【2025年最新】アメリカの入国情報!ビザ申請や必要書類について解説

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2025年7月28日
公開日
2025年7月28日
©iStock

アメリカは日本からの観光客にとって人気の旅行先。この記事では、日本国籍を保有する旅行者に向けて、アメリカへの入国に必要な手続きについて詳しく解説します。スムーズな旅行を楽しむために、事前に必要な情報を確認しましょう。

AD

アメリカに到着してから入国するまでの流れ

©︎iStock

1.到着

飛行機がアメリカに到着したら、忘れ物がないように手荷物を持ち、案内に従って入国審査場(Immigration/Passport Control)へ向かいます。

2.入国審査

入国審査の窓口は、アメリカ国籍者(U.S. Citizens)、それ以外の国籍者(Non-U.S. Citizens)、MPC利用者(Mobile Passport Control)の3つのレーンに分かれています。

MPCとは、入国審査や税関申告に必要な情報をアプリで事前登録できるサービスで、ESTAを利用して渡米した回数が2回目以降であれば利用可能。現時点ではMPC利用者のレーンは比較的空いており、スムーズに入国できる手段のひとつです。ただし、MPCを利用する場合でも、ESTAの申請は必須のため注意してください。

MPCを利用しない場合は、それ以外の国籍者のレーンへ並び、パスポートを提出します。場合によっては、航空券のeチケットやESTAの控えの提示を求められることもあるので、手元に準備しておくとよいでしょう。パスポート提出後、渡航目的や滞在日数などについて英語で質問されます。以下は答え方の一例です。質問が終わると、指の指紋採取と顔写真の撮影が行われます。

  • 渡航目的:「Sightseeing(観光)」、「Business(仕事)」など
  • 滞在日数:「Five days(5日間)」、「One week(1週間)」など
  • 訪問回数:「First time(初めて)」、「Second time(2回目)」など
  • 宿泊先:宿泊するホテル名を回答。予約内容がわかる書類や画面を提示してもよい
  • 訪問先:訪問する予定の具体的な名称を回答。旅程表などを提示して説明するとよい

3.預け入れ荷物の受け取り

荷物受取ホール(Baggage Claim)で、預け入れ荷物を受け取ります。自分の利用した便名が表示されたターンテーブルに行き、荷物をピックアップします。もし荷物が出てこない場合は、搭乗地で受け取った手荷物引換証(クレームタグ)を近くにいる係員に見せて対応してもらいましょう。

4.税関

預け入れ荷物を受け取った後、出口付近に税関があります。申告するものがない人は「Non Declare」と書かれたレーンへ進み、申告するものがある人は「To Declare」と書かれたレーンへ進みます。

5.到着ロビー

税関を通過すると到着ロビーへ。公共交通機関やタクシーの乗り場へ向かい、空港から目的地へアクセス。

アメリカに入国するために必要なもの

1.パスポート

アメリカに入国する際はパスポートの提示が必要です。パスポートの有効残存期間は、アメリカ出国予定日から90日以上必要です。有効残存期間が少ない場合は事前に更新しておきましょう。なお、カナダやメキシコなどから陸路で入国する場合は、出入国カード(I‑94カード)の提出も必要です。

2.ESTA(電子渡航認証システム)

ESTA(Electronic System for Travel Authorization)は、アメリカが実施している電子渡航認証システムで、90日以内の短期滞在を目的とする渡航者が対象です。日本を含むビザ免除プログラム対象国の渡航者が、観光・ビジネス・乗り継ぎなどで渡米する場合、事前にESTAの申請・取得が必要となります。

申請はオンラインで行い、認証されると2年間有効。ESTAの申請が完了していないとアメリカへ入国できないため、日本出発の72時間前までに申請しましょう。ESTAの詳しい申請方法は、ESTA記入の手引きを参考にしてみてください。

3.税関申告と申告書類

税関に申告が必要なものを持っている場合、税関検査を受ける必要があります。税関審査場で申告書を記入し、カウンターで審査官に提出して検査を受けます。

なお、たばこの持ち込みは200本または葉巻100本までで、これを超えて持ち込む場合は税関で申告が必要です。その他、税関申告の対象となるものは事前にアメリカ税関のホームページで確認しましょう。

アメリカ旅行にビザの申請は必要?

日本国籍のパスポートを保有する者は、観光・商用目的での90日以内の滞在であればビザ免除プログラムを利用でき、ESTAを取得すればビザなしでアメリカに入国可能です。90日を超えて滞在する場合は、ビザが必要になります。

ビザに関しては変更になる可能性もありますので、念のため渡航前にアメリカ大使館などのホームページで最新情報を確認しておくことをおすすめします。

アメリカ旅行で注意すべきポイント

©︎iStock

1.事前に現地の安全情報と緊急連絡先を把握する

現地の安全情報を確認しておくため、事前にたびレジに登録したり、緊急時に備えて在アメリカ合衆国日本国大使館の連絡先を把握したりしておくと安心です。大使館は、パスポートの紛失や盗難、病気や事故などの緊急事態に対応してくれます。

2.事前に持ち込み禁止のものをチェックする

アメリカでは、果物や肉・肉加工品、ベビー用粉ミルクを除く乳製品などの持ち込みは原則として禁止されています。また、アルコールやたばこは免税の限度枠があるので、持ち込む際は注意が必要です。持ち込み禁止品については、事前にアメリカ税関のホームページで確認しておきましょう。

3.滞在中はパスポートを常に携帯する

アメリカ滞在中はパスポートを常に携帯し、身分証明書として使用できるようにしておきましょう。

アメリカ旅行に必要な手続きでよくある質問

Q
アメリカに入国する際、事前にビザの申請が必要?
A
2025年7月現在、日本国籍のパスポートを保有する者は、観光・商用目的で90日以内の滞在であればビザ免除プログラムを利用でき、ESTA(電子渡航認証システム)を取得すればビザなしでアメリカに入国可能です。90日を超えて滞在する場合は、ビザが必要になります。
Q
ESTAは日本人も申請対象?
A
ESTAは日本人も申請対象です。ESTAとは、アメリカが実施している電子渡航認証システムで、日本を含むビザ免除プログラム対象国の渡航者が、観光・ビジネス・乗り継ぎなどの目的で90日以内の短期滞在をする場合に申請が必要。ESTAの登録が完了していないとアメリカへ入国できないため、日本出発の72時間前までに申請しましょう。
Q
出入国カードは必要?
A
2025年7月現在、飛行機で入国する場合は、出入国カード(I‑94カード)の提出は不要です。
Q
パスポートの有効残存期間はどれくらい必要?
A
アメリカに入国する時点で、滞在期間+90日以上の有効残存期間が必要です。
Q
アメリカにたばこは持ち込みできる?
A
たばこの持ち込みは200本または葉巻100本までなら持ち込み可能で、これを超えて持ち込む場合は税関で申告が必要です。
Q
アメリカにお酒は持ち込みできる?
A
酒類は1Lまで免税で持ち込み可能。また、21歳未満はアルコールの持ち込み自体が禁止されています。

まとめ

アメリカ旅行を計画している旅行者にとって、ビザや入国手続きの情報は重要です。この記事で紹介したポイントを参考に、必要な手続きを事前に確認し、スムーズな旅行を楽しんでください。

トップへ戻る

TOP