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ハワイ島のおすすめ観光スポット10選!火山と星空が織りなす大自然の楽園

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2025年1月17日
公開日
2025年1月17日
©iStock

ハワイ諸島のなかで最も大きく多彩な自然が広がるハワイ島は、「ビッグ・アイランド」とも呼ばれる。活火山のキラウエアや、標高4000mを超えるマウナ・ケアは、そのダイナミックな自然を体感できるスポットだ。また、黒砂ビーチや溶岩が作り出す独特の風景も見逃せない。歴史的なヘイアウ(神殿)や、ハワイアン文化・伝統に触れることができる国立公園もあり、ハワイの歴史について学べる場所でもある。星空観測をしたり、イルカと一緒に泳いだり、ハワイグルメを堪能したりと、ハワイ島で体験したいことやものがたくさんある。この記事では、そんなハワイ島の中でも特に訪れるべき観光スポット10ヵ所を厳選して紹介する。

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1.マウナ・ケア

©︎iStock

ハワイ島の象徴ともいえるマウナ・ケアは、星空観測で世界的に有名な場所だ。標高4207mの山頂では、まるで手が届きそうなほどの満天の星々が広がり、息をのむような圧倒的な光景に出合える。晴天率が高く空気が驚くほど透き通っているので、天文台が集まるこの場所は天文学者たちにとっても聖地とされている。夕暮れ時には、山頂から海に沈む夕日を眺め、しだいに夜空に輝き始める星々を見守る贅沢な時間が流れる。ツアーガイドが提供する星座の解説も、天文学に興味のある人にはたまらない魅力だ。

マウナ・ケアの詳細情報

住所
Mauna Kea, HI
電話番号
オニヅカ・ビジターセンター:8089344550
営業時間
ビジターセンター:9:00~21:00(星空観測ツアーは異なる)
定休日
無休
料金
無料(星空観測ツアーは別途料金)
公式ページ
https://about.ifa.hawaii.edu/facility/mauna-kea-observatories/

2.ハワイ火山国立公園

©︎iStock

ハワイ島で最も力強い自然の息吹を感じる場所、それが世界遺産にも登録されたハワイ火山国立公園だ。この公園は、世界でも最も活発な火山のひとつであるキラウエア火山を中心に、溶岩が造り出した独特の地形が広がるエリアだ。火山活動による新たな地形が日々生まれる様子は、まさに地球の活動そのもの。トレイルを歩けば、溶岩流が固まった黒い大地や、硫黄の臭いが漂う蒸気孔、溶岩トンネルなど火山が造り出した地形を観察できる。トレイル各所の展望台からは、今なお断続的に噴火を続けるハレマウマウ火口から溶岩が吹き出ている様子が見られる。夜には火口内を流れる溶岩の赤い光が見え、昼間とは違った自然の力強さと美しさを見せてくれる。ハワイ神話の火の女神、ペレが住まうというキラウエア火山のエネルギッシュな地球のパワーを全身で感じよう。

ハワイ火山国立公園の詳細情報

住所
Hawaii Volcanoes National Park, HI
開館時間
24時間開放(ビジターセンターは9:00~17:00、噴火の状況により変更あり)
料金
30ドル(車1台、7日間有効)
公式ページ
https://www.nps.gov/havo

3.チェーン・オブ・クレーターズ・ロード (ハワイ火山国立公園内)

©︎iStock

チェーン・オブ・クレーターズ・ロードは、ハワイ火山国立公園内を走り抜ける絶景ドライブルートで、火山活動によって作られたクレーターが点在する不思議な風景を楽しみながら、20世紀におけるキラウエアの噴火活動の変遷を見ることができる。全長30km以上もあるこの道は、標高差が大きく、上空の冷たい風と海に近づくにつれて温かくなる気候の変化も体感できる。終点には溶岩が海に流れ込む場所があり、自然の力強さを目の当たりにすることができる。また、道路沿いには展望台やトレイルの入口があるので、車を停めて周囲の溶岩台地を散策してみよう。ハワイ島の自然の多様さと雄大さを堪能できる、ドライブ好きにも地学ファンにもたまらないルートだ。

チェーン・オブ・クレーターズ・ロードの詳細情報

住所
Hawaii Volcanoes National Park, HI
営業時間
24時間開放
料金
ハワイ火山国立公園の入園料が必要
公式ページ
https://www.nps.gov/havo/planyourvisit/ccr_tour.htm

4.クイーンズ・マーケットプレイス

©︎iStock

ハワイ島でのショッピングやグルメを楽しむなら、まずはクイーンズ・マーケットプレイスに行ってみよう。ここは、ワイコロアリゾート内に位置する大型ショッピングセンターで、高級ブランド店からローカルショップ、おみやげに食料品、雑貨やインテリアまで幅広い店舗が揃っている。また、レストランやカフェも充実しており、ハワイアンフードから世界各国の料理まで、多彩な食の選択肢がある。気軽に利用できるフードコートも魅力。地元の特産品やお土産を探すのに最適なスーパーもあり、ハワイ島ならではのアイテムが豊富に揃っている。コンドミニアム宿泊者でなくても活用したい。夜には、ミュージックライブやフラショーが行われ、買い物だけでなくハワイ文化に触れる楽しみも提供してくれる。

クイーンズ・マーケットプレイスの詳細情報

住所
69-201 Waikoloa Beach Dr, Waikoloa, HI
電話番号
8088868822
開館時間
10:00~20:00
休館日
無休
料金
入場無料
公式ページ
https://www.queensmarketplace.net/

5.プウコホラ・ヘイアウ国立歴史公園

©︎PIXTA

プウコホラ・ヘイアウ国立歴史公園はハワイアンにとって非常に重要な聖地とされ、数々のヘイアウ(神殿)が建設された。ハワイ王国の統一を目指したカメハメハ大王が築いたプウコホラ・ヘイアウもそのひとつだ。往時のヘイアウは火山活動による地震で朽ちてしまったが、溶岩石で復元されたヘイアウは、厳かな雰囲気をもち、古代ハワイの信仰や文化を垣間見ることができる。また、公園内にはカメハメハ大王が実際に戦を繰り広げた場所や、歴史的な遺構も点在している。周囲に広がる美しい海には、水中に築かれた珍しいハレ・オ・カプニ・ヘイアウがあり、自然と歴史が融合した特別な場所となっている。ハワイ島の歴史と文化に思いをはせながら散策してみよう。

プウコホラ・ヘイアウ国立歴史公園の詳細情報

住所
Puukohola Heiau National Historic Site, HI
料金
無料
公式ページ
https://www.nps.gov/puhe/index.htm

6.プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園

©︎iStock

プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園は、かつてカプ(タブー)を破ってしまったり罪を犯した者が逃げ込み、カフナ(祈祷師)のもとで神々のゆるしを受け、清められるための儀式を行う聖域として機能していた場所だ。キリスト教への改宗時に破壊されてしまったが、州政府により再建された。公園内には、古代ハワイアンの生活を再現した建物や、儀式が行われたヘイアウ(神殿)が点在しており、当時の雰囲気を感じながらハワイアンの文化や精神性を深く理解することができる。海岸に位置する公園は、美しい景色と厳粛な静けさが漂い、観光スポットとはひと味違う、心を落ち着かせるのにぴったりの場所でもある。

プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園の詳細情報

住所
Pu’uhonua O Honaunau National Historical Park, HI
営業時間
8:15~日没(ビジターセンターは8:30~16:00)
定休日
無休
料金
徒歩:10ドル
車:20ドル(車1台、7日間有効)
公式ページ
https://www.nps.gov/puho/index.htm

7.カハルウ・ビーチパーク

©︎PIXTA

カハルウ・ビーチパークではぜひシュノーケリングをしてみてほしい。ハワイ島のコナコーストに位置するこのビーチは、穏やかな波と、オアフ島のハナウマ湾以上ともいわれる透明度の高い海が特徴で、色とりどりの熱帯魚やウミガメが生息するサンゴ礁が広がっている。シュノーケルセットのレンタルがあるので、気軽に海中探索ができるのが魅力。カハルウ・ビーチパークは地元の人々にも人気があり、週末には家族連れでにぎわうことも多い。また、ビーチ周辺にはビーチハウスやシャワー、トイレなどの設備が整っており、快適に過ごせる環境が整っている。カラフルな魚たちと一緒に泳ぐ体験は、ハワイ島らしい思い出として心に残るに違いない。

カハルウ・ビーチパークの詳細情報

住所
Kahaluu Beach Park, Kailua-Kona, HI
営業時間
24時間開放
公式ページ
https://www.parks.hawaiicounty.gov/Home/Components/FacilityDirectory/FacilityDirectory/523/1912?npage=4

8.ビッグ・アイランド・キャンディーズ

©︎iStock

ビッグ・アイランド・キャンディーズは1977年創業の老舗スイーツ店。高品質なチョコレートやクッキーは、ハワイ諸島全体で1、2を争う人気と知名度を誇る。特にマカダミアナッツを使ったショートブレッドクッキーはリッチな味わいで大人気だ。ヒロの本店では壁一面がガラス張りになっていて、隣接する工場の製造過程を見学することができる。できたてスイーツを販売しているのも魅力。地元産の素材にこだわり、手作業でていねいに作られたお菓子は、ハワイ島を訪れた記念やお土産として最適だ。季節限定の商品やギフトセットも豊富に取り揃えられており、訪れるたびに新しいアイテムに出合える。

ビッグ・アイランド・キャンディーズの詳細情報

住所
585 Hinano St, Hilo, HI
電話番号
8089358890
営業時間
8:30~17:00
定休日
無休
公式ページ
https://www.bigislandcandies.com

9.カメハメハ通り

©︎PIXTA

ハワイ島の中心地ヒロを訪れたら、カメハメハ通りを散策してみよう。この通りは1900年代に建築された建物を化粧なおしして、当時のモダンなデザインをよみがえらせている。フォトジェニックな建物やヨーロッパ風のしゃれたカフェ、ショップが建ち並び、歩いているだけで楽しい気分になる。通り沿いにはハワイアンアートのギャラリーやローカルな雑貨店が多く、散策しながら買い物や食事を楽しむことができる。毎週開催されるファーマーズマーケットも、この通りでの楽しみのひとつ。マモ通りとの交差点付近には新鮮な地元の野菜や果物、手作りの工芸品を売る店が並び、地元の人々との交流も楽しめる。

カメハメハ通りの詳細情報

住所
Kamehameha Ave, Hilo, HI
営業時間
店舗により異なる(ファーマーズマーケットは水・土曜の午前中に開催)

10.カメハメハ大王像

©︎PIXTA

ハワイの歴史を象徴するスポットのひとつとして、カメハメハ大王像は外せない。この像は、ハワイを統一した偉大な王カメハメハ大王をたたえるもので、オアフ島ホノルル、ハワイ島のカパアウに次ぐ第3の像として、1998年にハワイ島の中心地ヒロに立てられた。その力強い姿は、ハワイの誇りと歴史を象徴しており、訪れる者に深い感銘を与える。特に6月11日のカメハメハデーには、像にレイがささげられ、盛大なセレモニーが行われることでも知られている。この時期に訪れれば、ハワイの文化や伝統に触れる貴重な体験ができるだろう。

カメハメハ大王像の詳細情報

住所
Kamehameha Ave, Hilo, HI

まとめ

ハワイ島は、地球の鼓動を感じさせる活火山や、満天の星空が広がるマウナ・ケアなど、特別な魅力が詰まっている。その雄大な自然はもちろんのこと、カメハメハ大王の生誕地としてハワイの歴史と文化を深く理解するためのスポットも豊富で、訪れる者に多くの学びと感動を提供してくれる。チェーン・オブ・クレーターズ・ロードでの絶景ドライブや、プウホヌア・オ・ホナウナウでの静かな時間などが旅を豊かに彩る。カハルウ・ビーチパークでのシュノーケリングや、地元の特産品を求めてショッピングを楽しむひとときは、ハワイ島の自然と文化に触れる絶好の機会だ。この記事で紹介した10のスポットを巡り、ハワイ島の多様な魅力を余すことなく体験しよう。次のハワイ旅行では、ぜひハワイ島を訪れ、「ビッグ・アイランド」ならではの懐の深い豊かな自然と歴史に触れる旅を楽しんでほしい。

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