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姫路のディープスポットで気軽に海外旅行気分!?世界の観光名所が大集合の太陽公園

地球の歩き方加藤

地球の歩き方加藤

更新日
2024年7月1日
公開日
2024年7月1日
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兵庫県西部にある姫路市を象徴する建物といえば、日本で初の世界遺産に登録された姫路城(別名:白鷺城)ですが、同じ市内に白鳥城という立派なお城があることはあまり知られていません。白鳥城があるのはJR姫路駅からバスで40分ほどの場所にある「太陽公園」という施設で、ここではお城のほかにも世界中の有名観光地のレプリカが展示されています。筆者が訪れた際の様子をレポートします。

到着前から白鳥城がお出迎え

太陽公園は姫路城から北西に9kmほどの郊外にあります。敷地の周りには畑や民家が程度で高い建物が無いため山の上にある白鳥城は公園を目指す道中からすでに存在感があります。
ドイツのノイシュバンシュタイン城をモチーフに建てられた白鳥城は姫路城とは違い洋風の佇まいで、瓦屋根の日本家屋とのコントラストは少し不思議な感覚です。遠くから見るとあまり感じませんでしたが、近づくとお城の大きさや精巧な造りに圧倒されます。
後述しますが、太陽公園のシンボル白鳥城は外観を見るだけではなく内部を見学できます。

ふたつのエリアに分かれる太陽公園

太陽公園は大きくふたつのエリアに分かれます。凱旋門をはじめ、モアイ像や万里長城など世界中の観光名所などを再現した「石のエリア」と白鳥城や食事ができるウェルカムハウスがある「城のエリア」です。エリア間は一般道を300mほど挟んでいて、徒歩約3分程で行き来できます。

石のエリア

入園してまず目に入るのが凱旋門

敷地面積4万坪の石のエリアでは、フランスの凱旋門をはじめモアイ像やピラミッドなど世界各国12の観光名所などを再現しています。木々が生い茂り自然豊かなコースをのんびり歩くと気分はすっかり海外旅行です。園内はアップダウンもあるので、必ず動きやすい靴を履いていくようにしましょう。万里長城や天安門広場は影になる場所が少ないので水分補給もしっかりと!

石のエリアで巡れるスポット

目次

  • モアイ像
  • ピラミッドは手前がエジプト、奥がインカ帝国のもの
  • 天安門広場
  • 石貨
  • 自由の女神の後ろ姿も見れる!
  • 兵馬俑と握手も可能

配布される園内マップには記載されていませんが、園内には自由の女神や韓国・済州島のトルハルバン、500人の仏弟子をかたどった五百羅漢などもあり、全てをじっくり見て周るととても一日では足りません!

筆者が石のエリアで一番感動したのは兵馬俑の発掘現場を再現した秦始皇帝兵馬俑坑です。
本場中国の兵馬俑博物館で作成された約1000体の兵馬俑のレプリカがずらりと並ぶ光景はまさに圧巻です。今にも動き出しそうなほどリアルな兵馬俑はよく見てみるとひとりひとり表情や服装が微妙に違っていて、作業の細かさが見てとれます。
さらに、建物内に入りきらなかったのか石のエリアの順路では、たくさんの兵馬俑が立っていて、遠くから見るとまるで立ち話をしているようです。通常は柵越しにしか見られない兵馬俑が目の前にあり、触ることもできます。兵士たちの井戸端会議に参加して写真を撮ると面白い写真が撮れそうです。

城のエリア

©︎太陽公園 白鳥城全景

城のエリアには太陽公園のシンボル白鳥城のほか、城の麓にある入場無料のウェルカムハウス スワンとレインボーハウスがあります。ウェルカムハウス スワンとレインボーハウスでは軽食を食べたり土産コーナーで買い物ができます。

城のエリアで絶対に訪れるべき場所は何といっても白鳥城です。麓から山頂まではモノレールを利用すると約3分で到着でき、館内はエレベーターも完備の完全バリアフリー設計のため、ベビーカーや車椅子を利用している方でも快適に館内を見学できます。

モノレールからの景色も素晴らしい

ドイツのノイシュバンシュタイン城を3分の2スケールで再現した白鳥城の内部は7つのフロアに分かれていて、各階で趣の違った3Dアートやトリックアート、中世ヨーロッパの展示を楽しめます。筆者が訪れた際は宝探しやクイズラリー(200円)、スタンプラリー(無料)が行われていて、小さい子供がいても飽きずに楽しめました。

白鳥城の7階にある大広間では、週末限定でアフタヌーンカフェを営業していて中世ヨーロッパのお城という非日常の雰囲気のなかで優雅なティータイムを楽しめます。山の上にあるお城ということもあり、窓からは新緑や紅葉など四季折々の美しい景色が眼下に広がります。

  • 近くで見ても立派な造り
  • 気分はすっかり王様気分
  • 何かを召喚できそうな魔法陣

園内は民族衣装やコスプレでの撮影OK

©︎太陽公園

世界中の観光名所や中世ヨーロッパのお城をモデルにした白鳥城、愉快なトリックアートなど太陽公園内は至る所に撮影スポットがあふれています。
これらの非日常な風景は以前から知る人ぞ知るコスプレの撮影スポットだったそうですが、ルール決めやコスプレイヤーの方の意見を取り入れながら無料の更衣室を完備するなど、環境整備をしたことで今では認知度も広がり日本中からさまざまなコスプレイヤーの方が集います。

園内では世界の民族衣装の有料貸出(女性の入園者限定)※大人1000円小人600円を行っているので、お気に入りの撮影スポットに合わせて衣装を選んで撮影会を楽しめます。

衣装を持参して園内で撮影の場合は、事前予約が必要です。予約方法や利用規約は「コスプレ撮影の方へ」を確認しましょう。

太陽公園はギャップにグッとくる!

突如現れた巨大5円玉

重厚なお城の造りや緻密に設計された石像・遺跡のレプリカが数多く展示されている園内ですが、実はところどころでクスっと笑えるような絶妙な緩さを感じるスポットや手作りの温もりを感じる展示もあり、そのギャップに惹かれます。

たくさんの展示があるので、友人同士はもちろん家族で出かけてもきっと各自お気に入りのスポットを見つけられるはず! もうひとつの姫路の名所、太陽公園に行ってみましょう!

太陽公園

住所
兵庫県姫路市打越1342-6
営業時間
平日10:00~18:00、土日祝日9:00~18:00(チケット販売はいずれも17:30まで)
アクセス
JR姫路駅から神姫バス「白鳥台行き」に乗車し、白鳥台3丁目下車。または「緑台行き」に乗車し、打越西(もしくは打越新田)下車
送迎
土日祝のみ太陽公園⇔JR姫新線余部駅間の無料シャトルバスを運行。時間や乗降場所は公式HPで確認
入場料
大人1500円、小人700円、高齢者(75歳以上)700円、障がい者・介助(大人)700円、障がい者(小人)400円※モノレール乗車券は入場料に含まれる
定休日
不定休
駐車場
あり入場料とは別に500円
URL
https://www.taiyo-park.com/
季節によって営業時間が変動するので、最新情報は必ず公式HPで確認ください。
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