかるタワーブリッジやロンドン塔、セントポール寺院などのシティ・ビューを全客室から望めるのは、特筆に値します。絶景つきの朝食やアフタヌーンティーとともに、上等なホスピタリティを堪能してください。
かつては典型的な庶民的下町だった東ロンドンの一画ショーディッチですが、現在は若者に大人気のトレンディな地域。時代の先端をいくハイテク企業が点在し、沢山のアーティストの拠点ともなっています。
そんなショーディッチにあるホテル「シチズンM」は、外観もインテリアもモダンアートのような雰囲気が漂います。レストラン・バーやロビーも、伝統的で重厚なホテルとは正反対。バスルームに浴槽はなく大水量シャワーというのも、いかにも若者に人気エリアのホテル。フットワーク軽く、周辺の街歩きを楽しみましょう!
いかがでしたか?エリアによって異なる表情を見せるロンドンの町。
ロンドン旅行の際は好みや目的に合ったホテルステイを楽しみましょう!
監修:地球の歩き方