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23年7月の取材旅行でサウジアラビアの旅行で買ってきたお土産と、買える場所を紹介します。
サウジアラビアのホテルやレストランの入口ではデーツとサウジアラビアコーヒーが振舞われることが多くあります。デーツはアラビア半島の人々にとって欠かせないスイーツです。空港のお土産屋や、スーパーにはリーズナブルなデーツが多く並んでいますが、その中で異彩を放つクオリティ(と価格)を誇っているのが、ドバイのデーツブランド「Bateel」です。
なぜ、ドバイ発のBateelデーツがサウジアラビアにあるのかというと、このブランドのデーツがサウジアラビアで育てられているから。
リヤドにもBateelが展開するカフェが複数件あるのと、キングダム・センターなどのショッピングモールにも入っています。
普通のデーツは見た目はプルーンに近いのですが、酸味はあまりなく、口に入れた時の甘みが特徴です。スパイシーなアラビアンコーヒーと一緒に食べれば暑さにダレた体に染みわたります。
甘いだけではなく、デーツは食物繊維や亜鉛、カルシウムにビタミンB2など、糖分だけでなく栄養も豊富なスーパーフード。サウジアラビア人には欠かせない栄養源なのです。
今回、購入したのはアラビアンな模様と個別包装で初心者でも安心な「Arabesque Gift Set」の一番小さな8個入りを購入しました。これで1箱あたり2000円弱。あとから日本で調べたら1キロ当たり1500円くらいから購入可能だったのですが、どう考えてもこれは200グラムもない…。いかにBateelのデーツが強気の値付けかわかります。
しかし、味そのものはレストランで出てくるものよりも明らかにおいしく、ピスタチオやオレンジピールが挟まったものは目から鱗の味でした。買って良かったです。(自宅の大家さんにも買っていったのですが、たまたま中東経験者だったのかこれはいいものを…と喜んでくれたのですが、見た目でダメな人もいそうなのが、玉にキズ…。ほかのデーツを食べたことのある人にこそ食べてほしい味です)
Bateelはリヤドの空港内でも購入可能です。
今回のサウジ旅行でも驚いたのは、どこの街でもコーヒーがとてもおいしいことでした。私はコーヒーは苦い系よりも酸っぱい系が好きなのですが、よくよく考えてみるとサウジは酸っぱい系コーヒーの代表格・モカがあるイエメンの隣国。おいしいコーヒーが比較的安価に楽しめることに納得しました。
カフェにはイエメンの豆のほか、エチオピア産のコーヒーを出すカフェもあるなど、選択肢も複数。コーヒーはとても素敵な思い出になりました。
という訳で、アブハAbha(アバ)のスーク(市場)で100グラムあたり300円ほどの価格でコーヒー豆を購入。(後日焙煎したのですが、とてもおいしかったです)
趣味が料理なのですが、パエリアを作るときにサフランがあるのとないのでは、テンションが5倍以上変わります。パエリアにはやはりサフランとパプリカで出す本場の色が欲しい…。
スークではハチミツ、コーヒー、香水(香木)、服やアクセサリーなど色々な店がありますが、香水屋の一角になぜかサフランコーナーが…。
サウジでどのような使われ方をするのかは分からないのですが、日本で買うものより格安で手に入れることができました。
後日、スーパーのスパイスコーナーでもサフランをチェックしたのですが、スークで購入する方が割安でした。もし、スークでサフランを見かけたら挑戦してみても良いかもしれません。実は今回一番お買い得だった買い物かもしれません。
サウジアラビアの女性は男性の目に触れないように黒いアバヤに身を包んでいます。道行く彼女たちがスーパーやレストランなどで時折見える肌に何やら模様が…。それが日本では髪を染めるために使われることもあるヘナで描いたヘナタトゥーでした。
私はヘナタトゥーをする趣味もないですし、髪も染めないのですが、一緒にいたガイドさんが「奥さん用に買っていく」とお買い上げ。どう使うかのイメージもないまま私も買ってしまいました…。(安かったので、勢いだったのですが、いまだにどうしていいかわかりません…。)スークの入口で緑の粉が積んであったらそれが多分ヘナです。
デーツと共にレストランの入口で出てきたアラビアンコーヒー。カルダモンやシナモン、ジンジャーなどのスパイスティーで外の暑さをスッキリ和らげてくれます。ジンジャー、カルダモンなど、どのスパイスを多く配合しているかで複数種類あるので、お好みのものを選んでください。
話題としても値段的にも一番ばらまき土産として使いやすい買い物だったと思います。スーパーに行けば、数百円で気軽に手に入るので、複数買いして色々な味を試してみてください。
ハチミツはアブハで味見した蜜の中で、あまり日本で見かけたことはなく、おいしかったアボカドのハチミツです。アブハを訪れた際にはぜひ。
サウジの各都市を回っていて、アラベスクな装飾しかイメージがなかったのですが、地方ごとの特色が出た装飾もとても印象的でした。アブハのチューズデイスークで手に入れた子供服はオンリーワンの佇まいながら千円台からと比較的安価に手に入るので、おススメです。
女性用の衣装は美しいものが多く、男性向けのものはバラエティがあまりなかったのが服に対する印象でしたが、これからもっと女性が社会進出するなどしたら、男性のライフスタイルも変わってくるのかもしれませんね。
ギーというと、インド、ネパールあたりを想起してしまいますが、サウジでもギーは使われているようです。
日本の半額くらいだったので購入しましたが、こちらはただの日用品ですね…。トランクのスペースが余った際などにご検討ください。
今回はサウジアラビアでのお土産について紹介しました。
他に購入しなかったものの候補に上がったものにはサウジワイン(炭酸入りブドウジュース、かさばるので断念)、香水(サウジブランドのものを試しましたが、強気な値付けと趣味の違いに断念)、ゴールド製品などがありました。
印象的だったのはサウジのお店の方は皆さんフレンドリーで値段も恐らくそこまで吹っ掛けられていないのが印象的でした。(こちらが値切らないと店主がキレる、価格が地元民の5倍からスタート、のような光景を目にすることはありませんでした)ガツガツした買い物があまり得意でない方にはサウジでのショッピングはとてもおススメです。
注意点としては、衣服の値段などは首都リヤドよりも地方の方が安いということ。円安時代の我々日本人旅行者にとっては、地方に行かれる方には可能なら地方で価格の感覚をつかむことをおススメします。