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まだまだ円安が続く日本で、旅行の際の外貨はできるだけお得に両替したいもの。スイスでの外貨両替、キャッシングの方法と、ちょっとした屋台でもキャッシュカードオンリーの店があるなど、日本よりもカードの利用頻度が高いスイスでの賢いお金の持ち方を紹介します。
23年12月にチューリッヒ、グリンデルワルトを旅行した際の結論から言うと、日本とスイスでの両替レートはそこまで変わりませんでした。成田出発時の両替レートは1CHF(スイスフラン)=168.54円。現地銀行ATMでのキャッシング両替でも、両替レートはおなじ168円台でした。
さらに今回はUBSとクレディスイスCredit SuisseのATMでの両替レートをチェックしましたが、両者のレートにはほぼ違いがありませんでした。
コロナの影響は海外旅行のスタイルを変化させました。スイスでもちょっとした土産物屋や、クリスマスマーケットの屋台でもクレジットカードでの決済が主流であるばかりか、現金がまったく使えない店も多くあります。
主要なカード会社なら問題なくカードが使えるため、スイスへの旅行には必ずクレジットカードを持っていきましょう。タッチ式決済も増えているので、まだカードをもっていない方はタッチ式カードを選択すると旅がより便利になるでしょう。
上記のようにスイス旅行ではクレジットカードが使えるケースがほとんどです。しかし、スイスパスなど公共交通機関の乗り放題パスを持っていない時に路面電車に乗ったり、チップを払ったり数フランの現金が必要になる場合があります。ですので、おすすめのお金の持ち方としては、国内で2、3万円程度を予めスイスフランに両替しておき、ちょっとした買い物などの際にフランを使う感覚がおすすめです。旅行の最終盤にスーパーでお土産を買ったり、空港での飲食などの際に両替した現金を使い切ってしまえば良いでしょう。
国内と国外で両替レートも差がなく(旅行中でも両替できる)、ユーロと違って他の国で使えないスイスフランを一度に両替してしまうと、再度日本円に両替する羽目になってしまうかも。防犯の意味でもレストラン、ホテルなどの決済はクレジットカードを利用して、現金を最小限に抑えて旅行しましょう。
ここでは、チューリッヒの銀行ATMでキャッシングした時の現金引き出しまでの流れを紹介します。今回はUBS銀行で両替をしました。最初の文字表示がドイツ語になっているので、表示言語を英語にしてから操作します。
ここがキャッシングでのポイントですが、日本円かスイスフランで引き出すか選択する画面で日本円を選択しないこと。日本円での決済では手数料を上乗せされることがあるので、現地通貨を選択した方がお得な場合が多いです。
上記でのレートの場合、1スイスフランあたり173円で計算されていますが、これだと両替の168円よりも5円ほど損をしてしまいます。ですが、ここで、スイスフランを選択しておくと、168円でフランを引き出すことが可能です。(スイスフランで引き出すを選択し、レシートが出てくるとレートが良くなっています)ここは、操作を間違えやすいポイントですので、注意したいですね。
最後に今回少し気になった点としては、12月の早朝で日の出が遅いため真っ暗なチューリッヒで、さらに気温が低かったためか、銀行の中で酔いつぶれた若者が寝ていたことでした。彼と私以外は人は皆無。誰でも入れる銀行なので、こうした時に両替をしてしまうと、場合によってはトラブルの元になるかも…。旅を通して、治安についてまったくと言っていいほど不安を感じなかったスイスですが、スリなどは多いそう。防犯上の観点から、女性でのひとり旅などでは街に人が増え始めてから両替することをおすすめします。トラブルは未然に防いで楽しい旅行にしたいですね。