航空券手配の基礎知識
2022.12.9
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全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は、国際線の旅客を対象にした2023年4, 5月発券分の燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を引き下げると発表しました。ANAではヨーロッパやアメリカ行きは従来に比べ1万円以上、韓国をのぞく東・東南アジア行きは5000円以上の引き下げ、JALもヨーロッパ・アメリカ行きなどで1万円以上、ハワイ行きなどで6900円の引き下げを予定しています。
燃油サーチャージとは、航空会社が航空機の燃料価格に応じて、国際線の運賃に上乗せする特別料金のことです。
行先 | (新)2023年4月1日~5月31日発券分 | 2023年2月1日~3月31日発券分 |
欧州、北米、中東、オセアニア | 3万3000円 | 4万9000円 |
ハワイ、インド、インドネシア | 2万1000円 | 3万1100円 |
タイ、シンガポール、マレーシア、ミャンマー、カンボジア | 1万8000円 | 2万5800円 |
ベトナム、グアム、フィリピン | 1万1000円 | 1万6000円 |
東アジア(韓国をのぞく) | 1万円 | 1万5100円 |
韓国、ロシア(ウラジオストク) | 3500円 | 5600円 |
旅行先にもよりますが、2023年2月~3月と比較すると、2023年4月以降発券分の燃油サーチャージは5000円~1万円以上引き下げとなる予定です。韓国行きは従来比ANAで2100円、JALで2800円減とそこまで大幅な引き下げはありませんが、直近で台湾や香港などの近隣諸国へ旅行を計画している方は、4月以降で検討するのがおすすめです。
ただし、2023年に入ってから燃油サーチャージは引き下げ傾向にはありますが、2ヵ月ごとに見直しが入るため2023年6月以降に引き上げとなる可能性もあります。日程候補を決めた段階で航空券を予約するのがよいでしょう。
航空券は予約状況などさまざまな変動要素によって価格が日々変動します。旅行日程が決まった段階で、早めに航空券を予約することが肝心です。航空会社によっては出発日時の1週間~2,3日前から低価格で航空券を販売することもあります。できるだけ航空券をお得に購入したい、という方は、航空各社からの情報を定期的に確認することが重要です。
また、各航空会社でセールやキャンペーン等を実施することがあり、国内・国際航空券を割引価格で購入できることがあります。セールやキャンペーンは1週間限定など、限られた期間で行われることが多いため、見逃さないようアンテナを張っておきましょう。
<参考サイト>
ANA お知らせ(燃油特別付加運賃の改定について):https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/plan/charge/fuelsurcharge/
JAL プレスリリース(国際線「燃油特別付加運賃」を申請 (2023年4月~5月発券分)):https://press.jal.co.jp/ja/release/202302/007244.html