キーワードで検索
これは珍しい!
殻付きクラムのクラムチャウダー☆
フェリービル内にある "Hog Islad Oyster Co(ホグアイランドオイスター)" 昨年リニューアルオープンしてお店も広くなって少しゆったりした空間になった。 ここのクラムチャウダー($14)は殻付きのアサリを使用、養殖所ならできる贅沢な使い方でたっぷり、一人前を二つに分けてもらった。
サンフランシスコで有名なスープと言えば何と言っても『Clam Chowder(クラムチャウダー)』 各レストランで必ずと言っていいほど目にするメニューだし、ブレッドボウルと言えばサワードウブレッドに入ったクラムチャウダーの事。 シーフードレストランでは、シグネチャーディッシュになっている事も多い。 要するに「当店のが一番さ!」と自慢料理になっている。 それほど地元では愛されているスープなんだけど、歴史の浅い西海岸、悲しいかな生まれた所は東海岸のニューイングランド地方。 ボストン辺りのフランス人の大鍋料理から始まったと言われている。 Chowderは "Chaudiere・大釜" のフランス語からきている説が有力。
実は「アメリカ人でも失敗しないほど簡単」と言われているスープ。 作り方ざっくり紹介すと、クラム(ハマグリ)の剥き身とサイの目切りの玉ねぎ、じゃがいも‥ この3つは必須食材、必ず使いましょ! これらをバターで軽く炒める。 次がポイントとなる作業で、炒めた具に小麦粉を少しずつ加え粉っぽさがなくなるまで炒める‥‥。 こちらでの小麦粉は一般的にAll-purpouse(オールパーパス・中力粉)が出回ってるので、薄力粉に比べるともったりした感じなる、もしCake Flour(薄力粉)があったらそれを使うといい。 そして牛乳投入! 全体がクリーム状になるまで弱火でのばしていき、塩コショウで味を整える☆ 野菜はセロリ、にんじん、ベーコンが入っていたりする。
クリームシチューのようクラムチャウダーがいわゆるニューイングランド風チャウダー。 ただ、チャウダー好きの方は、マンハッタン風もあるではないか!と指摘されよう。 こちらはサッパリと牛乳の代わりにブイヨン/コンソメで煮てトマトピューレとざく切りトマトで仕上げる。 また、マイナーリーグ的にお吸い物仕立てのクラムチャウダーも存在する。 ハマグリの洋風お吸い物という案外日本人には受けちゃうタイプかもしれないね。 ひな祭りの頃にでも作ってみよう‥。
それでも手間暇がかかるとお嘆きの方に、さすがアメリカ簡単手軽な方法で "缶詰" がある。
《Trader Joe's(トレジョ)》
"PILGRIM JOE'S(ピルグリム・ジョー)" ですよ。
ピルグリムって巡礼者、移住者の意味でアメリカ大陸に宗教な自由を求めて最初にやってきた人達、ニューイングランド地方に住んでいた。
ご存知トレジョで$1.49で売っている濃縮クラムチャウダー缶詰。 缶詰コーナーのあまり目立たないところにある。 小鍋に缶詰を全部入れて牛乳を1カップ(250CC)を合わせかき混ぜながら弱火でゆっくり温めるだけ。 ひょっとしてミルク代の方がかかっちゃうかもね。
(お題:スープ)