旅に行きたくなる記事をテーマ別に厳選!地球の歩き方ウェブマガジン
キーワードで検索
世界的に有名な超高級ホテルからユースホステルまで、ロンドンのホテルのグレードはさまざま。以前からロンドンのホテルは高くて狭いといわれていることに加え、現在の物価高も相まってホテル選びは悩ましいところ。日中は観光で出かけているのであまりこだわらないという人でも、やはり安心して体を休めることができるホテルを見つけたい。
目次
ロンドンには多数のホテルが散在しているが、B&Bと呼ばれる小さな宿が集まるエリアもある。こうしたエリアは、アクセスがよく観光に便利な場所にあり、ロンドン中心部でのホテル探しの目安にできる。
たとえば大英博物館周辺は、ロンドン大学もあるアカデミックなエリアで、キングス・クロスなどターミナル駅にも近い。ハリングフォードなど小さいながらもリラックスできるホテルもある。
空港からのアクセスのよさということであれば、ヒースロー空港から地下鉄ピカデリー・ライン1本で行けるアールズ・コート周辺のほか、エリザベス・ライン直通のパディントン駅周辺もいい。パディントン駅には「ヒルトン・ロンドン・パディントン」が隣接している。
ほかにも、ロンドン観光の定番バッキンガム宮殿に近いヴィクトリア駅周辺も便利な立地。王室にもゆかりがある「ゴーリング」は、老舗高級ホテルとして知られる。
ExpediaやBooking.com、Google Mapなどは、地図からホテルが探せ、相場を知るにも便利。ロンドンでは一律料金を設定しているホテルは少なく、日によって料金が変動することがほとんど。まずは自分の旅行日程を決めて検索してみよう。
一般に、中心部でハイシーズンになるほど料金が高いが、ホテルによっては、長期宿泊、早期や直前予約割引のほか、ホテルのウェブサイトからのスペシャルオファーが出ていることもある。
「イビス」や「ホリデー・イン」、「プレミア・イン」など、エコノミーなチェーンホテルは機能的で安心して泊まれるが、やはり中心地になるほど高い。また、安値の小さな宿は設備面が不安なことも多いので、ホテル予約サイトで事前に口コミをチェックしたい。
「リッツ」に「サヴォイ」、「クラリッジ」、「ブラウンズ」など、ロンドンには昔から貴族やクラブメンバーの社交場になっていた憧れの老舗ホテルも多い。こうしたホテルに滞在して世界中のセレブと知り合うのもいいが、予算が許さない場合も。
そんな時にはアフタヌーンティー体験で、その雰囲気を味わうのもいい。ティーセットとともにケーキやサンドイッチが恭しく運ばれてくる、気品あふれるアフタヌーンティーは、老舗高級ホテルならでは。
超高級・高級ホテルは、メイフェアと呼ばれる一等地に立地している場合が多く、観光やショッピングのついでに利用できるが、最低でもスマートカジュアルと呼ばれる服装を心がけたい。
ロンドンらしい雰囲気を1日中感じたい場合、とにかく便利な立地がいいという場合は、少し高くなるが中心部に宿をとるのがおすすめ。ロンドンは地下鉄網が発達しているので、予算を優先するなら中心部から離れた宿をとるのも一手。自分の旅のスタイルを探りつつ、宿探しを楽しみたい。
TEXT&PHOTO:平林加奈子(Kaas)
トップ画像:キャサリン妃が婚礼の前に宿泊したという老舗高級ホテル、ゴーリング(iStock)
監修:地球の歩き方
04 地球の歩き方 Plat ロンドン
Plat
2024/06/20発売定番から1960年代を追体験できるスポットまで幅広く収録し、短いロンドン滞在でも効率よく楽しみたい旅行者に最適な一冊。
定番から1960年代を追体験できるスポットまで幅広く収録し、短いロンドン滞在でも効率よく楽しみたい旅行者に最適な一冊。
短い滞在時間でも効率的にロンドン観光を満喫したい旅行者に最適なコンパクトガイドの決定版!
本書は、ウェストミンスター寺院、大英博物館、バッキンガム宮殿、ロンドン塔など見逃せない定番の観光スポットから、ファンが多い1960年代カルチャーを追体験できるスポットまで、ロンドンの魅力を堪能できる価値ある見どころを幅広く収録。
コンパクトサイズながら『地球の歩き方』ガイドブック譲りの「旬」で「密度の濃い」情報を満載しています。