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「神々のすむ島」と呼ばれるバリ島では、海を見下ろす高台やのどかな農村に最旬リゾートが登場しています。1970年頃から進められたホテル開発により中心部はどこも新しいホテル用地が不足気味で、代わりに観光地から離れたロケーションに施設内でゆっくり滞在できるホテルが増えています。土地が安い分、5つ星リゾートでも1泊4~5万円台が主流なので、円安状況であってもお手頃感のある価格帯がうれしいところ。今回は、日本人にも人気の4つの滞在エリアとともに、程よい距離感で過ごせるリゾートをご紹介しましょう。
目次
最初に紹介するジンバランはバリ有数の高級リゾート地区です。夕景とシーフードが楽しめる食堂街のイカン・バカール(魚介のBBQ)や、高さ121mの巨像が立つ文化公園ゲーウェーカー・カルチュラルパークなど人気スポットも点在しています。漁村の雰囲気が色濃く残っているので、漁から戻った船がビーチから魚を運び込む魚市場を訪問してみましょう。
ジンバランの魚市場から8kmほど南西、アヤナ・リゾート敷地の高台にオープンした「アヤナ・セガラ」は、中心部の喧騒から隔絶された楽園ホテルです。客室棟に沿ってラグーンのように広がるプールは777平方メートルとバリ島で最大級。緑のトロピカルガーデンに包まれて、プールからも客室からも心が洗われるような眺望が楽しめます。
次に紹介するヌサドゥアは観光客向けに開発されたリゾートタウンです。「東洋一のリゾートエリアを作る」というインドネシア政府のプロジェクトにより、1970年代からホテル界のビッグネームを次々と誘致し、ファミリー利用にも便利な施設が目立つ印象です。
ヌサドゥア中心部から3kmほど西、高台の森に囲まれたアパートメントはまさに大人のための隠れ家です。各部屋にはスパのようなバスルーム、広々としたリビング、プランジプール付きの屋外テラスを完備。同系列のルネッサンス・バリ・ヌサドゥア・リゾートの敷地内にあるので、充実した施設が利用できるのも魅力です。
バリ島で最も旬なビーチエリアといえばチャングーです。10年ほど前までは静かな漁村でしたが、リゾート開発が一気に進み、今や流行発信基地となっています。海辺の雰囲気を楽しむならバトゥボロン・ビーチからエコー・ビーチにかけて散策してみましょう。
サーファーでにぎわうエコー・ビーチから1kmほど北東、「ラ・リザーブ 1785」はジャワ伝統のジョグロ様式で建てられたブティックホテルです。アンティーク収集家のアンリエッタさんの住居を親交のあったフランス人女性オーナーが改築し、客室にはルネッサンス絵画やヨーロッパ調の家具を配置。素朴な村落の外れにあり、ユニークなホテルが多いチャングーでも個性が際立っています。
最後に紹介するのは、伝統文化やアートで知られるウブドです。グラライ国際空港から車で1時間ほどの丘陵地帯にあり、周辺にはのどかな田園風景が広がっています。
目抜通りには、ウブド王宮、市場、美術館など見どころが多いため、ビーチエリアからのバスツアー客もたくさんみかけ見かけます。渋滞が慢性化しているので、余裕ある移動を心がけておきましょう。
ウブド王宮から5kmほど南西、ウマ・カライはサヤン地区の田園に囲まれたプチリゾートです。緑あふれる敷地に点在する客室は3棟のヴィラと3室のスイートのみ。メインプールからは田植えや稲刈りなど農村風景も広がり、慌ただしい日常生活をリセットするのにピッタリ。スマホの電源はオフにして心と体をフルチャージしましょう。
いかがでしたか? ホテルの高級化が進むバリでは、各エリアのプチ郊外にあるリゾートを選択肢に入れるとお得に滞在できます。絶景プールやグルメ施設はもちろんのこと、癒しのスパやワークショップもホテル内に用意されているので、ひたすらおこもりするのも贅沢な時間の使い方ですね。
バリ島の素顔が垣間見えるロケーションで自分流のバカンスを過ごしてみましょう!
12 地球の歩き方 aruco バリ島 2024~2025
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TEXT:小高雅彦(シエスタ)
PHOTO:有賀正博
監修:地球の歩き方