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南アメリカ大陸南部の大部分を占めるくさび形の国、アルゼンチン。北は南緯21度から南は南緯55度まで、南北の全長はなんと3800kmに及ぶ。北の亜熱帯性地域、東のパンパ(大平原)、西のアンデス山脈、そして荒涼たる大地が広がるパタゴニア地方など、その気候は大きく亜熱帯、温帯、乾燥、寒冷気候の4つに分けられ、さらに16の気候区に細分される。
ブエノス・アイレスが含まれるパンパ地方は四季折々のよさがある。しかし夏はけっこう暑く、冬は寒い。観光には春または秋に当たるシーズンが向いている。特にアンデス山脈麓のメンドーサなど、ブドウがたわわに実る夏から収穫期の秋頃がいい。北部の亜熱帯地方は、乾季から雨季への変わり目となる11月頃が観光にはベストだ。スキーは7~11月上旬頃までの冬に楽しめる。パタゴニア地方の観光シーズンは11~4月の短い春から夏にかけて。それ以外の時季も行けないことはないが、雪が降ったり寒かったりで、観光にはあまり向かない。
日中は30℃近くになる日もあるが、乾燥しているので比較的過ごしやすい。南部や内陸部は夏でもそれほど暑くなく過ごしやすい。
木々が紅葉し、ブドウをはじめとする実りの秋。天気が不安定になり、特に南部パタゴニア地方の観光は3月いっぱいまで。
ブエノスアイレスで雪が降ることはないが、風が強く冷え込む。それでも内陸部は比較的温暖で避寒地として人気。
日本と同様、各地で花が咲き始め新緑が美しい。南部や北部の山岳地帯は朝晩はかなり冷え込むので防寒具を用意。
南米にはあらゆる気候が揃う。温帯地域から熱帯、砂漠、ジャングル、山岳地方、そして寒帯まである。特に山岳地方や砂漠気候のところでは、昼夜の温度差が20℃近く違うこともある。
そうなると服装もひととおりのものが必要となる。少ない着替えで暑さ、寒さをのりきるには、重ね着のできるものを用意するのがいい。特に風を防ぐウインドブレーカーやマウンテンパーカー、首や体に巻いて寒さをしのげるストールやマフラーなどはぜひとも持っていきたい。
暑い時期であっても、日焼けや虫よけを考えて、長袖・長ズボンを用意しよう。また、靴はしっかりとした歩きやすいものがベスト。
セーターや革製品は現地調達もできる。アルパカのセーターやマフラーなどは品質も良く、かわいいものが手ごろな値段で手に入る。