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イギリス旅行のお守りに海外旅行保険に加入すべき理由

地球の歩き方ウェブ運営チーム

地球の歩き方ウェブ運営チーム

更新日
2024年4月1日
公開日
2024年4月1日
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イギリスでは外国人を狙った凶悪犯罪は少ないですが、楽しい旅行が台無しにならないようトラブルを回避する術は事前に身に着けておきましょう。本記事では、イギリスで実際に報告された事例や身の守り方、トラブル回避法を紹介します。

イギリスの治安

©︎iStock

イギリスは比較的治安が良い国といわれていますが、日本ほどではなく旅行中であってもある程度は注意が必要です。特にロンドンやエディンバラでなどの大都市では犯罪件数が多く、近年では強盗やひったくりなどの窃盗が増加傾向といわれています。

日本人観光客に多い被害内容としては盗難、路上強盗、ひったくり、偽警官による詐欺などです。性犯罪やテロ、誘拐なども報告されています。危険なエリアとされている場所には近づかない、夜道をひとりで歩かないなどの対策をはじめ、歩道を歩くときは鞄を車道側に持たない、対向車側の歩道を歩く(背後から気がつかない間に近づき荷物を盗られたり誘拐されないため)など防犯意識をもって行動しましょう。

実際にあったトラブル事例

偽警察官による詐欺被害

©︎iStock

ヨーロッパでは昔からある旅行者を狙った犯罪手口のひとつが偽警察官による詐欺です。

この犯罪は複数人で行われることが多く、報告されているケースで多いのが「旅行者を装った人」と「警察官を装った人」の2グループに分かれて近づいてくるケースです。

まず一般の旅行者を装った人が写真撮影や道を尋ねるふりをして近づいてきます。足を止めて親切に対応していると、次に近づいてくるのが偽警官で「この辺の治安は悪いから」などの理由をつけて職務質問をしてきます。手荷物検査と称して鞄や財布、パスポートを提示するよう促され、手渡すとそのまま盗まれたり、クレジットカードをスキミングされてしまうというものです。

予防策としては知らない人が話しかけてきても相手にしない、警察官の胸元にあるIDを必ず確認するなどの対応をしましょう。イギリスでは身分証明証を携帯する義務はありません。にもかかわらずしつこく身分証明証の提示を求めてこられたりする場合は、周りの人に助けを求めたり安全な建物(ホテルや最寄りの警察署)に駆け込むようにしましょう。

置き引き

©︎iStock

非日常の旅行中は全ての風景が新鮮に見えて写真を撮る機会が増えます。その際、持ち物を地面や近くのテーブルに置いて写真撮影に夢中になっていると気がついたときには置いていたはずの荷物が忽然と消えているというトラブルが発生しています。
また高級ホテルなどであっても、朝食バイキングの時に日本と同じ感覚で席を取るために荷物を座席に置いて食事をとりに行っている間に荷物が盗まれるということもあります。

海外旅行中は日本での感覚を一旦忘れ、荷物から手を放す=盗まれるリスクが非常に高いということを意識してください。

ATM利用中の犯罪

©︎iStock

旅慣れた人のなかにはATMのキャッシングで現地の現金を引き出す方も多いですが、ATM利用時には注意が必要です。イギリスの町なかのATMは壁に面して設置されていることが多く、周りに囲いなどが無いためPIN (暗証番号)入力の際やお金を取り出す際は周囲の様子に十分注意しましょう。操作中に声をかけて気を引いた瞬間に別の仲間が現金やカードを盗むという連係プレーでの犯罪が報告されています。

またATMの機械そのものにスキミングの機械が設置されている場合もあるので、銀行の店舗内のATMを利用する、銀行が管理しているATM以外は利用しないなど心がけましょう。

トラブルに遭った場合

まずは警察に被害報告を!

イギリスで窃盗などの被害に遭った際はまず現地の警察署に被害を報告しましょう。イギリスでの緊急時の連絡先は警察、救急車、消防共通で999です。

所持品が盗まれた場合は警察に届け出て、ポリスレポート(Police Report)を発行してもらいましょう。海外旅行保険で盗難の補償もカバーされている場合は提出が必要な書類です。
イギリスの場合、事件の報告は警察署に直接出向く以外にオンラインでも受け付けています。順番に項目に答えて被害の報告をしましょう。警察署に直接出向くよりもPolice reportの発行まで時間がかかりますが、口頭で英語で説明するのが少し不安な場合は、電子辞書などを使用して自分のペースで被害状況を報告できます。

パスポート盗難・紛失時の対応

パスポートが明らかに盗まれた場合は上記の通り警察への報告をします。紛失の場合は警察への届出はできませんが在英国日本大使館(または領事館)で紛失の経緯などの記述があります。

パスポートの盗難・紛失の場合、
新たな旅券の発行
帰国のための渡航書
のいずれかが必要となり、手続きは申請・受領ともにいずれも本人が大使館(または領事館)に訪れる必要があります。

目次

  • 2024年3月現在、在英国の領事サービス利用のための来館は事前予約が必要です。詳しくは在英日本大使館のHPを確認ください。

海外旅行へ行くときは保険の加入が安心!

©︎iStock

比較的治安が良いとされるイギリスでも、日本と比較するとまだまだ犯罪が多く、毎年多くの被害が報告されています。
海外旅行保険にお世話になるようなトラブルに巻き込まれないことがベストですが、万が一事件や事故に巻き込まれたり普段とは異なる環境下で急な体調不良となってしまった場合でも、海外旅行保険に入っていれば金銭的な不安が和らぎます。海外旅行のもうひとつの“パスポート”、海外旅行保険への加入を検討しましょう。

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