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ベイウィング指定でリゾート感アップ。この夏泊まりたいANAインターコンチネンタル石垣リゾート

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2025年4月16日
公開日
2025年4月16日

東京から直行便で約3時間、実はハワイとほぼ同じ緯度に位置する沖縄県石垣島。毎年3月には海開きを迎え、今年も既に本州よりひと足もふた足も早く夏が始まっています。今回この島で紹介するのは「ANAインターコンチネンタル石垣リゾート」。美しいサンゴ礁と白砂ビーチの目の前に立つこのホテルで、さらにリゾート感を高めて滞在するための“とっておきのコツ”を伝授します。

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POINT1. ベイウィングに泊まって海外リゾートのようなプールを見渡す

©︎ANAインターコンチネンタル石垣リゾート SNSやウェブでよく見かけるANAインターコンチネンタル石垣リゾートのこのイメージは、ベイウィング棟からの眺望

ANAインターコンチネンタル石垣リゾートは総面積31ヘクタール(東京ドーム約6個分)の広大な敷地に、4つの宿泊棟(ウィング)、7つのレストラン&バー、4つのプール(屋内外)、ゴルフコース、スパなどを有する大型ラグジュアリーリゾートです。敷地に入ると左手がオーシャン/コーラルウィング、右手がベイウィング/クラブインターコンチネンタル(クラブ棟)に分かれており、それぞれチェックインを行う場所も異なります。

双棟の往復は送迎用のカートが運行していますが、徒歩での行き来も可能。ただし、ゲストは滞在する棟によって感じられる雰囲気が異なったり、利用できるレストランなどが一部で限られたりしてくるため、予約時にどのウィングを選ぶかが非常に重要な鍵になってきます。

©︎ANAインターコンチネンタル石垣リゾート ベイウィングのゲストはエントランスのソファに座ってチェックイン&ウェルカムドリンクサービスが受けられる

今回ご紹介するのは、価格帯として中間に位置するベイウィング。オーシャン/コーラルウィング<ベイウィング<クラブインターコンチネンタルの順番で値段があがり、当然右にいくほどラグジュアリーになるのですが、ベイウィングはバランスよい予算で優雅にリゾートを満喫できるのがおすすめのポイントです。それでは実際に、ベイウィング滞在のメリットについて触れていきたいと思います。

前述の通り、ベイウィングのゲストは右手の棟のエントランスから入り、ロビーへと向かっていくのですが、まずエントランス正面から目に飛び込んでくる光景に圧倒されることでしょう。天気の良い日に開放される正面ガラス扉から、メインガーデンとミントブルーに輝くプール、花咲くように空へと開くパラソル、そしてその先に広がる石垣の海が一直線に連なり、心地よい南風とともにゲストを迎えてくれます。

リゾートホテルにおいて到着時の第一印象は旅の思い出と直結すると言っていいほど重要なもの。この最初の感動はベイウィング(およびクラブインターコンチネンタル)宿泊ゲストならではの特権といえます。

  • ©︎ANAインターコンチネンタル石垣リゾート プールサイドのカバナやソファの利用は有料(120分制)
  • ©︎ANAインターコンチネンタル石垣リゾート 2022年からスタートし、大人気のフローティングブレックファストもベイウィングゲスト価格で予約できる

眼下に広がる「サンセットプール」では、カバナやソファ、デッキ、パラソルがすべて白色を基調に統一。カスケードやプールを渡るブリッジ、芝生に置かれた彫刻、どれをとっても非常に洗練されたデザインで、まるで海外リゾートにいるかのような錯覚を覚えます。これらのサンセットプールはベイウィングの客室からも常に視界に入り、滞在をより優雅なものにしてくれます。

またオーシャン/コーラルウィングの目の前にあるサンライズプールは18時でクローズとなりますが、こちらのサンセットプールは夜間も22時までナイトプールとしても営業しており、ロマンティックにライトアップ。「フローティングブレックファスト」や「フローティングアフタヌーンティー」といった特別な体験もこちらのサンライズプールで行われ、ベイウィングのゲストはオーシャン/コーラルウィングのゲストよりもお得な値段で予約することができます。

POINT2. 開放感抜群の客室。インテリアやアメニティもより上質に

間仕切りを最小限としたデザイン。石垣らしい色彩のベッドボードやカーペット、クッションがアクセントに

ベイウィングはもちろん客室の内装もより上質な仕様になっており、石垣島の伝統美と豊かな自然へのオマージュが込められたラグジュアリーなデザインが採用されています。水回りとベッドルームの仕切りが取り払われているため鏡の前で身支度している際も海が視界に入り、客室も広々感じられます(入浴時の目隠しはあり)。

またベイウィングの高さは8階建て。オーシャン/コーラルウィングと比べて少し低めに抑えられているため、客室からプールや海との距離が近く感じられますし、プールサイドから建物を見ても空の抜け感があり、圧迫感を感じることもありません。

  • ベイウィングがオープンしたのは2020年と比較的最近のためまだまだ綺麗で快適
  • タイの自然派アメニティブランド「HARNN」。ハンドウォッシュやハンドクリームもすべて統一されている

細かいポイントですがベッドのマットレスも厚みのあるものを使っており、寝心地もワンランク上に。他にもテレビがアプリも視聴できるスマートテレビだったり、室内の段差が解消されていたり、気づかないところでアップグレードされた仕様になっています。

実は以前、オーシャンウィングに宿泊したことがあり、決してそちらの棟にリゾート感がないということではないのですが、一度ベイウィングを見てしまうと「ああ、こっちがいいなぁ」と思ってしまった次第です。特にリゾートステイを目的に訪れている方にとっては部屋やプールで過ごす時間も長いと思うので、少しお値段はアップしますがより居心地のよいベイウィングを選択されることをおすすめします。

ちなみにクラブインターコンチネンタルは、専用のプールやクラブラウンジ利用がセットになった最上級の宿泊棟で、もっと予算があり、よりラグジュアリーにステイを楽しみたい方におすすめです。

POINT3. ベイウイングゲスト専用の朝食ビュッフェレストラン

石垣島のLAND(大地)とSEA(海)、どちらの恵みも堪能できる朝食会場「サルティーダ」

ベイウィング(およびクラブインターコンチネンタル)ゲストの特権はまだあります。オールデイダイニング「サルティーダ」は朝から牛肉のウッドファイアーグリルやロティサリーポーク、鶏胸肉と芽キャベツのブレゼなどボリュームたっぷりの肉料理をはじめ、軟骨ソーキ丼や八重山そばといった沖縄料理、さらにちらし寿司や肉焼売など充実のビュッフェで人気の朝食会場なのですが、こちらを利用できるのはベイウィング(およびクラブインターコンチネンタル)宿泊ゲストのみ。

その充実した内容もさることながら、利用者が限定されていることからコーラル/オーシャンウィングの朝食会場と比べて比較的空いており(アプリから待ち人数を把握可能)、よりリラックスしてリゾートの朝を過ごすことができます。

  • 新鮮なレタスやミニトマトのほか、ゴーヤやキャロットラペ、ビーツなど色鮮やかな野菜が並ぶ
  • ライブキッチンではダイナミックに丸焼きされた肉料理の様子などを楽しめる

さらにベイウィングのロビー隣にはデリ&カフェ「パレット テラスラウンジ」が入っており、淹れたてのスペシャリティコーヒーやジェラート職人 柴野大造氏がプロデュースするオリジナルジェラート、ホテルメイドのサンドウィッチなど、プレミアムなメニューを楽しむことができます。またこちらからもサンセットプールを眼下に見渡す眺望が楽しめ、ランチやティータイムはもちろん、滞在の合間の読書やテレワークなどにもぴったりの空間です。

ショップも併設しており、パッケージデザインが素敵なオリジナルフレーバーティーや石垣産のお塩、レモン果汁をブレンドしたサラダドレッシングなどのおみやげを限定販売(コーラル/オーシャンウィングでは販売なし)しています。

  • 「パレット テラスラウンジ」ではテラスやプールサイドで楽しめるピクニックバスケットも用意
  • 「パレット テラスラウンジ」併設のおみやげ売り場。センスの良いアイテムはここで選びたい

POINT4. ダイニングオプションの豊富さは石垣島随一

コーラル/オーシャンウィング側にある「日本料理 八重山」の入り口

ここまではベイウィングでの滞在に絞って魅力をご紹介してきましたが、ここからはどのウィングにも共通したダイニングについてご紹介します。

敷地内に7つものダイニングの選択肢があるのはANAインターコンチネンタル石垣リゾートの大きな魅力。先ほど紹介したオールデイダイニング「サルティーダ」はベイウィング側にありますが、以下ではオーシャンウィングにあるレストランを紹介していきます。

季節ごとに内容が替わる「八重山会席」。メニューはアラカルトでもオーダーできる

ホテル内の日本庭園に面する「日本料理 八重山」は、沖縄ならではのアグー豚ややんばる鶏といったブランド食材を楽しめる本格会席料理レストラン。沖縄県産サーロインの炙りや石垣牛炙りの「黒毛和牛の握り寿司」や、沖縄三大高級魚のひとつ「アカジンと島湯葉の美味餡掛け」、本マグロの中トロにキャビアを添えた「魚介の握り」など、豪華食材による9品のコース「八重山会席」のコースは旅のハイライトにもなりえるほど大満足の内容となっており、食にこだわるゲストにおすすめ。また同レストランでは朝から一汁三菜の朝食メニュー「八重山朝食膳」も提供しています。

すぐ隣には石垣牛を使った贅沢な鉄板焼きレストラン「鉄板焼 於茂登」、そして本格的な広東料理を中心に北京や四川、台湾のメニューも楽しめる「中国料理チャイナシャドー」などもあり、中長期の滞在でもレストランの選択に困ることはなさそうです。

  • ©︎ANAインターコンチネンタル石垣リゾート 石垣牛のカルビやミスジ、あぐー豚ややんばる鶏、シーフードと野菜のスキュアなど贅沢な内容のプレミアムセット
  • ©︎ANAインターコンチネンタル石垣リゾート ランチとディナーの2部制。夜は日によって島唄ライブエイサーショー、花火などの特別イベントも

また、ちょっと特別な食体験をお探しならガーデンBBQもおすすめ。南フランスをテーマに石垣島の海と太陽から生まれた食材を取り入れたグローカルビュッフェを朝食に提供する「SUNCOAST CAFE/Fireside Terrace」では、2025年3月1日~10月31日の期間限定でランチとディナー時に手ぶらで参加いただけるBBQプランを提供。

サンライズプールが目の前のオーシャンウィング1階スペース(悪天候の場合は屋内の焼肉用グリル)で、沖縄県産のブランド肉をはじめ、シーフードや沖縄野菜などを焼きながらぜひ夏らしい思い出を作ってみてください。チョコレートソースがセットになったマシュマロもあり、お子様も大喜び間違いなしのプランです。

POINT5. 目の前のマエサトビーチで石垣の海を堪能

©︎ANAインターコンチネンタル石垣リゾート マエサトオーシャンパークの対象年齢は3歳以上。6歳以上は有料

もちろんホテル敷地内のアクティビティも、宿泊棟に関係なく参加可能。ホテル目の前に広がる白砂のマエサトビーチと、その沖合ではたくさんのマリンアクティビティが用意されており、ホテルの敷地外に出なくても石垣の海を十分に堪能することができます。

ひときわ目立つ海上アスレチック「マエサトオーシャンパーク」は海の上に浮かぶ巨大な遊具。小さなお子様向けのものと、大人まで楽しめる本格仕様のもの、2つのアスレチックが用意されており、年齢や体格で遊び分けられるのもポイントです。もちろんライフジャケットレンタルもあるので、小さなお子様でも安心して遊ぶことができます(3歳以上、小学生以下のお子様は要保護者同伴)。

  • ©︎ANAインターコンチネンタル石垣リゾート ホテルの目の前に広がるサンゴ礁。ボートで沖合に出てシュノーケリングを楽しめる
  • ©︎ANAインターコンチネンタル石垣リゾート シュノーケルやウェットスーツはビーチショップでレンタル可能

またマエサトビーチの沖合には豊かな珊瑚礁が広がっており、シュノーケリングスポットとして大人気。こちらの海域までビーチからボートで5分ほど出て楽しむ「マエサトボートシュノーケリング」(6歳以上から参加可能)も非常におすすめのアクティビティです。

いざ潜ってみると人気のカクレクマノミをはじめ、ムラサメモンガラやヨスジフエダイといったカラフルな魚たちがたくさん生息しており、想像以上にたくさんの魚たちと遭遇することができました。泳ぎが苦手なお子様には浮具に捕まりながら海中を覗けるシュノーケリングボートのレンタルもあり、水に浸かることなく水中世界を楽しめます。

©︎ANAインターコンチネンタル石垣リゾート すぐ沖合でも運が良ければウミガメに出合えることもあるそう!

まとめ

以上、ディナーやアクティビティはどのウィングに泊まっても魅力たっぷりのANAインターコンチネンタル石垣リゾート。その中でも特にお部屋やプールでの時間を大切にし、ホテルステイにこだわりたいという方は、本記事で紹介したとおりベイウィングでの滞在がおすすめです!

ANAインターコンチネンタル石垣リゾート

所在地
沖縄県石垣市真栄里354-1
電話番号
0980-88-7111
URL
https://www.anaintercontinental-ishigaki.jp/

TEXT&PHOTO:伊澤慶一

ガイドブックの画像

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ようこそ!美しい海とマングローブの緑、島ごはん、伝統工芸など島の人が教えてくれた石垣と八重山の魅力を凝縮。さあ、島旅へ。

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