ルクセンブルクのおすすめスポット5選!中世の雰囲気残る町並みを楽しむ
2024.12.3
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ルクセンブルクの歩き方
ヨーロッパの中心に位置し、豊かな自然と歴史をもつルクセンブルク。かつて堅固な城砦都市として名をはせた首都のルクセンブルクは、世界遺産に登録された旧市街と近代的な都市景観が見事に調和した場所だ。また、ルクセンブルクには大自然に囲まれたエリアも豊富で、緑豊かな丘や深い渓谷、ロマンティックな古城が点在する。食文化も多彩で、多様な国の影響を受けたグルメを堪能できる。静かな時間を楽しみたい人にも、アクティブに観光を楽しみたい人にも、幅広い体験が叶うルクセンブルクは魅力的な旅行先といえるだろう。
ルクセンブルクの旧市街は、石畳の道や歴史的な建物が並び、中世の趣を感じることができる。城壁の上を散策するルートは町全体を見渡すことができるので、絶景を楽しむのに最適だ。旧市街の中心には、17世紀に建立されたノートルダム大聖堂、大公宮、ペトリュッス渓谷に架かるアドルフ橋など、見どころが満載。情緒あふれる町並みを楽しみたい。
豊かな自然に恵まれているのも特徴。なかでも東部のミュラータール地方は、丘が連なる地形がスイスを連想させることから「プチスイス(Patite-Suisse)」とも呼ばれ、ユネスコ世界ジオパークに登録されている。また、山あいをドライブし、途中で車を降りて、渓谷に沿って走る遊歩道を歩いて美しい自然を楽しんでみるのもおすすめ。ユニークな奇岩や絶景の渓谷、静かな滝などの大自然は、心を癒やしてくれるに違いない。
美食の国としても知られるルクセンブルクは、チョコレートの名店やミシュランで星を獲得したレストランも多い。地元のレストランでは、伝統的なルクセンブルク料理だけでなく、多様な国の影響を受けた料理が楽しめる。ベーコンや豆、野菜などがたっぷり入ったスープや、スパイスが効いたソーセージなどが定番。また、お肉のパテとワインのジュレを詰めたパテ・オ・リースリングという細長いパイ包みも地元の名物料理で、訪れたら食べてみてほしい。この地でしか味わえないひと皿を、存分に堪能しよう。
ワインの生産地としても有名で、東部に流れるモーゼル川沿いのエリアは古くからワイン造りが盛んなエリア。白ワインは、軽やかで甘い香りがする辛口が特徴だ。現地のワイナリーに足を運び、醸造過程を学んだりワインを味わったりしてみよう。生産量が限られているためあまり輸出されないルクセンブルクのワインを、ぜひ味わってみてほしい。
たくさんの古城があるのもルクセンブルクの魅力である。なかでも有名なのは、森のなかの丘に建ち、まるで絵本の世界から飛び出してきたような姿のヴィアンデン城だ。11~14世紀にかけて建てられ、現在は博物館として一般公開されている。当時使われていた家具や調度品などが展示されており、中世の暮らしを知ることができる。窓から一望できる町の風景も一見の価値あり。その他、ビューフォート城やクレルヴォー城など、歴史とロマンに満ちた城が多数点在している。