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2022年2月にコロナウィルス関連の規制を撤廃すると発表したイギリス。世界でもいち早くアフターコロナに移行しています。コロナウィルス関連の入国規制はありませんし、マスクをしている人も少なく、観光客も戻ってきています。そんなロンドンの最新情報や5月にある国王の戴冠式などについて、ピックアップしてお届けします。
2023年5月6日、チャールズ国王の戴冠式が行われる予定です。昨年崩御されたエリザベス女王の戴冠式から70年も経っており、今回は「よりスマートに、よりモダンな君主制」という現王室の方針に基づいて行われます。一部の儀式が省かれるようですが、宝珠と杖を受け取り、2kg以上もある王冠をかぶるという基本儀式は変わらないとのこと。馬車を使ったパレードも行われ、厳かでありながら華やかな、英国伝統の戴冠式を見ることができそうです。
戴冠式が行われるウェストミンスター寺院は、歴代の王や女王が戴冠し、エリザベス女王の葬儀が営まれた場所。壮麗な天井も見事な寺院内部には、王族以外にも、作家や詩人など著名人の墓があり、戴冠式で使用される特別な椅子「コロネーションチェア」も展示されています。寺院の隣には、ニュースなどでよく見かける、イギリス議会のシンボル国会議事堂もあり、ロンドンで訪れておきたい鉄板スポットのひとつ。また、王冠を見たいなら、イギリスの歴史を秘めたロンドン塔のジュエル・ハウスを訪れたいものです。
※2023年3月現在、戴冠式準備のため、コロネーションチェアや使用される王冠は展示されていません。戴冠式後の展示については要確認。
巻頭の「ロンドンニュース」では、レコードジャケットや映画のロケ地として知られる旧火力発電所「バタシー・パワー・ステーション」をご紹介。この伝説的なランドマークが、ショップやレストランなども入った複合施設としてオープンしました。特徴ある4本の煙突などはそのままにリニューアルしており、塔のひとつにある展望台からは、ロンドンのスカイラインを見渡すこともできます。
この特集では、ほかにも印象派の名画を堪能できるコートールド美術館、教会を改装したおしゃれなフードコートなど、ロンドンの最新情報をまとめて紹介しています。
すっかりアフターコロナに移行しているロンドンで、次に心配されているのは、「インフレにどう立ち向かうか?」ということ。入館料から交通費、食事代まで、多くが値上がりしています。さまざまな物の値段が上がるのは毎年のことですが、今回は値上げ幅が大きいものも見受けられます。そんな物価高のロンドンをどうやってお値打ちに巡るかを紹介した特集記事、「お得に旅するロンドン」をぜひ参考にしてみてください! お金をかけずに楽しめるものが、意外とたくさんありますよ。
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最新情報に加えて、節約術や鉄板モデルルート、アフターコロナ旅の注意点を盛り込み、特集をリニューアル! さらに、スーパーマーケット活用術や読んで学べる楽しいコラムなども満載。圧倒的な情報量のロンドンはもちろん、コッツウォルズなど近郊の町案内もあり、ロンドン旅行には欠かせない、盛りだくさんな内容になっています。
TEXT:『地球の歩き方 ロンドン 2023~2024年版』編集担当 平林加奈子(カース)
PHOTO:平林加奈子(カース)、iStock
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
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