- 広島県
陸・海を巡る新たな観光体験へ!広島を遊びつくす2泊3日周遊プラン
2024.3.28
キーワードで検索
2泊3日で広島に行くなら、人気・定番観光地だけなんてもったいない!JR西日本観光ナビ「tabiwa by WESTER」限定の乗り放題きっぷ「広島ワイドパス」があれば、お金も時間も上手に使った旅行ができちゃいます。王道の広島市・宮島はおさえつつ、呉や竹原、鞆の浦など隠れた名スポットを満喫しながら、尾道まで広~く周遊!3日間で充実の広島旅行を楽しみませんか?
目次
今回の2泊3日旅行で役に立つのが、「広島ワイドパス」。JR、バス、船舶がセットになった3日間有効の乗り放題きっぷで、広島を広範囲に周遊する旅行では大活躍の存在です。初日は広島市、宮島をJR線で巡り、2日目はさらに足を延ばして呉、竹原へ。最終日は瀬戸田(生口島)、尾道、鞆の浦と、3日間だけで見どころいっぱいの7エリアが回れちゃいます!お得な切符をかしこく使い倒す、広島周遊旅スタートです♪
広島駅に着いたら、まずは広島観光の新たなマストスポット「おりづるタワー」へ向かいましょう。「広島ワイドパス」で利用できる市内循環バス「めいぷる~ぷ」を使い、10分ほどで到着です。原爆ドームのある平和記念公園の隣にあるため、セットで訪れるのがおすすめですよ。
「おりづるタワー」には物産館があり、県を代表する銘品や地元で愛されているお土産など、約1,000点が取り揃えられています。その他注目は来館者の想いのこもった折り鶴でいっぱいになる「おりづるの壁」。ここでは専用の折り紙で鶴を折り、約50mの高さから折り鶴を投入する体験ができます。壁はガラス張りの吹き抜け空間になっているため、外から見れば幾層もの折り鶴で彩られた圧巻の光景が!来館者みんなで作り上げる、広島でしかできないユニークな体験です。
さらに屋上階には、絶景広がる展望スペース「ひろしまの丘」も待っています。原爆ドームはもちろん、遠くには宮島の弥山まで見わたすことができる大パノラマを楽しみましょう。
続いて目指すのは、開運スポットとしても名高い「宮島」。まずは広島駅からJR山陽線で「宮島口駅」へ向かい、その後JR西日本宮島フェリーに乗船します。所要1時間足らずという手軽さもさることながら、どちらも「広島ワイドパス」に含まれているためスムーズに移動ができるんです。
フェリーに乗ると徐々に見えてくるのが、鮮やかな朱色をたたえた大鳥居。世界文化遺産として知られる厳島神社のシンボルでもあり、海に浮かぶ幻想的な姿が唯一無二の風景を作り出しています。干潮時に真下まで歩けば、高さ16mを誇る大柱を間近に眺めることもでき、ひと味違った姿を見せてくれるのも魅力。海越し、社殿越し、真下から……など場所や時間を変えて、ぜひお気に入りの一枚を撮影してみてください。
「神の島」とも呼ばれる宮島では、“神の使い”であるシカと島のあちこちで出会えます。そんな島内を散策がてら、ぜひ立ち寄りたいのが宮島発祥の「揚げもみじ」のお店。広島名物のもみじ饅頭を独自の衣で揚げたおやつです。具材も定番のあんこだけでなくクリームやチーズ、最近では瀬戸内レモン味などバラエティも豊か。一見味の想像がつきませんが、外はカリっと揚げられ中はふわふわ。一度食べたらやみつきになるおいしさなんです!店内でひと休みしながら味わってくださいね。
さまざまな名物がある広島県ですが、やはりソウルフード・お好み焼きは外せません!広島市内まで戻れば、老舗から新店まで提供店も多種多様。どこへ行くか迷ったら、広島駅構内にある「OKOSTA(オコスタ)」で、お好み焼き作りを体験してみませんか?体験時間は約90分で 1日3回(10:30~、13:00~、18:30~)実施しており、手ぶらOKのため気軽に参加できますよ。“お好み焼士”と呼ばれるスタッフのサポートを受けながら、本格的な道具や調味料を使い焼き上げていきます。
ちなみに、広島のお好み焼きは具材を混ぜ合わせずミルフィーユのように焼く“重ね焼き”が特徴のひとつ。地域ごとにも異なる具材を使っており、牛や豚のミンチを入れた府中市の「備後府中焼き」、細うどん入りで半円形をした呉市の「呉焼き」など、バリエーションもさまざま!王道以外にも、ぜひ食べてみたいご当地お好み焼きばかりです。
旅の2日目は広島市を離れ、JR呉線に乗って「呉市」と「竹原市」を巡ります。呉市はかつて戦艦・大和を建造したことでも知られ、世界有数の軍港として発展してきた町。現在も港には多彩な船や大型のタンカーが行き交い、ゆかりのあるスポットもたくさんあるんです。
JR呉駅から徒歩5分ほどの場所にある「大和ミュージアム」も、そんな見どころのひとつ。館内には呉の歴史や戦艦技術などが学べるほか、10分の1のスケールに再現した戦艦・大和の模型なども展示。迫力ある模型は、船になじみが無くてもじっくり見入ってしまうほど興味深いものばかりです。
さらに、ここ呉に1936年から店を構えるのが「メロンパン」という老舗パン屋。県内に30店舗近く店があり、広島県民にはお馴染みの人気店なんです。看板商品のメロンパンは、一般的なクッキー生地を使った円形ものではなく、自家製クリームがたっぷり入ったラグビーボールのような形が印象的。レトロなパッケージも魅力で、思わずあれもこれもと買いたくなってしまうはず。おみやげに渡しても喜ばれること間違いなし!のかわいさです。
呉駅を後にし、次の目的地・竹原駅へ向かいます。この区間は瀬戸内海に沿って走行するため、海景色を堪能しながら約1時間の列車旅を楽しみましょう。
「安芸の小京都」と呼ばれる竹原には、当時の面影を残す由緒ある屋敷やお寺が点在。「たけはら町並み保存地区」のメインストリートは石畳みの風情ある町並みが残されており、町歩きに最適です。気になるお店を覗きつつ、気の向くままに町を散策してみましょう。江戸時代、塩作りや酒造りで栄えたことから歴史ある酒蔵も残っており、創業280年以上を誇る老舗「竹鶴酒造」があるのもこの通り。ニッカウヰスキー創業者の生家として有名で、NHK連続テレビ小説「マッサン」のモデルでご存じの方も多いのではないでしょうか?気になる銘柄をいくつか試飲して、おみやげ用に購入するのもおすすめです。
どこを撮っても絵になる竹原の町並みですが、なかでも今注目のフォトスポットが「ハートの風車」。竹で作られた150個以上のハート形の風車が並び、赤やピンクなどキュートな色で彩られています。一緒に写真を撮れば、なんだか幸せもアップしちゃいそう!
ハート型の風車は設置場所の「竹原まちなみ竹工房」で購入することも可能。ここでは竹かごや竹細工などが作れる製作体験も実施しており、思い出に残る旅のおみやげが作れます。制作体験は「tabiwa by WESTER」を使って予約すると、スムーズに参加できますよ。
たくさん歩いて疲れたら、竹原のご当地グルメでひと休み。生地に酒粕が練りこまれた「たけはら焼き」は、酒処・竹原で生まれた独自のお好み焼き。ひと口食べるとほんのり酒粕が香り、ふんわりとした優しい味わいが特徴です。ほかにもほぐした白身魚に、エビや卵など彩り豊かな食材がのった「魚飯(ぎょはん)」も有名な郷土料理。ご飯にかけるだし汁まで手間暇かけて作られ、ここでしか食べられない幻の料理ともいわれているそう。どちらも市内各店で提供されているため、ぜひ一度味わってみてくださいね。
瀬戸内海に点在する、個性あふれる美しい島々が魅力の広島県。最終日は船に乗り、「広島ワイドパス」を使って「生口島(いくちじま)の瀬戸田」「尾道(おのみち)」「鞆の浦(とものうら)」の3スポットを巡ります!
「生口島」に到着したらまず立ち寄りたいのが、「未来心の丘」。瀬戸田港からほど近い「耕三寺」の中にあり、5000平方メートルもの広大な庭園には白く輝く大理石のモニュメントがそびえ立ちます。これらは“自然との調和”をテーマに掲げられた作品で、世界的な彫刻家・杭谷一東氏により2000年に完成したもの。一度実物を目にすれば、その重厚感に思わず圧倒されるはず。眩しいほどの大理石は瀬戸内の空と海と見事なコントラストを描き、まさにフォトジェニックな美しさです!
続いて船に乗り移動した先は、広島市に次ぐ観光都市として人気を集める尾道市です。歴史情緒漂う寺社や建物が並ぶ一方、町歩きをいっそう楽しくするカフェやパン屋さんなど新店もたくさん。路地を歩けば、まるで迷路に入ったかのような空間が広がるのも尾道ならではです。尾道と対岸に浮かぶ向島に挟まれた海は「尾道水道」と呼ばれ、利便性の高い交通路として多くの商人が行き交っていました。町の発展とともに水道の間際まで家々が密集して立ち並んだことで、今の“箱庭的”な空間が形作られたそう。町全体もコンパクトにまとまっているため、徒歩だけでのんびり散策を楽しめるのもいいですね。
おすすめの散策スポットは、「猫の細道」というかわいらしいネーミングがついた路地。艮(うしとら)神社の東側に続く約200メートルの路地には、作家の園山春二が石に描いた「福音猫」をはじめとした、猫モチーフがあちこちで発見できます。もちろん、のんびりくつろぐ本物の猫に出会えることも♪隠れ家的なカフェや美術館もOPENしているため、あわせて立ち寄ってみてくださいね。
さらに、ちょっぴり変わった観光体験がしたい方は「ICHIROKU」(イチロク)を使った散策もいち押しです。「ICHIROKU」とは、座席にペダルがついたオランダ生まれの16人乗りの自転車のこと。カウンター席に座り、ドリンク片手におしゃべりを楽しみながら尾道の観光スポットを巡っていきます。観光客があまり訪れないディープなエリアを巡るツアーなど、リピーターも満喫できる仕掛けで楽しませてくれますよ。
続いては、標高140mの山の中腹に位置する「千光寺」まで、ロープウェイを使って目指しましょう。窓から四季折々の花と風情ある建築物を眺めつつ、山頂の「千光寺公園」まで約3分で到着します。「千光寺」は、806年に弘法大師によって創立された歴史ある寺社。京都の清水寺のような舞台造りの朱色をした本堂は、林芙美子の『放浪記』に登場したことでも知られています。しまなみ海道や瀬戸内海、自然と調和した美しい町並み……ここから見下ろす尾道の風景は、きっと心に残る旅の思い出になるはずです。
岬にそびえる朱塗りの観音堂「阿伏兎観音(あぶとかんのん)」など、船から望める海上風景も楽しみながら1時間ほどで「鞆港」へ。どこか懐かしさを感じる風光明媚な景色が残り、数々の映画やアニメの舞台にも選ばれた町です。
港は石組み階段の船着き場や雁木などが造られた、風情漂う景観。なかでも1859年の建造時から長年にわたり町を見守ってきた「常夜灯」は、この町のシンボルです。昼の姿も絵になりますが、夕暮れ時のオレンジ色に染まった景色もまた格別。のんびりとした空気感に包まれながら、すてきな旅の締めくくりを演出してくれます。
「広島ワイドパス」は、県内を広範囲に移動する方におすすめの周遊パス。JR西日本観光ナビ「tabiwa by WESTER」限定で購入可能です。アプリ版「tabiwa by WESTER」を使えば、おみやげやグルメが割引になるさらにお得なサービスも!さらに、経路検索やグルメ・体験などの予約機能、旅のスケジュール作成機能など、旅に役立つツールも充実しています。旅行の前にスマホにダウンロードしておけば、広島旅行の助けになってくれること間違いなし。「広島ワイドパス」を使って爽やかな瀬戸内を満喫しに出かけましょう!
ひろしま公式観光サイト「Dive!Hiroshima」にはスポット・体験情報をはじめ、イベントや旬情報など観光に役立つ情報満載です!広島へ旅行の際は是非活用してみてください。
また、現在広島県では広島ファンが広島のことを教えてくれて、まるで広島に友達がいるような感覚で広島の情報を知ることができる公式観光アプリ「KINSAI」(きんさい)というサービスを提供中。事前に行先についてチェックしたり質問を投稿することで、あまり知られていないディープな情報を得られるかも⁉
●広島ワイドパス
■発売額
おとな4600円 こども2300円
■有効期間
3日間
■「広島ワイドパス」購入ページ
https://app.tabi-wester.westjr.co.jp/eticketDetails?ticket_id=TK009000
■「tabiwa by WESTER」ダウンロードページ
https://www.jr-odekake.net/navi/tabiwa/
●ひろしま公式観光サイト「Dive!Hiroshima」
https://dive-hiroshima.com/
●広島県公式観光アプリ「KINSAI」
https://kin-sai.com/
TEXT:渡辺菜々子(ART LOVE MUSIC)
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
(関連記事)https://www.arukikata.co.jp/web/catalog/article/travel-support/