- 日本
- イベント
【イベント終了/5月13~14日開催】世界のお酒が大集合! 東京インターナショナル バーショー2023開催
2023.5.23
キーワードで検索
世界のお酒が大集合! 醸造所、蒸溜所、インポーターをはじめ、お酒関係の会社や機関が一堂に会する巨大イベント、「東京インターナショナルバーショー2024」が東京ドームシティのプリズムホールで開かれました。総入場者数は約1万4500名(主催者発表)で、昨年同様、大盛況でした。今回は、イベントで登場したもののうち、3つのお酒について特徴をご紹介します!
目次
ウイスキーといえば、スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、ジャパニーズ(日本)の5大国が知られていますが、ウイスキー新興国にも注目が集まっています。
そのひとつが北欧のフィンランド。ウォッカやアクアビットなどのアルコール度の強い蒸留酒のイメージが強い北欧ですが、フィンランドでは、地元の材料にこだわったウイスキーを生産。家飲み派をはじめ、近年静かな人気を集めてきています。
サトウキビの搾り汁を蒸溜して作られるカシャッサは、政府の厳しい基準をクリアしたものだけが名乗れる、ブラジルの国民酒。
熟成用の樽に使われる30種類以上の木が、ブラジルの雄大な自然を感じさせる味と香りを醸し出す、ボタニカルなお酒です。そのまま飲むと度数がかなり強いですが、砂糖とライムを加えたカクテル「カイピリーニャ」をはじめ、カクテルのベースとしても人気。
ブラジル産のパッションフルーツと練乳を加えた「バチーダ・ヂ・マクラジャ」、ココナッツミルクを加えた「バチーダ・ヂ・ココ」などのバリエーションもあり、飲み比べてみるのもよさそうです。
日本酒以外のお酒にも注目が集まっている日本。
静岡にある静岡蒸溜所では、世界でもここだけと言われている薪の火で蒸溜するポットスチルを持ち、独特の風味を引き出したシングルモルトを生産しています。
また東京・蔵前のエシカル・スピリッツは、日本酒の酒粕を使ったジンを開発。コロナ禍などの影響により捨てられる運命にあった酒粕を使用し、ユニークな風味のジンに仕上げています。これら日本初のウイスキーやスピリッツが、世界の一級品と肩を並べる日も近いかもしれません。
「東京インターナショナルバーショー」は、世界各国でその地域の名前を冠して開催されているイベント。日本では2012年にアジアで初めてのバーショーとして「東京インターナショナルバーショー」が開催され、2020年~22年をのぞき毎年開催されています(昨年の様子はこちら)。
毎年、会場を変えて2日間開催されますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
会場を歩きながら、こんな国にこんなお酒があるんだ! と、お酒に対する認識を新たにしました。そのバックグラウンドにあるお国柄や歴史にも興味津々、まさに「酒に歴史あり、歴史に酒あり」。今宵も、世界お酒旅行に飛び立とうではありませんか!
TEXT&PHOTO:秋山 岳志
W27 世界のお酒図鑑
112の国と地域の地酒を酒の雑学・お約束とともに解説
旅の図鑑
2022/01/26発売待望の「酒」をテーマにした図鑑が仲間入り。世界各国&地域の選りすぐりの地酒たちを酒の雑学やお約束とともにご紹介!
待望の「酒」をテーマにした図鑑が仲間入り。世界各国&地域の選りすぐりの地酒たちを酒の雑学やお約束とともにご紹介!
ご当地酒をたしなむことは旅の醍醐味のひとつ。長年海外取材をしてきた地球の歩き方が、各国の外せない地ビールやワイン、ハードリカーにカクテルなど、ちょっとした雑学とともにご紹介。お酒を通して世界にふれられる一冊です。
お酒の種類 | ページタイトル | 掲載ページ |
ウイスキー | 世界のウイスキー A to Z、フィンランド | p.18、113 |
カシャッサ | ブラジル | p.178 |
ジャパニーズ・ウイスキー | 日本 | p.32 |
監修:地球の歩き方