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メキシコ飯はタコスだけじゃない!ローカルフード「ポソレ」や日本食のおいしい店を紹介

アイ・シー・ネット株式会社

アイ・シー・ネット株式会社

更新日
2024年11月27日
公開日
2024年11月27日

執筆者:内田武志

大学卒業後、陸上自衛隊に入隊し4年間勤務したあと、フィリピンに6ヵ月語学留学、カナダのトロントに1年間ワーキングホリデーの2ヵ国留学。帰国後は、調味料メーカーで海外営業を経験後、2021年にアイ・シー・ネットに入社。現在はビジネスコンサルティング事業部にて、民間企業の海外進出事業や技術協力プロジェクトに従事。

メキシコは、日本人にとって比較的なじみがある国だと思いますが、マフィアや治安が悪い国のイメージで行ったことがない人も多いのではないでしょうか。筆者はアフリカやアジアなどを担当することが多いのですが、先日出張でメキシコに行くことができました。メキシコの料理といえばタコスが思い浮かびますが、今回はあまり知られていないメキシコ料理やおすすめのレストランをご紹介します!

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本場のタコスは柔らかい!日本とメキシコでのタコスの違い

©︎iStock メキシコのタコス

メキシコの街を歩けばわかりますが、至る所にタコスを売っている屋台があります。聞くと、朝ごはんとして屋台でタコスを買って食べるそうです。屋台の多さと手軽さから、メキシコ人の多くは、毎日タコスを食べているのではないでしょうか。

最近ではメキシコ料理チェーン「TACOBELL(タコベル)」も日本に上陸しているので、タコスになじみがある方も多いかもしれません。こちらで食べられるタコスは、生地を油で揚げた皮に、ひき肉(チリミート)とレタスなどをはさんだものになりますね。

日本ではタコスと聞くと、一般的に固いパリパリ生地のイメージがあるかと思いますが、実は本場のタコスの生地は柔らかいんです。

日本でよく知られているメキシコ料理のいくつかは、本場のメキシコ料理とは少し違っているものもあります。カリフォルニア、ニューメキシコ、テキサスなどは元々メキシコの領土だったのですが、1846年に起こった米墨戦争によって現在はアメリカの領土になっています。領土の割譲後、メキシコからテキサス州に移り住んだ人が持ち込んだ料理がアレンジされて、テックス・メックス(TEX-MEX)料理というアメリカ風メキシコ料理が誕生した経緯があります。そのため、日本人にとってメキシコ料理=テックス・メックス、というイメージが強いかもしれないですね。

メキシコシティで一番おいしいと思ったタコス

  • 野菜とソースは自分でのせるスタイル

筆者がメキシコで一番おいしいと思ったタコスは、「El Pescadito(エル・ぺスカード)」というお店のエビと魚のタコスでした。タコスの具というとひき肉を思い浮かべるかと思いますが、こちらの店ではひき肉の代わりにエビと魚がたくさん入っており、特にエビがぷりぷりでとてもおいしかったです。

タコスのトッピングは自分で取るスタイル
  • 1個400円ぐらいです

メニューはこんな感じです。2個頼めば十分な量だと思います。具が魚介類のタコスはほかのお店にもあるかもしれませんが、筆者はこのお店以外で見たことはないです。

 

El Pescadito(エル・ぺスカード)

住所
C. Atlixco 38, Colonia Condesa, Cuauhtémoc, 06140 Ciudad de México
URL
https://www.facebook.com/ElPescaditoRomaCondesa/

メキシコのローカルフードは、「ポソレ」が一番おいしい!

一番おいしい! というと個人の味覚は人それぞれではありますが、いつ、どこで食べても安定しておいしいと思えるメキシコ料理は、「ポソレ」だと思います。

ポソレとは、鶏肉や豚肉を煮込んだトウモロコシのスープです。赤い色をしていますが、ベースは辛くなく、好みによって自分で辛くしていく感じです。個人的に、鶏肉のポソレが一番好きです。

ポソレにはさまざまな具材が加えることができ、一般的な具材には、レタス、ラディッシュなどがあります。

基本こんな感じですが、具材を添えると……
こんな感じで、具たくさんに!

ポソレは、日本でいうラーメンのような立ち位置だそうで、各地域によって特色があるそうです。例えば、グアダラハラのメキシコ料理レストランに行ったときにご当地ポソレが食べたいと思い、メニューにはなかったものの注文してみたらスタッフの賄い料理で食べていたポソレを出してくれました。

グアダラハラで食べたスタッフ賄いポソレ

ただ、今回グアダラハラで食べたポソレとメキシコシティのものとで、そこまで味の違いは感じられなかったです……。次回は、ほかの地域のポソレも食べて比べてみたいと思います。

ポソレは多くのレストランで食べることができますが、ひとつお店を紹介すると、「La Casa de Toño(ラ・カサ・デ・トーニョ)」というメキシコ料理のチェーン店が行きやすくておすすめです。一部の店舗は24時間営業で、メキシコシティだと結構な数があります。

昼時はどこの店舗も長蛇の列で、場所によって異なりますが、サラリーマンから家族連れまでたくさんの人が並んでいます。朝から開いてるので、一緒に出張に行った方は朝ごはんにポソレを食べていました。

メニューはこんな感じ。左上に「Pozole(ポソレ)」とあります

La Casa de Toño(ラ・カサ・デ・トーニョ)

住所
複数支店あり。下記URLより支店検索可能。
https://sucursales.lacasadetono.mx/
URL
https://lacasadetono.mx/

メキシコで食べた日本食を紹介!

メキシコ料理をずっと食べていると日本食が恋しい! と思う方もいるかもしれません。そこで今回は日本食料理屋も何軒かご紹介します。

SUKIYA Génova

最初にご紹介するのは日本でもおなじみのすき家。日本の店舗ではラーメンは提供されていないと思うのですが、メキシコのすき家では牛丼とラーメンが提供されていました。

  • メニューのトップは、牛丼とラーメン

すき家のラーメンが気になって、早速入店して「豚骨ラーメン・コロッケセット」を注文してみました。

コロッケは日本のものと変わらなかったです。お米は外国で食べたお米の中で一番おいしかったです

メキシコシティは標高が高い都市なので、おそらく気圧の関係もあり麺のコシは若干弱いですがおいしいです! すき家はメキシコシティに複数店舗あるようです。

SUKIYA Génova

住所
C. Génova 59, Juárez, Cuauhtémoc, 06600 Ciudad de México
URL
https://sukiya.mx/

椀々酒場 WAN WAN SAKABA

味噌汁と副菜付きで、サイドメニューもおいしい

椀々酒場 WAN WAN SAKABA

住所
Londres 209, Juárez, Cuauhtémoc, 06600 Ciudad de México
URL
https://flow.page/wanwan

通訳の方に連れて行ってもらったお店なのですが、店内も料理も完全に日本クオリティでした。居酒屋のようなのですが、色々な日本料理があり、牡蠣フライやホイコーローなどもありました。

筆者はすきやき定食を注文したのですが、ちゃんと生卵がついてきました。海外で生の卵を食べたことがなかったのですが、今回初めて食べました。まさか海外で生の卵を食べられるとは思っていなかったです。すき焼きはしっかり目の味付けで、生卵とのハーモニーが最高でした。

 

生牡蠣もメニューにありましたが、焼牡蠣にしました

MO+F

  • メキシコカンだし巻き卵

MO+F(モフ)も通訳の方に連れて行ってもらったお店で、数軒のお店が入っている共同運営的なレストランです。お好み焼きや焼き肉、和食のお店などが入っています。今回は和食のお店に行きましたが、揚げ出し豆腐や出し巻き卵など、居酒屋メニューが豊富でどれも美味しかったです。日本の居酒屋が恋しくなったら、こちらのお店がおすすめです!

MO+F(モフ)

住所
Río Pánuco 128, Cuauhtémoc, 06500 Ciudad de México
URL(メニュー)
https://drive.google.com/file/d/1eUa6G-fXyiE4IRlKDlbK7H33SaO4H17W/view

まとめ

メキシコに行ったら本場のタコスは外せませんが、ぜひポソレも食べてみてください。日本人にとって親しみやすい料理だと思います。筆者はメキシコにいる間、1日1食ポソレを食べたような気がするほどです。ポソレ以外にもおいしいメキシコ料理はたくさんありますので、ぜひ色々チャレンジしてみてください。メキシコ料理に飽きたら、日本食もありますよ。

アイ・シー・ネット株式会社について

アイ・シー・ネット株式会社では、新興国・途上国150ヵ国以上で社会課題の解決を行っています。下記のサイトで事業内容を紹介していますので、ぜひご覧ください。

事業紹介(アイ・シー・ネット株式会社)

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