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私が「スリランカに行きたい」と思った理由のひとつが世界遺産・シーギリヤロックです。
森の中にある切り立った岩山。
しかも、その岩山の頂上に宮殿があったと聞き、とても不思議に思いました。
食料を運ぶのにも大変だし、なぜそんなに不便な場所に王宮を建てたのか?
その背景には、複雑な歴史があったそうです。
実父を殺し、若くして王の座についたカーシャパ。しかし、腹違いの弟の復讐を恐れて、この岩山の頂上に王宮を建て、そこに住んでいたそう。
空の青と森の緑、そして岩山の赤褐色が美しいシーギリヤロック。
さっそく、上ってみましょう。
この季節はとても暑い上に、日差しも強いので、かなりハード。ただ、途中に見える景色がとてもきれいで、励まされます。
入り口から20分ほどあるいた場所に、日本語で「フラッシュだめ」と書かれた看板を発見!
一体この先には、なにがあるのでしょうか…?
らせん階段を上ぼると、スリランカを代表する芸術“シーギリヤレディ”の壁画がありました。
かつては500名ほど描かれていた美女たちも、現在残っているのは18名。カーシャパ王は、殺害してしまった父の霊を鎮めるために、この美女の壁画を描かせたと言われています。
さらに上へ上がると、ライオンの入り口と言われる爪の形が。
以前は足、頭部があり、ライオンが大きく口を開けて座っていて、宮殿に入るには、そのライオンに飲み込まれるような形になっていたそう。シンハラ語で“ライオンののど”は「シンハギリヤ」。これがシーギリヤロックの名前の由来となっています。
そして、最後の階段を上ると…
頂上には王宮跡がありました。
見渡す限りの森、そして静寂。風の音だけが響きます。この場所にひとり住んでいた王はどれだけ孤独だったことか。
その王も結局、弟との戦いに敗れ、自ら命を絶ってしまいます。
そんな悲しい歴史を持つシーギリヤロックですが、その美しさは現在も人々を魅了し続けており、シーギリヤロックを目指してやってくる観光客は後を絶ちません。
さて、スリランカもラスト!
最初は、道を歩いているだけでも、痛いほどの視線を感じ、現地人価格と観光客価格の差がはっきり分かれていて、少し旅行しづらく感じることもありました。
しかし、困ったときに手を差し伸べてくれたり、親切な方も多かったように思います。
そして、スリランカ人の男性は、背が高くて、スリムなモデル体型の方が多く、そのスタイルの良さには、いつも驚かされました。
スリランカで人気のスポーツ、クリケットをやっているワソフくん。少年のような笑顔がまぶしい22歳。強豪チームに所属しているそうで、日々の練習がハードなんだとか。この日も練習に向かうところでした。180cmの長身に、引き締まった体は、まさにモデル体型。長い手足に、スリムな体…うらやまし~いっ!!