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アメリカ西海岸の都市サンフランシスコ。さわやかな風が吹くゴールデン・ゲート・ブリッジからはじまり、カルチャーとアートがあふれるダウンタウン、海の匂いが漂うピア39まで、魅力的な観光スポットがめじろ押し。今回の記事では、サンフランシスコの人気観光スポットを厳選し、その魅力を余すところなく紹介する。サンフランシスコを楽しみつくそう。
サンフランシスコの象徴ともいえるこの赤いつり橋は、長きにわたって人々を魅了してきた。橋の北側と南側には展望スポットがあり、特にマリン・ヘッドランズからの眺望は圧巻。朝は霧に包まれた幻想的な姿を見せ、昼には太陽が橋を照らし、そして夕焼けに染まっていく。どの瞬間も違った表情を見せてくれる絶景スポットだ。
ショッピング好きにはたまらないのがユニオンスクエア。高級ブランド店が建ち並ぶ洗練された雰囲気で、サンフランシスコの商業の中心地でもある。季節ごとにさまざまなイベントが開催され、クリスマスシーズンには大きなツリーやイルミネーションが輝く。さらに、周辺には美術館や劇場も多く、芸術を楽しむこともできる。
サンフランシスコのグルメを味わうなら、フェリービルディング・マーケットプレイスは外せない。ここは、かつて船着場の倉庫として利用されていたが、2003年に市場として生まれ変わった。サウサリート生まれの陶器メーカーなど厳選されたショップ、地元で取れた農産物などが集まり、多くの観光客や地元の人々でにぎわっている。
モダンアートに興味があるなら、サンフランシスコ近代美術館(SFモマ、SF MOMA)は外せない。ここは、1935年にオープンしたアメリカ屈指の現代アートが集まる美術館で、アンディ・ウォーホルなど世界的に有名なアーティストたちの作品を含め3万3000点以上を所蔵。館内のアトリウムには自然光が降り注ぎ、開放感ある空間が心を癒してくれるだろう。
サンフランシスコの北西部に位置するフォートメイソンは、第2次世界大戦中に軍事施設として使われていたが、現在は博物館や美術館などが並ぶレクリエーション地区となっている。広大な敷地には、レストラン、ギャラリー、劇場などがあり、イベントが開催されることも。春~秋の金曜の夕方には、フードトラックが集まるオフ・ザ・グリッドが行われ、グルメが楽しめる。
にぎやかなアトラクションやショップが並ぶピア39。桟橋上の人気スポットで、グルメを味わったり、ショッピングを楽しむことができる。特に夕暮れ時は海に沈む夕日が美しい。ピア39は、エネルギッシュな雰囲気とリラックスできるロケーションが魅力の、サンフランシスコ観光で見逃せないスポットのひとつだ。
脱出不可能といわれたアルカトラズ刑務所があった島で、1963年までは連邦刑務所として使用されていた。現在は、ツアーに参加すれば刑務所内を見学することができ、囚人たちの生活やここで起きた数々の事件について知ることができる。また、この島から望むサンフランシスコの町並みや海の景色も見逃せない。
世界一曲がりくねった坂道として有名なロンバードストリート。急勾配の坂に、S字状の急カーブの道が続く通りで、観光客に大人気。道には色鮮やかな花々が植えられ、周囲には美しい邸宅が建ち並ぶ。通りを歩くもよし、車で走り抜けるもよし、どちらも忘れられない経験になるはず。
ヘイトアシュベリーは、ヒッピー文化の発祥地といわれるエリアで、独自のカルチャーが息づいている。ショップやクラブも個性的で、多様性に富んでいる。ビンテージショップやアートギャラリーを巡れば、町の歴史を肌で感じることができるだろう。
世界最大級のLGBTQ+コミュニティとして知られているカストロストリート。カラフルな旗が町を彩り、自由で開かれた雰囲気が漂う。特にハロウィンやプライドパレードの時期には、全体が祭りのようなにぎわいを見せる。
サンフランシスコは、多様性と豊かな文化が魅力の都市。ゴールデン・ゲート・ブリッジのような象徴的なスポットから、カストロストリートやヘイトアシュベリーといった独自の文化を感じる場所まで、訪れる者を飽きさせない。ピア39で海に沈む夕日を眺めながらグルメを楽しむひとときも、旅のすばらしい思い出となるだろう。次の旅先に、ぜひサンフランシスコを選んでみては。