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ネパールトレッキング、ポーターの荷物の運び方

春日山 紀子

春日山 紀子

ネパール特派員

更新日
2015年3月29日
公開日
2015年3月29日
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ネパールのトレッキングで荷物を持ってくれる「ポーター」。

ポーター一人当たり20㎏程度までを持ってもらうことができます。

そこでお客様からよくあるのが「ポーターに預ける荷物はどのようにして準備すればよいですか?」「リュックに入れる必要がありますか?」というご質問。

いいえ、必ずしも、リュックに入れた荷物を預ける必要はありません。ポーターは、お預かりした荷物がそのまま背負える状態であれば背負うこともありますが、多くは、「ドコ」と呼ばれる竹籠に「ナムロ」と呼ばれる輪状の縄をまわし、それをおでこに引っかけて運びます。

または、荷物自体に縄を巻き付け、それをおでこに引っかけて運ぶことも。

肩で背負うよりも、おでこに引っかける方が重い荷物をバランスよく運べ楽なのだそうです。高地へ食料などの物資を運ぶポーターは、この方法で100㎏近く運ぶ者もいます。

以上4枚の写真は、以前、エベレスト方面チュクン先にある氷河湖の研究のため、チュクンに4か月滞在された研究者さんのため、大量の機材を運んだ時のポーターたちの様子。

荷物の種類によっては、ゾッキョと呼ばれる高山動物に運ばせることもあります。写真向かって左・半分ほど写っているのは、撮影機材を運んでいるゾッキョ。右に写っているのは、高地のロッジへ食料を運んでいるゾッキョです。

余談ですが、ネパール国内線の預け荷物重量制限は通常は20㎏まで。しかし、ルクラやジョムソンなど山岳地帯へ向かうフライトでは15㎏制限となっています。

さらに、秋のトレッキングシーズンで常に山岳便が常に満席になるような時期には、さらに重量制限がかかり、預け荷物一人10kgまでとなることも。

超過料金自体はそれほど高くはなく、1㎏あたり120ルピー(約150円)程度。しかし、超過分は、別便扱いとなってしまうことがよくあります。自分はトレッキング玄関口まで飛べたのに、その後急に天気が悪変し、超過分荷物が載っている便が欠航となり、トレッキングを始められない!というようなことも時々ありますので、ご注意を。

トレッキングに不要な荷物は、市内のホテルではどこも無料で預かってくれますので、なるべく身軽にして出かけるのがよいですね。

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