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小春日和。
デ・ヤング美術館で開催中のポスト印象派の展覧会に行ってきました。
この展覧会は、日本でも行われ大変好評だったようです。
入場整理券をもらって、地階の会場へ、小学生達がプリントを持って数班に分かれ、引率の先生と一緒に見学。 いくつか課題の作品があるようで、一所懸命書き込んでいました。 セキュリティーの方、子供達が近づくと少し目つきが厳しくなってしまいますが、良い子達でも "万が一" がありますから。
でも本当は、パリに行かなきゃ観られない作品を校外学習で来られるのですから、素晴らしい教育環境です。
印象派の展覧会は、華やかな雰囲気でしたが、ポスト印象派となると、作風が多種多様で、かなりどっしりとした絵画あり、ダークな色合いの絵画あり、デフォルメ風の作品もありました。
ピカソの作品もありました。 有名どころ前は、大勢の人が立ち止まり、感想を述べ合っています。 その横で理解しているようなふりで見て回っている私。
『ネオ印象派』 と聞きなれないコーナーがあり、ユニークな点描写。 何かが違うような気がする。 少し長い "点" で描いている絵の前で、課題のレポートにコメントを書いている小学生。 この子達の素直な目で見ると、相違も理解,感じる事できるんでしょうねぇ。
出口付近に1899年スイスの画家さんの作品 『ディナー』 という絵がありました。
ランプの下で丸いテーブルに白地に赤いストライプのクロス。 右側、正面に女性、手前と左側に男性、4人で夕食の様子。 プレートの右にナイフ、左にフォークは、配置の問題はないけど、女性の前に顔が隠れるほどの高さの植物が置いてあります。
「これでは、お料理が取れません。」 "王様のレストラン" の千石さんに指摘されそう。 よく見てみると、透明のデキャンタ、ワインボトルが3本 → すっきりなで肩アルザス系、ポートワイン風のぽってりした物、ボトルの口の形からスパークリングワインのボトルも描かれていました。
多分かなり酔っぱらっている様子‥‥。 でもなくスマした顔。 かなり飲んベェ達の夕食と思われる。
これが、私の絵の見方。
この展覧会は、来年1月18日まで開催です。
<花の温室>
今が一番日が短い頃、昼下がりとは言え、こんなに影が長くなっています。