キーワードで検索
フランス・オルセー美術館から絵画が、沢山やって来ました。 場所は、ゴールデンゲートパーク内、デ・ヤング美術館。 オルセー美術館が1986年にオープンして今回改装工事の関係で、印象派、後期印象派の絵画展を2回に分けて開催です。 北米で、唯一の開催場所となります。
印象派の絵画は、様々な形でいろいろな場所で見かけます。 何といっても色使いがきれいで明るく、何を描いているか理解しやすいので、大好きなのですが、印象派とは何なのでしょう、調べてみると。
19世紀後半、フランスからアメリカ、日本に普及した芸術活動で、1874年、複数の画家による私的な個展から始まった。 その始まりは‥
ある絵描きさんが、一般のモデルさんのスッポンポンの絵 ”裸婦” を描きました。 当時、聖書や神話の中での裸婦像が一般的だったのが、目からウロコ! カウンターカルチャー的作品が表れました。 当然、主流派は、非難囂々。 しかし、賛同の声もあがり、反主流派が、自分たちの作品を発表しようとなった訳です。 →政治の話みたい。
”印象派” という呼び方は、その個展でモネの作品名からつきました。
また、ほぼ同時期に1867年、パリ万博。 日本が初めて参加した万博です。 日本の工芸品が大変人気を呼び、印象派の方達に強い影響を与えました。 →骨董好きの方には有名な話。
夏休み中でもあり、この展覧会、とにかく大盛況です。 時折、入場制限として、30分毎の入場時間付き券になっています。 待っている間は、常設展示を見学したり、中庭見ながらカフェでお茶を飲んだりするといいですよ。 私は、30分待ちでしたが、午前中は、比較的空いているそうです。
『ビーナスの誕生』から始まり、『笛を吹く少年』『ゆりかご』『バテニョールのアトリエ』『ダンス教室』『サンラザール駅』『モントギュエル通り、1878年6月30日の祭典』『グレイと黒、、母の肖像』『ブランコ』etc‥ しっかり数えてないけど百点以上展示。 モネ、ルノアール、マネ、ドガといった画家を含め36名のアーティスト。
この頃の絵画は、大変人気があるので、見た事のある、聞いた事のある作品がいっぱいあります。 絵の特徴からも、会場全体が明るく、華やかな雰囲気です。 とても心地よい展覧会です。
『印象派の始まり、オルセー美術館からの名作展』が、9月6日まで開催。
『バン・ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ等後期印象派展(オルセー美術館より)』が、9月25日〜2011年1月18日まで開催予定。
今回は、展示されている絵画の ”絵葉書の本” を買いました。 9ドル95セント。
次回は、9月末、後期印象派展に行ってみよう。
リージョン・オブ・オナー美術館でも『パリの印象派』の展覧会が、9月26日まで開催中。
「デ・ヤング美術館」公式サイト(英語)
http://www.deyoungmuseum.org/