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韓国ドラマ『冬のソナタ』も映画『パラサイト』も見たことがなく、KPOPも詳しくはなく、世界を席巻している韓国カルチャーに疎い私ではありますが……ソウルに初めて行ったのは、20年前! その後もときおり旅しては変化を実感しています。こんなに近い国なのに、異なる食文化や独特なお茶、韓方、魅惑的な李朝家具に器、キッチン雑貨、そしてよく食べよく笑い、いい意味でちょっとお節介でエネルギッシュな人々。そう、ここは私の好奇心をくすぐるものがいっぱいなのです。しかも、大好きな美容についても、超特急の進化で目が離せない!そんな私の旅コラム、ソウル編。ちょっとニッチなところを攻めつつ、定番ネタも押さえたい。そんな大人女子の欲張りな目線で、ハワイガイドを作ってきた経験も存分に活かしながらお届けしたいと思います。
目次
まずは、大人の女性が大好きなデパートについて。今いちばん推したいデパートは、「ザ・現代ソウル(THE HYUNDAI SEOUL)」です。
2021年2月「汝矣島(ヨイド)」にオープンしたザ・現代ソウル。オープンして数年経った今も、魅力であふれています。地下2階から6階までに約700もの店舗が入っていて、見応え十分。さらには、建物自体のデザインのおもしろさにも大注目。屋内庭園や緑あふれる休憩スペースが点在、空間もたっぷりで、癒しと流行が共存している百貨店です。
私の推しポイントは、ソウル市内であちこちのエリアを巡らなくても「韓国の今」がわかるホットなお店が数多く出店されていること!
せっかくのソウル旅。韓国ならではの旬なファッションやコスメ、カフェ、グルメを楽しみたい。でも、タイトなスケジュールで旅する場合、移動で時間をロスするのはもったいない。しかも、方向音痴な私はGoogleマップでもたどり着けないことが多々あり。
この声にうなずいた方! 絶対に行ってみてほしいスポットなのです。
では早速ご案内を。お伝えしたい魅力が色々ありますので、今回はカフェ巡りに絞ってお届けします。
旅先でカフェ巡りをするのが大好きな私を、まず驚かせたのが……地下1階にある「テイスティーソウル」。韓国最大級のフードコートや見応えたっぷりの食品売り場のほかに、市内で人気のカフェが多数出店しているんです!
どんなカフェがあるんでしょうか? さぁ、カフェ巡りスタートです。
最初にご紹介するのは、やっぱりテッパンの「CAMEL COFFEE」 。
聖水(ソンス)に本店があり、今や韓国に8店舗ある人気店! 行列が絶えません。初めて行くなら、シグニチャーメニューの「カメルコーヒー」を。ただの甘いコーヒーではなく、コクと苦味を感じつつもクリーミーでまろやかという1杯です。1日数量限定の汝矣島(ヨイド)コーヒーにも注目。
さらには、カフェや雑貨店が集まる人気エリア延南(ヨンナム)発の「TAYLOR COFFEE」も。こちらも韓国に6店舗展開しています。ここでのオーダーは、程よい甘さのクリームがふんわりとのった「クリームモカ」。
しっかりめの甘党の方なら「BUTLER COFFEE」の「バトラーシュペナー」にチャレンジしてみては? 濃厚なクリームにコーヒー味のクッキークランブルがのったドリンクは満足感たっぷり! デザート感覚でいただけますよ。
韓国のエスプレッソブームにのるなら、韓国全土に9店舗展開するイタリアンカフェ「ALL THAT COFFEE」。エスプレッソにバゲットを浸して楽しむ「カフェジェジェ」が定番メニューです。
そしてスイーツなら、やっぱり「CAFE LAYERED」。韓国女子やリピーターで知らない人はいない、安国(アングク)に本店があるスコーンとケーキのお店です。種類豊富なスコーンはかわいいだけでなく、味もしっかり本格的。プレッツェルバタースコーンのふんわりむちっとした食感と味わいに心奪われて、私もすっかりファンに。
ほかにも、カフェ激戦区の延南(ヨンナム)で確固たる人気を誇る、バターサンドが絶品の「BUTTER &SHELTER」などなどチェックしていたカフェがずらり。
老舗のパン店「太極堂」もありますよ! パンのほかにも、1960年代から販売している素朴なモナカアイスが人気なんです。
たくさんカフェがあるので、どのカフェに入るか迷っているうちにすっかりお腹が空いてしまいます(笑)。
しかし、うかうかしてはいられません。テイスティーソウルのある地下1階は、日本と同じくデパートの中でいちばん混み合っている、いわゆるデパ地下。それぞれのカフェの席数にも限りがあります。だから、曜日や時間帯によっては激混みのことも。
そんなときは地上階にあり、かつ座席数も多いカフェへ。いくつかピックアップしてみました!
まずは、3階にある雰囲気抜群のヨーロピアンカフェ「laurus blanc(ローラスブラン)」。シックなインテリアで統一された大人向けのカフェで、食器はロイヤルコペンハーゲンを使用しています。カヌレやスコーンなどの焼き菓子のほか、バーガーやサンドイッチ、スープなどの軽食メニューも。ランチにもいいですよね。
4階にある「FROLLA」は、聖水発のエスプレッソバー。夫婦で経営されていて、ご主人はイタリア人。本場仕込みのフォカッチャなど、イタリアンなフードメニューが人気。
5階には「Blue Bottle Coffee」が。木の温かみを感じる店内は広々としていますが、アイスアメリカーノを求めるゲストでいつも賑わっています。日本でも人気のBlue Bottle Coffeeですが、注目は、韓国限定メニューの「プラリネチョコホットク&ほうじ茶カプチーノ」。韓国の伝統菓子トックを使ったスイーツも要チェックです。
そしてデパート最上階6階「BAEKMIDANG」は、1964年創業の南陽牛乳が運営しているソフトクリームが有名なカフェ。牛乳やコーヒーなどの素材は全てオーガニック。ミルク以外にも豆乳ソフトクリームもありますよ。
厳選して紹介しましたが、店舗数が多くなってしまいました(笑)。それだけホットなカフェが充実しているザ・現代ソウル。街をそぞろ歩きしながら気になるお店を巡るのも楽しく大好きな過ごし方ですが、限られた日数の中で存分に楽しむなら、こちらで気ままにカフェ巡りするのもありです。
「何がどこにあるの?」「ここはどんなお店なの?」を知らずに行くより、知っていると旅はずっと充実します。次回は、ザ・現代ソウル内のショッピング編をお届け予定。旅の予習にお役立てくださいね! 今回もご覧いただき、ありがとうございました。
監修:地球の歩き方
2024年2月現在、1ウォン:約0.11円です。
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