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日本にはない”4DX”の映画館Cinema City

武田 信晃

武田 信晃

香港特派員

更新日
2015年4月29日
公開日
2015年4月29日
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『アバター』の大ヒット以降、映画の世界では3Dが上映されるようになりましたが、読者の方は4DXという映画館をご存知でしょうか? 3Dからさらに進化した映画館で、日本にはまだありませんが、世界に通用する映画製作を誇る香港に導入されました。

場内は典型的なシネコン

場所は、若者が集まる旺角(Mong Kok)地区にある大型ショッピングモールランガムプレイスにあり"Cinema City"という名前です。具体的に4DXとはどんな映画館かといいますと3Dの立体感だけではなく、水、煙、霧、匂いが映像に合わせて発生します。さらに驚かされるのは座席も同じく映像と同調して動く点です。これはもうちょっとしたテーマパークのアトラクションです。東京ディズニーランドでいえば、無くなってしまった「キャプテンEO」の進化版と想像してもらえればいいでしょう。これが2時間も続くので、非常に楽しいこと間違いありません。座席間のピッチも広く他人が遅れて映画館に入って来るとちょっと立たなければいけないことがありますが、その必要はありません。

4DXのシートは座席の下が動くようになっています

値段は上映時間や種類にもよりますが、基本的に168香港ドルか198香港ドルです。ちょっと高めですが新しい体験であることは言うまでもありません。ポップコーンは塩味、キャラメル味の2種類のレギュラーの味のほか、週替わりで新しい味を楽しむことができます。また100ドルのデポジットを入れれば携帯電話のチャージャーを貸し出してくれるというサービスもあります。スマートフォンが普及して電池の持ちが話題となっていますが、携帯を使用しない映画館鑑賞中に充電というのはうれしいサービスですね。

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