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太古のオーストラリアが残るキンバリーは、大型4WDを利用したアドベンチャーツアーで巡るのが最も効率がよい。ここではキンバリー・ワイルドエクスペディションが主催するブルーム発着4泊5日ツアーを紹介しよう。この日程なら日本からの最短8日間でキンバリーの旅が楽しめる。
1 日目、ブルームからバオバブの木が点在する大地を約400km 走り、目指すのはデボニアンリーフ渓谷群のひとつダングゴージ国立公園。石灰岩の大渓谷をボートクルーズし、その壮大な様子に息をのむ。途中数多くのオーストラリアワニも見かける。
フィッツロイクロッシングでは設備の整ったキャラバンパークに宿泊。通常料金はテント泊だが、追加料金でベッドや冷蔵庫、シャワー、トイレが付いた常設サファリテントにも泊まれる。
2日目はホールズクリークでチャイナウオールやオールドホールズクリークなどを見学後、このツアーのハイライトともいうべき世界自然遺産パヌルル国立公園(バングルバングル)を目指す。国立公園内には専用の豪華キャンプサイトがある。ベッド付きのテントは常設で、ダイニングエリアもゆったりしている。ビールなどがフリードリンクなのもいい。
パヌルル国立公園ではエレファントロック見学に始まり、ピッカニー地区でのブッシュウオーキングでピッカニークリーク展望台、巨大空洞のカテドラルゴージを訪れ、夕暮れ前にエキドナチャズムでブッシュウオーキング、さらにオスマンド展望台から静寂なサンセットを満喫する。オプションでヘリコプターでの遊覧飛行も楽しめる。パヌルル国立公園の主要な見どころはすべておさえるという内容だ。
ブルームへの帰路に立ち寄るのはデボニアンリーフ渓谷群の見どころ。ミンピケーブでは先住民のガイド付きで鍾乳洞を散策。先住民の壁画も見て回る。またトンネルクリークでは真夏でも冷たい洞窟内の渓流を抜け、小川で遊泳を楽しむ。そしてウィンジャンゴージ国立公園でのブッシュウオーキング。その勇壮な渓谷はもちろん、水辺の目と鼻の先でオーストラリアワニが見られるのも楽しい。