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日本からのアクセスが良く、毎年多くの日本人観光客が訪れる台湾。一般的には治安も良く、楽しい思い出を作って帰国できる場合がほとんどですが、海外旅行では思わぬトラブルがつきものです。飛行機や市内でのトラブルのほか、慣れない環境や食事で体調を崩してしまう場合もあるかもしれません。今回は、台湾旅行で起こりうるトラブルや対処法を紹介します。
目次
台湾旅行に限らず、旅行で移動をする際は注意が必要です。
例えば家(ホテル)から空港までの電車やバスが遅延してしまい予約していた飛行機に乗ることができなくなってしまったり、飛行機の遅延や欠航、荷物の紛失・破損などのトラブルにあう可能性があります。
飛行機で遅延や欠航が発生した場合は、追加の宿泊費や食費、場合によっては別の航空会社でのチケット取り直しや予約していたイベントのキャンセル料が発生するなど、スケジュールの変更が余儀なくされるだけではなく精神面・金銭面でもダメージを負ってしまいます。
荷物の紛失・破損に関しては自分の荷物が手元に戻るまでの着替えや備品の購入をはじめ、手荷物破損の補償の有無に関しては航空会社によって取り決めや基準が異なります。
何事もなく目的地に到着でき、予定通りの旅程をこなせるのが一番ですが、予約時などに予め航空会社の対応などを確認しておくとスムーズに対応できます。
親日家の方が多い台湾は日本人にとって安全に旅行しやすい渡航先のひとつですが、市中では交通事故やスリ、ひったくり、置き引き、詐欺、暴行などの犯罪に気を付けましょう。
財布は、その日に使う額だけを入れて予備の現金は別に分けて持ち歩くか、ホテルのセーフティーボックスに預けておきましょう。
ズボンの後ろポケットやコートの胸ポケット、ウエストポーチはスリに狙われやすいです。貴重品はセーフティーボックスに入れるか、フロントに預け、パスポートも貴重品袋に入れて持ち歩きましょう。
比較的治安のいい台湾ではレストランや駅では荷物を床や隣の席に置いてしまいがちですが、置き引きに合う確率が高まるので避けましょう。
タクシーから降りる時は、後方からバイクが来ていないことを確認してからドアを開けること。また、青信号でもバイクや車には十分注意しましょう。
深夜に一人でタクシーに乗るのは避けたほうが無難です。どうしても利用しなければならない場合は、コンビニからibonなどの端末を利用しましょう。また、万が一運転の乱暴なタクシーや故意に遠回りするような運転手と遭遇した場合は運転手名や車両ナンバーをメモっておき、料金を払って降車後に警察に通報しましょう。乗車中、密室での口論はトラブルに発展する恐れがあります。
まれに女性に対してセクハラまがいな施術を行おうとするマッサージ師がいるため、可能であれば女性のマッサージ師をリクエストするなど、トラブルを未然に防ぎましょう。万が一不快な思いをした場合はその場できっぱりとクレームをつけて対処しましょう。
残念ながら、親切を装って日本人に近づき、自宅に誘ったりして強盗や強姦を働くケースもまれに報告されています。初対面の人の家に行かないのはもちろんのこと、宿泊しているホテルの名前やルームナンバーを教えないようにしましょう。
不幸にも台湾で盗難にあってしまった場合は、まず現地の警察に通報して警察局外事課(室)で「盗難(遺失)証明書」を作成してもらいましょう。海外旅行保険の携行品損害補償特約に加入している場合、手続きにこの証明書が必要となります。
盗難などにより紛失した場合は、最寄りの内政部移民署へ行き「紛失証明書」(顔写真2枚必要)をもらいましょう。その後台北と高雄にある日本台湾交流協会で旅券の失効手続きを行い、新規旅券の発給または「帰国のための渡航書」の発給を申請します。申請から発給までの日数は、新規旅券は約2週間、帰国のための渡航書は有効期限3日のものが即日発行(土・日・日本と台湾の祝日を除く)されるので、通常の旅行であれば帰国のための渡航書を申請しましょう。
帰国の際は、空港の出国審査のうち「公務窓口」で「出境登記表」を入手して必要事項を記入します。それを一般の出国審査窓口で紛失証明書、帰国のための渡航書(または新規旅券)とともに提出すると出国審査を受けることができます。
直ちにクレジットカード会社に連絡して使用停止の手続きをとりましょう。カード裏面の「発行金融機関名」、緊急連絡先をメモして財布と別に保管しておくとスムーズに手続きできます。
クレジットカードがあれば、カード払いやキャッシングで何とかなります。またクレジットカードが無い場合でもパスポートがあればWestern Unionなどの海外送金サービスを利用して日本から送金が受けられます。パスポートが無く、日本からの送金が期待できない場合は、最寄りの日本台湾交流協会に相談しましょう。しかし基本的には金銭の工面はできないので日本からの海外送金に頼るほかありません。
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真夏の台湾は酷暑です。外出の際は帽子を被るか日傘をさすなどの対策を行いましょう。直射日光を避けるためには長袖シャツや長ズボンも効果的です。さらに熱中症予防のためこまめに水分を補給するのもお忘れなく。
台湾のレストランや鉄道では冷房が強くかけられているので短時間であっても体が冷え切ってしまいます。短時間であっても上着を羽織るなどして自衛しましょう。
台湾の水道水は飲用に適さないので旅行中はボトル入りのミネラルウォーターを飲むようにしましょう。盲点になりがちなのが屋台の氷入りのジュース。水道水で作られている場合があるため、氷無しで注文した方が無難です。
病院(醫院)での受診手順は日本とほぼ同様。
受付(掛號)で登記。交通事故などは救急(急診)室に行く。
診察を申し込み、予約番号(掛號)をもらう。通訳が必要な場合は申告する。
指定された部屋(診療室)で医師(醫生、大夫)の診察と治療を受ける。診察後は薬と会計の準備ができるまで待つ。
会計(付費)で名前を呼ばれたらレシートにサインをする。診療、薬代を支払い、薬の番号をもらい、薬局で薬を受け取る。
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感冒 | 風邪 |
腹瀉 | 下痢 |
止瀉藥 | 下痢止め薬 |
哮喘 | ぜんそく |
過敏 | アレルギー |
對●●過敏 | ●●アレルギー |
醫院 | 大きい病院 |
診處 | クリニック |
内兒科 | 内科&小児科 |
事前にいくら準備や対策をしていてもトラブルは急に降りかかってきます。
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台湾の治安については、外務省が提供する以下の最新安全情報も合わせてご覧ください。