• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

冬季五輪で盛り上がる!ミラノの必見スポットを満喫する旅へ【今旅2026】

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2025年12月10日
公開日
2025年12月10日
©iStock

2026年に開催される冬季五輪の舞台は北イタリア! しかも、ミラノを州都にもつロンバルディア州、世界遺産のドロミテで有名なトレンティーノ=アルト・アディジェ州、そして“水の都”ヴェネツィアをはじめ、1956年に続いて2度目の開催地に選ばれたコルティナ・ダンペッツォを包括するヴェネト州の3州にまたがった広大なエリアでの開催は初めてのことです。なかでも2024年に全日空の直行便が就航し、今までよりぐっとアクセスしやすくなったミラノは、観光やグルメはもちろん、ショッピングからナイトライフまで楽しめるイタリア随一の大都市。2026年こそ、イタリアの魅力がたっぷり詰まったミラノに出かけてみませんか?

AD

ファッションの都として有名なミラノの魅力とは

©︎iStock トラムが走るミラノの町はフォトジェニック!

ミラノはイタリア半島の北部に位置するロンバルディア州の州都。現在はファッションの都としても知られるほか、イタリア屈指のビジネス街としての顔をもつ大都会です町には地下鉄やトラムが走っていて、観光客でも乗りこなしやすいのがうれしいポイント。ミラノを代表する観光スポットといえば、レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作『最後の晩餐』ドゥオーモ高級ショッピング街のモンテ・ナポレオーネ通り、ナイトライフが楽しいナヴィリオ運河周辺などが挙げられます

またイタリア3大歌劇場のひとつ「スカラ座」でオペラを鑑賞したり、サッカー「セリエAの試合を観戦したりするのも楽しみ方のひとつ。ちなみに、セリエA2強豪チーム、ACミランとインテルのホームスタジアム「サン・シーロ・スタジアム2026年冬季五開会式の会場にもなっているです。このほかミラノでは、スピードスケートフィギュアスケートなどの氷上競技も開催される予定。ますます注目を集めるミラノで外せない見どころをご紹介します 

ミラノのおすすめ観光スポット&楽しみ方5選

1.ドゥオーモ

©︎iStock 迫力あるドゥオーモとヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア(写真左側)

まずは町のシンボル、ドゥオーモが鎮座するドゥオーモ広場へ。繊細な彫刻や尖塔が特徴的なゴシック建築の大聖堂で、内部のステンドグラスは神秘的な美しさで観光客を魅了しています。せっかくなら、屋上テラスにも上れるチケットを購入するのがおすすめ。天気がよい日には、ミラノの町並みはもちろん、アルプスの山々を望むことができます。ドゥオーモを拝観する際は服装・荷物チェックがあるので、肌の露出や大きいリュックなどの持ち込みは避けるのがよいでしょう。

また、ドゥオーモ広場には、1900年代美術館やドゥオーモ博物館、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアなど主要な見どころがずらりと並んでいます。特にガッレリアの床には、かかとで1周回ると願いがかなうといわれる雄牛のモザイク画が描かれているので、お見逃しなく!

ドゥオーモの詳細情報

名称
ドゥオーモ (Duomo)
住所
Piazza del Duomo
公式ページ
https://www.duomomilano.it/

2.ブレラ絵画館

ブレラ絵画館の別館はバロック様式のチッテリオ宮にオープン

ミラノを代表するブレラ絵画館には、おもに15~18世紀のロンバルディア派やヴェネツィア派の絵画が多数展示されています。ティントレットやティツィアーノから、ラファエッロやカラヴァッジョまで、一度は耳にしたことがある画家たちの作品が一堂に会しているので、じっくり見て回ると半日はかかるほど。

また、2024年末には近代絵画を集めた別館がブレラ絵画館近くのチッテリオ宮にオープン。もともと本館に展示されていたモディリアーニの『若い女性の肖像Enfant gras』やジュゼッペ・ペリッツァ・ダ・ヴォルペードの『洪水Fiumana』をはじめ、ピカソやジョルジュ・ブラックなど20世紀の名作を堪能することができます。チッテリオ宮は開館している曜日や時間が限定的なので、事前にホームページをチェックしてから訪問するのがおすすめです。

ブレラ絵画館の詳細情報

名称
ブレラ絵画館 (Pinacoteca di Brera)
住所
Via Brera 28
公式ページ
https://pinacotecabrera.org/

3.『最後の晩餐』とサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

『最後の晩餐』の鑑賞は1組15分。現在は写真撮影も可能

キリストが処刑前日に12人の弟子に向かって、裏切り者の存在について語っている場面を描いたレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作『最後の晩餐』も見逃せません。とはいえ、常に予約困難な状況が続いており、空きがある日を探すのがひと苦労……という場合も。通常1~2ヵ月前ぐらいから公式ページで予約開始することが多いのですが、すぐ売り切れてしまうため、どうしても観たいという場合はオプショナルツアーに参加するのが確実です。ガイド付きツアーなので値は張りますが、日系の旅行会社で予約すれば日本語で解説が聞けるのもうれしいポイント。

ちなみに『最後の晩餐』はサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に併設されている修道院に飾られていますが、教会自体は無料で見学可能。ブラマンテ設計による教会内部や中庭も必見です。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の詳細情報

名称
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 (Cenacolo Vinciano e Santa Maria delle Grazie)
住所
Piazza di Santa Maria delle Grazie 2
公式ページ
https://cenacolovinciano.org/

4.モンテ・ナポレオーネ通り

©︎iStock イタリア生まれのハイブランドが立ち並ぶモンテ・ナポレオーネ通り

モンテ・ナポレオーネ通り周辺は、高級ブランドのブティックが集まる一大ショッピングストリート。旗艦店はもちろん、ジョルジオ・アルマーニやブルガリが手がけたホテルも点在するので、宿泊はせずともちょっぴり贅沢してランチやディナーを満喫するのもよいかもしれません。また、このエリアには19世紀以降に資産家や貴族たちが収集したコレクションが並ぶ邸宅博物館が多数。なかでも、1300~1800年代の彫刻や絵画などが飾られ、貴族の生活が垣間見られるポルディ・ペッツォーリ美術館や、武具のコレクションが圧巻のバガッティ・ヴァルセッキ博物館は見応え十分です。

観光に疲れたら、1824年創業の老舗パスティッチェリア兼バールのマルケージ1824へ。ショーケースに並ぶ美しいケーキやペストリーをいただきながら、ゆったりとした時間を過ごしましょう。

モンテ・ナポレオーネ通りの詳細情報

名称
モンテ・ナポレオーネ通り(Via Monte Napoleone)
住所
Via Monte Napoleone

5.ナヴィリオ運河

©︎iStock 夜のナヴィリオ運河はライトアップされてフォトジェニック

古きよき風情が残るナヴィリオ運河周辺は、レストランやバー、クラブなどナイトスポットが集まるエリア。ディナーの前に食前酒とおつまみをいただくアペリティーヴォを楽しんだり、ライトアップされた運河沿いを散歩したり、夕暮れ時から夜にかけて地元の人々や観光客でにぎわいます。

ドゥオーモ周辺からは地下鉄やトラム1本で行くことができるので、ミラノに何日か滞在するならこのあたりに宿泊するのもよいでしょう。タイミングが合えば、毎月最終日曜に開催されるナヴィリオ・グランデ骨董市にも足を運んでみてください。家具や食器、美術品、高級ファッションブランドのヴィンテージものなど約300軒以上の骨董品販売業者や個人のコレクターが出店していて、海外のアンティーク市や蚤の市が好きという人にはもちろん、特に目当てのものがない人でも十分楽しめるはずです。

ナヴィリオ運河の詳細情報

名称
ナヴィリオ運河(Naviglio Grande)

【コラム】サッカー好きにはたまらない!ミラノならではの貴重な体験

©︎iStock 貴重な体験ができるサン・シーロ・スタジアムは、町の中心から地下鉄5号線で1本

冬季五輪の開会式が行われるサン・シーロ・スタジアムでは、スタジアムと博物館のガイド付き見学ツアーを行っています。博物館では選手のユニホームや記念品などの展示を見学後、スタジアムへ。ACミランとインテルのロッカールームやインタビューゾーン、グラウンドやチームのベンチなどを回るという貴重な体験ができます。ツアーの開催スケジュールや料金はサン・シーロ・スタジアムの公式サイトに掲載されているので、要チェック。

また、サッカーのシーズンは例年9月上旬~翌年5月頃。試合のチケットは各チームの公式サイトやVIVATICKETなどの専用プラットフォームで購入可能です。

サン・シーロ・スタジアムツアー 公式ページ
https://sansirostadium.com/museumtour/

基本情報

日本からのアクセス
日本からミラノ、マルペンサ空港まで直行便で約15時間。首都ローマからは高速列車で約3時間、飛行機で約1時間。
ベストシーズン
4~6月、9~11月
必要日数
4日~
宿泊最低予算
1部屋3万円~
物価
宿泊費が高く、特にファッションウイークや国際家具見本市の期間は3つ星ホテルでも1泊1室5万円前後はみておく必要がある。外食費も日本の1.5~2倍程度するが、切り売りピザやパスタなどのテイクアウト専門店やスーパーなどを利用すればリーズナブル。

推薦者:水野千尋(地球の歩き方イタリア編 編集担当)

トップへ戻る

TOP