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10月8日午前7時半頃、ルクラ空港周辺に、カトマンズ発イエティエアラインの第3番機が墜落、外国人トレッカーを含む乗客乗員18名が死亡する事故がありました。(飛行機は約20人乗りの小型機。パイロット1人は生存)
ルクラ空港は標高約2800m、エベレスト方面トレッキング(ナムチェバザール、カラパタール、ゴーキョピークなどのトレッキング)の発着地点となる場所です。
数社の運航がある中、イエティエアは日本人にも人気の高い航空会社です。今回、日本人の乗客がいなかったのが、不幸中の幸いといえます。
周辺を3000m以上の山々に囲まれたこの空港は、視界が開けないと山に激突する恐れがある危険な空港です。事故発生時も、霧が立ち込めたり晴れたりと、不安定な天候が続いていたといいます。
山の天気は変わりやすいものです。カトマンズ出発時にはルクラ周辺の視界が開けており、ルクラ空港着陸OKサインが出ていても、ルクラへ向かうわずか20分ほどの間に、急に霧が立ち込め、視界が悪くなることなどもあります。
このような時には、ルクラ上空まで到着していても、着陸をあきらめカトマンズに引き返すこともよくあります。
トレッキングシーズンに入り、連日この路線は満席が続いています。このブログをご覧の方でも、これからルクラへ向かう予定の方もいらっしゃることでしょう。
トレッキングを前に不安が増してしまったかもしれませんが、自分で注意して防げるような事故ではないことがもどかしい限りです。
* ルクラ空港関連記事については、私の個人ブログに掲載しています。ご参照ください。