
「Guide of the Year 2024」表彰の様子
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「Guide of the Year」とは、訪日外国人旅行者向けの優れた通訳ガイドを表彰し、ガイド業界の発展と観光産業の活性化を目指す取り組みです。このたび、「Guide of the Year 2026」の募集を開始しました! 今回は、日本国内の各地域に根ざして地元の魅力を発信するローカルガイドを募集。自薦に加え、関係者からの推薦応募も受け付けます。
「地球の歩き方」は、1979年の創刊以来、旅の情報メディアとして常に旅行者を支えてきました。海外渡航情報はもちろん、2009年からは訪日外国人向けの情報発信にも注力しています。
訪日外国人旅行者(インバウンド)は、日本政府が2030年に訪日外国人客数6000万人という目標を掲げているように、今後さらなる発展が期待されるマーケットです。2024年以降、急激に需要が拡大し、ニーズはより高度化・多様化してきています。とくに単なる観光旅行ではなく、「高付加価値旅行」といわれる、旅を通じての発見や学び、あるいは人生観が変わるような特別な体験を求める旅行者が増加しています。
しかしながら、外国人旅行者を受け入れるうえで不可欠な存在であるインバウンドガイドは、量・質の両面で人材不足が続いています。こうした背景を踏まえ、地球の歩き方総合研究所では2023年より、ガイド業の現状を調査するととともに、業界関係者・有識者の方々を招聘し協議会を設置、課題解決の検討を重ねてきました。
その一環として「Guide of the Year」という表彰活動をスタート。志をもってガイド業に取り組み、旅行者・関係者からも高い評価を得ている方々にスポットライトを当て、その姿勢と活動を広く発信することで、ガイドという仕事の価値を社会に伝えていきたいと考えています。
今回は、より多様なガイドの活躍を促進するため、「ローカルガイド」に焦点を当てます。ここでの「ローカルガイド」とは、特定の地域に精通し、その魅力を英語で伝えるガイドを指します。ガイド業をとおして地域資源を活用した体験型観光コンテンツの価値を高める重要な役割を果たしています。
ガイドとしての経験年数や活動規模は問いません。自分のガイディングに信念をもっている方、地域を盛り上げたいという想いをもつ方、これからもっと羽ばたいていきたい方、ぜひこの機会にご応募ください。
「Guide of the Year」は、特筆すべきガイドの方々の活躍や貢献を広く周知し、それをきっかけに訪日外国人を顧客としたガイドが憧れの職業となり、日本にガイド文化が根付く土台づくりになることを目指しています。
審査にあたっては、業界有識者の方々にお願いし、的確な語学力や伝達力はもとより、顧客との関係構築力、旅をより魅力的なものにするストーリーテリング力、旅を通して得られる気づきや行動変容へと顧客を誘導する力、あるいは臨機応変な問題解決力や柔軟な対応力、そして何よりも人間的な魅力を重視し、総合的に審査を進めていきます。
なお、この審査は何らかの資格を付与したりランク付けを行なったりするものではありません。応募にあたっては自薦・他薦を問いません。上記の課題認識と本活動の趣旨にご賛同いただける皆様からご応募いただきたく、ぜひご協力をお願いいたします。
受賞された特筆すべきガイド活動を広く内外に顕彰いたします。
副賞は、地球の歩き方シリーズ書籍を予定(複数冊)
地球の歩き方は、国内はもちろん、世界の観光業の発展に寄与することを目的として、「地球の歩き方総合研究所」(以後、総研)を通じて、日本を取り巻くインバウンド市場や国際交流を通して地域の活性化に貢献できる活動を目指しております。おもな活動内容は以下の通り。
DMO:観光地域づくり法人。地域の多様な関係者を巻き込みつつ、科学的アプローチを取り入れた観光地域づくりの司令塔となる法人(Destination Management Organization)