自然が創り出す驚愕の絶景!世界自然遺産を完全収録!旅気分を楽しみながら世界遺産を学ぼう
2022.1.17
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旅行・観光の基本情報
タンザニアの歩き方
タンザニアはアフリカ大陸の東部に位置する、壮大な自然と豊かな文化が魅力の国だ。広大なサバンナが広がるセレンゲティ国立公園は、年間を通じて多くの観光客が訪れる名所。世界的に有名なキリマンジャロ山もあり、登山愛好家にとっては一度は挑戦したい場所だろう。また、インド洋に浮かぶザンジバル島では、真っ白なビーチと透き通るような青い海が広がり、リゾート地としても人気が高い。タンザニアには約130以上もの民族が共存しており、それぞれが独自の文化を持つ。マサイ村日帰りツアーに参加してマサイ族と交流したり、スワヒリ文化の影響を受けた料理を試したりと、多様な文化体験が楽しめる点も見逃せない。ダルエスサラームやアルーシャなどの都市部では、活気に満ちたマーケットや伝統的なレストラン、おしゃれなカフェでのんびり過ごすこともできる。
タンザニアに訪れたなら、サファリツアーは外せないアクティビティだ。広大なセレンゲティ国立公園では、ライオンやゾウ、チーターといった「ビッグファイブ」を間近で観察できる。特に、雨季から乾季にかけての「グレート・マイグレーション」は必見。数百万頭ものヌーやシマウマが移動する姿は圧巻で、ほかでは見られない壮大な自然のドラマが展開される。地平線まで続くサバンナの景色と、そこに生きる動物たちの姿を目の当たりにすると、自然の偉大さに心を打たれること間違いなしだ。
インド洋に浮かぶザンジバル島は、まさに楽園のような場所。真っ白な砂浜と透き通るような青い海が広がるビーチは、リラックスした時間を過ごすのに最適だ。シュノーケリングやダイビングで色とりどりのサンゴ礁や魚たちと出合うのもいいし、夕暮れ時にビーチでのんびりと過ごす贅沢もまた格別。また、ザンジバル島は「スパイスアイランド」としても知られており、スパイスツアーに参加して新鮮な香辛料の香りを楽しむのもおすすめ。
タンザニア最大の都市、ダルエスサラームは活気に満ちたマーケットが魅力だ。カリヤコー市場は観光客だけでなく、地元の人々にも人気のマーケット。新鮮な魚介類や野菜、果物、手工芸品などがところ狭しと並び、地元の雰囲気を肌で感じることができる。また、マーケットでのショッピングだけでなく、スワヒリ文化が色濃く残るでの食事も見逃せない。現地の屋台でスパイシーなピラウや、風味豊かなニャマチョマ(串焼き肉)もぜひ味わってみてほしい。
タンザニアは約130の異なる民族が共存する国。マサイ族やハヅァ族など、伝統的な生活を続ける人々の村を訪れるツアーがあり、それぞれの民族の文化や習慣を深く知ることができる。またタンザニアの都市部では、スワヒリ文化の影響を受けた音楽やダンス、料理を楽しむことができる。アルーシャやダルエスサラームなどの都市で開催されるフェスティバルやアートギャラリーを巡って、タンザニアの現代文化にも触れてみよう。文化の多様性に富んだこの国で、旅の新たな視点を見つけてみてほしい。
登山好きであれば、キリマンジャロへの登山はタンザニア旅行のハイライトとなるだろう。標高5895mの頂上を目指す登山は、初心者でも挑戦可能なルートから、上級者向けのルートまで用意されている。山頂から望む朝日の美しさは言葉に尽くしがたく、その瞬間のために何日も歩いてきた価値を感じられるはずだ。途中、氷河や森林、砂漠といった多彩な景観を楽しめるのもキリマンジャロ登山の魅力のひとつだ。
タンザニア連合共和国
約94万5000平方キロメートル
約6550万人
ドドマ(法律上の首都。経済の中心はダルエスサラーム)
キリスト教とイスラム教がそれぞれ約40%。その他に土着宗教も根強く残っている。
スワヒリ語(国語)、英語(公用語)。英語は観光地や都市部ではほぼ問題なく通じるが、地方ではスワヒリ語が主流のため、簡単なスワヒリ語のフレーズを覚えておくと便利だ。
2024年9月現在、キゴマ州西部等ブルンジとの国境付近にレベル3(渡航中止勧告)、ムトワラ州にレベル2(不要不急の渡航中止勧告)の危険情報が発出されている。
直行便はなく、一般的にはドバイやアムステルダムなどを経由する。成田からダルエスサラームまでの所要時間は、乗り継ぎ時間を含めて18〜20時間前後だが、経由地によって大きく異なる。
南半球のため、季節は日本と逆になる。タンザニアは赤道に近く、1年を通じて温暖な気候が続く。地域によっては大きな気温差がある。例えば、キリマンジャロ山麓では朝晩の冷え込みが厳しいが、沿岸部のダルエスサラームやザンジバル島は高温多湿で過ごしやすい。3~5月の雨季には短期間で大量の雨が降ることがあるため、この時期の旅行には注意が必要だ。乾季は観光に最適な季節で、サファリや登山に最も向いている。
日本との時差は-6時間。サマータイムを実施していないため、年間を通してこの時差が適用される。
おもな祝日は以下の通り。
※上記のほか、イスラム暦によるイスラム教の祝日があるため事前に確認しよう。
タンザニアではチップの習慣があるが、サービス料が含まれている場合は必須ではない。気持ちとして渡すことが多い。
タンザニアの水道水は飲用に適していないため、飲料水は必ず市販のミネラルウォーターを購入すること。特に、長期滞在やアウトドア活動の際は、飲料水の確保が重要だ。
ほとんどの商品には18%の付加価値税(VAT)がかかっている。観光客が支払ったこの税金は、条件を満たせば一部が還付される場合がある。大きな買い物をした際には、レシートを保管し、空港で手続きを行うことをおすすめする。
タンザニアでは観光客を狙ったスリや置き引きが報告されている。特にダルエスサラームやアルーシャといった都市部では、夜間の外出や混雑した場所での警戒が必要だ。バッグは前に抱え、貴重品はホテルのセーフティボックスに預けることが望ましい。また、タクシーの利用時には、公式タクシーを選び、料金は交渉してから乗車するように心がけよう。
タンザニアでは、16歳未満の飲酒が禁止されている。また、アルコールが提供される店舗への立ち入りも禁止されている。