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少し前のことになりますが、4月に、2歳8カ月の幼児連れでゴレパニ、プーンヒルトレッキングをしてきました。
全行程歩ける年齢ではないので、ポーターに運んでもらうことを前提として。
背負子などの運び道具がなかったので、急きょ、バギーごと運んでもらうことに。
ところで、私のトレッキング会社では、子供連れご家族の手配をさせていただくこともよくあります。
トレッキング手配での最少年齢は6歳。ナムチェバザールやシャンボチェトレッキングへ。
約4000m地点まで歩くこのコース、高山病になる方もいらっしゃるのですが、6歳のお子さん、高山病の症状が出ることもなく、すべて自分で歩き通したそうです。
ゴレパニ、プーンヒル方面では、8歳のお子様を含むご家族の手配をさせていただいたこともあります。こちらも、自分で歩き通せたそうです。
ガイドたちに聞くと、ゴレパニ、プーンヒル方面は、標高もそれほど高くなく、高山病になる心配も少ないためか、小さな子連れでトレッキングをしている外国人もけっこうみかけるとのこと。
途中急な登りが続き、大人でもヒーヒー言いながら登る場所(ティルケドゥンガ~ウレリ間、大人の足で約1.5時間程)もありますが、6~7歳以上であれば、子供とはいっても案外一人で歩けてしまうのかもしれませんね。
しかし、全行程歩くには少々きつい幼児の場合は、親が運ぶか、ポーターに運んでもらうか、のどちらかの方法をとる必要があります。
背負子があれば言うことなしですが、カトマンズ、ポカラのトレッキング備品レンタルショップをいくつかあたってみたのですが、背負子をレンタルしている店は見つけられませんでしたので、あらかじめ用意しておく必要がありそうです。
しかし、用意できない場合は、ドコと呼ばれる竹かごに手を加えて背負子を作り、これに乗せることもできます。
↓ ドコで運ばれる欧米人トレッカーの子供
↓ 歩けない地元のおばあさんも、こうやって背負われて移動します。
このほか、現地の人がするように、ショールなどの大きな布で子供をおぶって運ぶことも可能ですが、何時間もポーターの背中に密着していなくてはいけないので、子供にとってもつらそうですね。
私の場合、先述のとおり、バギーのフレームに縄を一周させ、ポーターに担いでもらいました。
程良くリクライニングもあり、日よけもあり、遮るものなく景色を堪能でき、うしろを歩く人たちと話すこともでき、子供にとってはとても快適だったようです。
ただし、バギーには、「子供を乗せたまま持ち上げてはいけない」というような注意書きがありますので、安全性を考えると本当はいけないことなのでしょうが、自己責任ということで。
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参考までに、トレッキングではなく、観光旅行では、0歳児を含むご家族にご利用いただいたこともあります。
かくいう私も、今回の2歳8ヶ月児がまだ生後3ヶ月の乳飲み子だったとき、仕事の都合で、ダンプスに連泊したことがあります。トレッキングではなくすべて車両移動でしたが。
日本と比べると不衛生な国ですので、親が慣れていないと、乳幼児連れの旅行はあまりお勧めはできませんが、抵抗力がついてからのお子さんであれば、子連れトレッキングや旅行、けっこう楽しめるかもしれませんね。