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【新刊】『地球の歩き方 みちのく 福島 宮城 岩手 青森』発売!国内シリーズ初の東北エリア版
2025.2.20
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青森県の歩き方
青森県は、本州最北端に位置する自然と文化が息づくエリア。春の桜、夏の祭り、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々の美しい風景が楽しめる土地だ。青森といえば「ねぶた祭り」が有名だが、それだけではない。豊かな自然と独自の文化、風土が育んだ食べ物も魅力のひとつ。津軽海峡や八甲田山系、日本海に面する漁港があり、新鮮な海の幸と山の恵みが味わえるのも青森ならでは。さらに、神秘的な伝統行事や祭り、そして古代からの歴史を感じられるスポットも多く、訪れる人を魅了してやまない。観光地としては、青森市、弘前市、八戸市などが人気で、それぞれに特色が異なるが、どこも「青森らしさ」を感じさせる風土にあふれている。青森の土地を踏むとき、そこには都会の喧騒から離れ、心からの解放感が広がっている。そんな青森で、あなただけの素敵な旅のひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。
青森は雄大な自然が魅力。なかでも八甲田山や奥入瀬渓流は外せない。八甲田山では、四季折々の美しい景色が広がり、春には山桜、秋には紅葉、冬には雪景色と見どころが満載。特に冬のスノーモンスターと呼ばれる樹氷は、ほかではなかなか見られない幻想的な風景。春から秋にかけては、トレッキングやハイキングで絶景を堪能できる。さらに、奥入瀬渓流は清らかな水と緑豊かな自然が織り成す美しい渓谷で、散策道が整備されているため初心者でも楽しめる。静かな渓流の音と森の中の新鮮な空気に包まれる時間は、心を癒してくれること間違いない。
青森の夏といえば、圧巻の「青森ねぶた祭り」。この祭りは青森市の夏の風物詩で、毎年8月に開催される。約20もの大きな「ねぶた」が市内を練り歩き、地元民や観光客が一緒に踊り、叫び、盛り上がるのが特徴。色鮮やかで力強いねぶた人形は、迫力と美しさが混在し、観る者の心を鷲掴みにする。地元の人々が一体となって作り上げたエネルギーに満ちたこの祭りは、まさに青森の魂そのもの。祭りに訪れる際には、ぜひ「ハネト」という踊り手として参加してみよう。跳ねながら「ラッセラー、ラッセラー」と叫ぶ体験は、夏の思い出になること間違いなし。青森県内ではほかにも「弘前ねぷた」と「五所川原立佞武多(たちねぷた)」も有名で、三大ねぶたを見に多くの観光客が訪れる。
青森は温泉天国でもある。特に酸ヶ湯温泉の「千人風呂」は、青森ならではの伝統的な混浴大浴場で、その名の通り一度に大勢が入れる広さを誇る。湯治場としても有名で、地元の人々も愛用するこの温泉は、自然湧出の温泉に浸かりながら、八甲田山系の清々しい景色を堪能できる。さらに、浅虫温泉や大鰐温泉など、各地に異なる泉質や趣の温泉が点在しているため、自分に合った温泉を探す楽しみもある。長旅の疲れを癒し、青森の自然に浸りながら心も体もリフレッシュしてみてはいかがだろうか。
青森には、古代からの歴史を感じられるスポットが多く、縄文時代の遺跡である三内丸山遺跡はその代表格。ここでは、縄文人の生活を再現した展示や出土品を見学でき、数千年前の暮らしを間近に感じることができる。ほかにも、弘前城やその周辺の町並みは江戸時代の風情が残り、特に春の桜の季節は絶景が広がる。こうした歴史スポットを巡る旅は、単なる観光ではなく、長い時間を感じることができる特別な体験。現代と過去が交差するような感覚を味わうことで、青森の奥深さに触れられるはずだ。
青森といえば、津軽海峡や陸奥湾で獲れる新鮮な魚介類、名産のりんご、そして青森県産の日本酒が楽しめる。地元の市場では、ウニやホタテなどの海産物が並び、その場で味わえるのが嬉しい。青森のりんごは甘みと酸味のバランスが絶妙で、りんごジュースも絶品。また、日本酒は寒冷地ならではのキレのある味わいが特徴で、地酒をじっくり味わうのもおすすめだ。青森市内の市場や居酒屋では、新鮮な地元の味を堪能できる。
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