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アフリカ南部に位置するジンバブエは、壮大な自然と歴史のロマンが溶け合う魅惑の国。ビクトリアの滝や古代遺跡、サバンナで出合う野生動物たちなど、ジンバブエならではの体験が待っている。都会の喧騒を離れて静かな公園で過ごしたり、遺跡を巡りながら歴史に思いを馳せたりと、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力のひとつ。今回は、そんなジンバブエで訪れるべきスポットを5ヵ所厳選して紹介する。
ジンバブエの文化と自然を同時に楽しめるのが、世界文化遺産に登録されているマトボ国立公園。見どころは、大小さまざまな岩が積み重なっているバランシング・ロック。近づいてみると、そのスケールの大きさと自然が創り出した不思議な光景に驚かされるだろう。
世界遺産に登録されているカミ遺跡は、かつてのトルワ朝の首都であり、ジンバブエ国内ではグレート・ジンバブエ遺跡に次ぐ重要な石造遺跡だ。花崗岩を積み重ねた特徴的な石組みが美しい。また、ポルトガルやスペインの陶磁器や皿などが発掘されており、交易の歴史が垣間見える。
ジンバブエとザンビアにまたがるビクトリアの滝は、ナイアガラの滝とイグアスの滝と並んで世界三大瀑布のひとつに数えられており、その規模は幅約1.7km、高さ108mにも及ぶ。滝が放つ水しぶきは数km先からでも見ることができ、その壮大さに圧倒されること間違いなし。ヘリコプターに乗って、滝を上空から眺めるツアーも人気だ。
かつてこの地に栄えた古代王国の遺跡、グレート・ジンバブエ遺跡は、国名の由来にもなった場所。13~15世紀頃にショナ族により築かれたといわれている。巨大な石壁や円形の塔が特徴で、石を積み上げて造られており、中心部にある大囲壁を見ればそのスケールの大きさと石積みの技術の高さに驚かされるだろう。
町なかでリラックスするなら、ハラレ・ガーデンを訪ねてみよう。首都ハラレの中心部に位置し、広々とした緑地に美しい花々が咲き誇る癒やしの場所だ。
ジンバブエには、旅行者の好奇心をくすぐるスポットが点在している。壮大な滝や歴史ある遺跡、サバンナでの動物との出合いなど、アフリカならではの体験が待っている。ぜひジンバブエを訪れて、自然と歴史が織りなすひとときを堪能してほしい。